ChatGPTを活用したマーケティングリサーチの実践～第三回～

プロンプトの重要性

ChatGPTとの対話において、プロンプト（質問や指示）は非常に重要です。プロンプトは、ChatGPTがどのように反応するかを大きく左右します。明確で具体的なプロンプトを提供することで、より有用で正確な結果を得ることができます。単に指示・命令するだけではダメ。特に重要なのは「どんな人なのか、どんな役割を担っているのか」といった人物像を明確にすることです。

①英語版 vs 日本語版

日本語の方が意味は伝わりそうなので、日本語で問題なさそうです。

②命令者の指定なし vs 指定あり

※命令だけよりも、「誰が」命令するのかを明確にする方がよさそうです。

③命令者の指定あり ＋ 役割・成果

※「誰が」に役割と成果を与える方が格段によくなります

プラグインの有効活用がカギ

ChatGPTは特定のタスクを効率的に実行するプラグインと連携できます。
例えば、「Link Reader」はウェブページの内容を読み取り、「Show Me」は複雑な概念を視覚的に説明するための図を作成します。
これらのプラグインを適切、効果的に活用することで、ChatGPTの能力を最大限に引き出すことができます。特に「WebPilot」はゲームチェンジャーともいえるほど最強のプラグインのひとつです。

プラグイン「Prompt Perfect」のあり・なしの違い

「Prompt Perfect」は、プロンプトを最適化するためのプラグインです。このプラグインがあると、プロンプトが自動的に改善され、ChatGPTがより適切な回答を提供する可能性が高まります。プラグインがない場合、自分でプロンプトを最適化する必要があります。

▼どこを修正したのか確認してみる▼

おすすめのプラグイン、おすすめのChrome拡張機能、便利なAIツール

これらのツールを、特徴、使い方、マーケティングリサーチ業務における活用方法について、
それぞれ表にまとめてみました。

●おすすめプラグイン

WebPilotとShowMeの組み合わせはおススメ

●おすすめ Chrome 拡張機能

※Perplexity、DeepL翻訳、Monicaは特におススメ

●おすすめ AIツール

※上記以外にもおススメはありますが、多すぎて書ききれませんので一部のみご紹介いたします。

プラグインも、拡張機能もAIツールも、ものすごい勢いで日々増え続けています。
✓「何ができるか」で探すのではなく、「したいこと」軸で探して使ってみるようにしましょう。
　どんなツールがあるのか？ではなく、イマしたいことが実現できるツールはないか？
✓情報のアンテナを張っていないとあっという間に取り残されてしまいます。
　使えるか考える前に、使ってみましょう。

●番外編

やりたいことが明確にある場合は、下記を活用しましょう。

・やりたいことができるプラグインを教えてくれる

プラグイン「PlugFinder」、「Pluginpedia」2種類ありますが、それぞれ回答が異なるので、組み合わせて聞いてみるとよいかもしれません。

・やりたいことができるAIツールを教えてくれる

まとめ

2023年はまさにAI元年です。ChatGPTの衝撃は序章にすぎないともいわれております。
今後、Microsoft Copilotが日本に上陸したら、今以上に社会は大きく変わるでしょう。
しかし、それよりももっと早く激震が走りそうなのが「Code Interpreter」というChatGPTのプラグインです。これはまだ一部のユーザーにしか公開されていませんが、一般公開されたら、、、価値を出しにくい業務が多くでるでしょう。
ChatGPTのどのプラグインよりも、AutoGPTよりも衝撃は大きいものとなると思います。
とにもかくにも、これから最も必要なのは、変化への適応力、柔軟性だと確信しています。
自分の仕事のどこに価値を出していくか、出していけそうか
これは待ったなしで全員が考えなければいけないことでしょう。

ネオマーケティングでは、生成AIのどの業務になにをどう活用できるか、積極的に研究して参ります。