デザイン思考を理解するワークショップを社内で開催
ライター:株式会社ネオマーケティング
公開日:2019年11月29日
| 更新日:2024年10月08日
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カテゴリー:
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マーケティングリサーチ
デザイン思考をビジネスに取り入れる企業が少しずつ増えてきている中、デザイン思考の活用の幅はますます広がっているように思えます。
先日ネオマーケティングでは若手社員を中心に、デザイン思考を用いた社内研修を行いました。
研修のテーマは「3年後のネオマーケティングを自由に思い描こう!」。
今回はその社員研修の様子をご紹介します。
今回の社内研修の目的・概要
今回デザイン思考を用いたワークショップを社内研修として行うことには、大きく3つの目的がありました。
1つ目は、社内の若手社員がどのように会社のことを思っているのか知りたい、という
現場の管理職の関心がありました。
会社の将来について意見を出し合う中で、彼らの思いを知りたいという思いがありました。
2つ目は、将来を担う若手社員に会社のこれからをじっくり考えてもらうことで、意識の統一を図ることでした。
日々の仕事に追われ別々の目標を追っているうちに、いつの間にか部署間での利害関係が発生し、
別の方向を向いてしまうことがありました。
そこで一度立ち止まって、改めて振り返る機会を確保したかったのです。
3つ目は、自身のキャリアについて、真剣に向き合ってもらう機会を会社として用意したかったという思いがあります。
将来を考えるうえで、自分がこの会社で何をやっていきたいのか。
普段の業務から離れたところで、振り返って欲しかったのです。
社内研修の内容
■アイスブレイクを兼ねたチームビルディング
ワークショップでは、何より意見を出しやすい雰囲気が必要です。
雰囲気づくりができていなければ、コミュニケーションは生まれにくく、
結果アウトプットの質が下がってしまいます。
そのため、まずは緊張をほぐしてチームメンバーとの協力姿勢を培うために、アイスブレイクを行います。
今回のアイスブレイクは、有名な「マシュマロ・チャレンジ」でした。
マシュマロ・チャレンジは、パスタ、テープ、紐、マシュマロを使って、
制限時間内にできるだけ高いタワーを作る、という単純なゲーム。
パスタの本数、テープの長さ、時間等、様々な制約の中で行うゲームは、予想以上に難しかったようで、大いに盛り上がりました。
■右脳的思考になるための、レゴ遊び
次は出されるお題について、自由にレゴで創作する、というものです。
デザイン思考とレゴ、この2つはとても相性がいいと言われています。
デザイン思考では実際に手を動かしながら、頭の中のイメージを形にしてわかりやすく伝えることが重要です。
通常はイラストや図を描きますが、まずはレゴを組み合わせてみる、作ってみるということを通して、
とにかく発想を自由に、数多く生みだす、というデザイン思考のアタマに切り替えていきます。
ワークショップ
■3年後の未来の生活を自由に発想してみる
アタマが柔らかくなったところで、いよいよ本格的なワークショップに入っていきます。
まずはネオマーケティングについて考える前に、3年後の社会全体がどうなるかを考えていきました。
技術的な変化を起点として、人々の生活環境、仕事、食べ物、医療など様々な意見が飛び出しました。
技術の進歩や環境の変化によって、人々の生活はどのように変わっていくのか。
そして企業はどのように変わっていくのか。
3年後という近い未来だからこそ、より具体的に想像することができました。
■3年後のマーケティングを自由に発想してみる
グループで自由に出し合った3年後の社会を基に、今度は企業のマーケティング活動はどうなるのか、
そしてマーケティングリサーチはどうなるのか、ということについて意見を出し合いました。
それぞれの今の職種・立場によって全く異なる視点からの意見が飛び出すため、お互いの普段の仕事への興味、
そして意見交換の重要性について、実感する機会となりました。
■3年後の未来の生活を自由に発想してみる
最後に3年後のネオマーケティングはどうなっているのか、どうしていきたいのか、ということについて、ワークショップを行いました。
3年後の社会、マーケティングについてはチーム間で共通する部分もありましたが、
ここではグループの個性が色濃く出るワークショップとなりました。
社内の関係性強化を行い連携を強めていこうというチーム。
お客様にご提供できるマーケティングソリューションを増やしていこうというチーム。
消費者のインサイトを徹底的に深堀していこうというチーム。
より多くのお客さまのお役に立てるようになろうというチーム。
参加者全員にとってこれからの仕事の取組み方、社内でのコミュニケーションの仕方など、改めて考えなおす機会となったようです。
プレゼンテーション
3年後のネオマーケティングについて、チームで1つの形としたものをプレゼンテーションをします。
プレゼンテーションの際には、他のチームのアウトプットに驚きの声や笑いの声が生まれ、
終始暖かい雰囲気の中で行うことができました。
デザイン思考では、あらゆる意見を受け入れる、許容する姿勢が重要です。
発想する段階と評価をする段階で、切り分けて考えることが求められます。
今回の研修を経て
社内研修にデザイン思考を取り入れることで、研修を「自分事」とすることができました。
同じ会社にいるとはいえ、普段一緒に仕事をしていなければそこまで深く関わることはありません。
今回はお互いの立場・役割を超えて自由闊達に意見を交わすことができました。
今後もデザイン思考を活用した社内の様子をご紹介していきます。
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