もりや産業株式会社 ソリューション本部プロモーション部 籠橋 尚大様
設立:1966年12月(創業: 1960年10月)
事業内容:包装・物流・環境関連資材の販売のほか、機器・システム販売およびオリジナル商品企画・開発を行う専門商社
従業員数:144名
課題:
新規顧客の流入経路のほとんどを自社ホームページに依存。新たな流入経路の確保や認知拡大をする必要があった。
導入サービス:
2021年からGoogleとMetaへの広告配信を開始。広告戦略設計/広告運用・改善をネオマーケティングが支援
結果:
月次定例でのレポーティングや、細かなPDCAを重ね、2025年度には広告経由での問い合わせ総数が前年比で約170%アップ。なかでも新規お問い合わせは180件を獲得し、2026年度はさらにその約2倍の問い合わせ件数を見込む。
包装・物流・環境分野の資材や機器を取り扱う専門商社、もりや産業株式会社様に、2021年よりウェブ広告の運用をサポート。広告戦略の設計から運用・改善まで一貫して担当しました。商材ごとにターゲットを細かく設定し、クリエイティブや配信内容を継続的に最適化した結果、広告経由で年間約180件の新規引き合いを獲得。問い合わせ数の増加と獲得単価の改善につながりました。
今回のプロジェクトの背景や取り組みについて、もりや産業株式会社ソリューション本部プロモーション部の籠橋様に伺いました。
包装・物流・環境のソリューション企業

——まずは、もりや産業様の業務内容について教えてください。
籠橋様 弊社は卸売業として、主に包装資材の販売を行っております。いわゆるプチプチなどの緩衝材から電車車両を海外輸送するための梱包養生、さらには物流シーンで使われるマテハン機器まで、取り扱う商材はサイズもジャンルも多岐にわたります。
また、単に製品を販売するだけでなく、包装・物流・環境の領域でお客様が抱えている問題や、まだ表面化していないニーズを掘り下げて、最適な解決策をご提案するソリューション営業にも力を入れています。
——籠橋様の所属と業務内容を教えてください。
籠橋様 私が在籍しているのは、ソリューション本部プロモーション部です。業務は幅広いのですが、メインの一つがウェブマーケティングです。「お得意様」になっていただく前の段階、潜在客から見込み客、取引に至るまでのそのきっかけづくりを担っています。
具体的には、「お役立ち情報」など自社のホームページのコンテンツづくりや、メルマガの設計などです。SEO対策も力を入れていて、キーワード選定や検索ボリュームの調査を行い、AIも活用しながら記事構成の設計や LP制作まで一貫して担当しています。
新規顧客創出の新たな経路としてウェブ広告を展開

——2021年からネオマーケティングがサポートしているのが広告運用です。その背景には、どのような課題感があったのでしょうか。
籠橋様 それまで、新規獲得はほぼホームページやメルマガに頼っていました。自然検索で流入して、そこからお問い合わせに至る経路しかなかったのです。
しかし、こうした従来の施策だけでは将来的にお問い合わせ数が頭打ちになる可能性があります。新しい流入経路の確保や認知拡大が、大きな課題となっていたのです。既存とは異なる接点を作り出す施策として広告の必要性を感じ、導入を検討するに至りました。
——それまで、広告を展開されたことはなかったのでしょうか?
籠橋様 2021年まで当社では本格的な広告施策に注力したことがなく、もちろんウェブ広告の出稿も初めての試みでした。
製品特性に応じてターゲット層を設定

——初めてのウェブ広告、どのようにスタートしましたか?
籠橋様 広告施策の目的は、これまで接点のなかった顧客層へのアプローチの強化です。その上で、流入したユーザーをお見積もり依頼やサンプル請求といった具体的なコンバージョンにつなげ、お問い合わせ数の増加につなげるのが目標です。
結果にこだわりたかったので、まずは数ある商材の中から、広告と相性の良い商材をピックアップしました。SEOで上位表示されるものは検索からの流入が期待できます。ただ、弊社にはそうではない専門的な製品も少なくありません。むしろ、そうした商品こそ広告が効くのではないかと思いピックアップしていきました。
初期には、荷物の破損・水濡れ・汚れ・劣化・盗難を防ぐ「パレットカバー」やかさばるゴミをつぶす「ゴミ圧縮機」などの広告を行いました。
——どのようなユーザーを対象に広告配信を行ったのですか?
籠橋様 主に製造業のお客様を中心に広告配信を行っています。それぞれの製品特性に合わせてターゲットを設定し、最適な層へアプローチしました。例えば、お花やくだものの鮮度を保つエチレンガス吸着・分解剤「e-Fresh」のような専門性の高い商材については、お花屋さんや農家などの業種もターゲットに含めました。
——結果はいかがだったのでしょうか?
籠橋様 正直なところ、当初は広告を打って本当にコンバージョンにつながるのか、半信半疑でした。初めての取り組みですので、実際にどのくらいの効果が出るのか、なかなかイメージできませんでした。
でも、ネオマーケティングさんのお力添えもあって、想像していた以上のアクセス数を獲得することができました。広告運用を始めて3か月後には効果が実感でき、しっかり取り組めば確かに伸びると確信できました。
止まることなく続けた運用の最適化

——成功した理由をどう分析されますか?
籠橋様 一つは成果につながりやすい商材を選定し、配信することからはじめたこと。そして、大きかったのは、ターゲット設定や運用の最適化を継続的に行ったことだと考えています。
ネオマーケティングさんには、月1回の定例ミーティングで結果報告をいただいていました。
「この画像のクリエイティブのクリック率がいいようだ」「インプレッションが良くなってきてる/悪くなってきている」など、逐一共有いただけたのです。
——そこからどう手を打ったのでしょうか?
籠橋様 そうしたデータやアドバイスを参考にし、クリエイティブを見直すなど、細かな改善を続けました。
例えば「e-Fresh」は季節ごとにクリエイティブの打ち出しを変更するなど、需要の変化に応じた運用を行いました。
それにより、常にターゲットに最適なコンテンツを届けることができ、結果、コンバージョンの取りこぼしを抑えることができたのだと考えています。
広告経由で約180件の新規お問い合わせを獲得

——成功した理由をどう分析されますか?
籠橋様 2025年度は、広告経由で約180件の新規お問い合わせを獲得することができました。2026年度は半期を終えた4月の段階で100件です。今年度は前年度約 2 倍以上のお問い合わせ数を見込んでいます。世界情勢など不確定な要素もありますが、成果を拡大できているように感じます。
——会社からはどのように評価されていますか?
籠橋様 おかげさまでホームページからのお問い合わせ数が伸び、現在では新規のお取引に至るいちばんのきっかけになっています。そこについては会社からは一定の評価はいただいているのかなというふうには思います。
実は、この広告事業を始めるタイミングで、社長から「コンバージョン獲得単価3000円を目指してほしい」と言われたことがあったのです。その時は正直、「いやいや、それはなかなか」と思いました。
というのも、私の中に、「コンバージョン獲得単価1万円」という指標があったからです。
展示会に出展すると、名刺1枚の獲得単価が約1万円です。そこを一つの基準に広告運用と比較すると、商材によりますが、現在では1万円どころか、その半額程度の獲得単価のときもあります。
なおかつ、それが実際の取引につながりやすい確度の高い案件であることが少なくありません。今後ともお問い合わせ数をどんどん伸ばし、獲得単価を少しでも下げることが目標です。
ネオマーケティングの尽きない提案が、挑戦を後押しする

——ネオマーケティングの印象をお聞かせください。
籠橋様 このプロジェクトがスタートする際、「信頼できるパートナーと長期的に取り組みたい」との想いがありました。その点において、ネオマーケティングさんは最適だったと感じています。
まず、ありがたいのは、担当の方一人ではなく、チーム体制でこちらと向き合ってくださることです。弊社としても、定例ミーティングには社内のクリエイティブ担当が参加して、意見交換をさせていただくこともある。大きなチームで取り組んでいる、そんな安心感があります。
また、ネオマーケティングさんの印象として大きいのは「提案が尽きない」ということですね。
——詳しくお聞かせいただけますか?
籠橋様 ホームページもそうですが、とにかく変化を加えていかないとユーザーに飽きられてしまいます。広告運用も長くやっていると、どうしても成果が出ない時期が絶対にあります。同じような形で配信を続けても、どこかで必ず、頭打ちになってしまうのです。
その時、「すこし、様子を見よう」と止まるよりも、新たにトライをして、その結果を踏まえて…といったサイクルを回していくべきだと考えています。ネオマーケティングさんはまさにそうで、新しい施策を次から次へと積極的にご提案してくださる。それは非常にありがたく感じています。
——言い換えると、提案を受け入れて、新しいことをトライできる体制がもりや産業様にあるということですね。
籠橋様 それは、ひとつ、社風があるのかもしれません。基本的に「新しいことに挑戦してみよう」「とりあえず、やってみよう」ということを否定しない会社です。もちろんお金をかけた以上、最終的には成果は求められますが、それは企業として当然のことです。
また、私自身、任せてもらった以上、結果を出すという意識を強くもっています。
だからこそ、ネオマーケティングさんがいろいろ提案してくれたことに対して、「とりあえずやってみよう」という判断になるのです。
大変ではありますが、結果へのこだわりが強いからこそ、広告運用が軌道にのったときには大きなやりがいを感じます。
成功に甘んじず、目指すのはさらなる顧客創出

——最後に今後の展望についてお聞かせください。
籠橋様 日々アンテナを張りながら広告運用の最適化やコンテンツの強化を進め、継続的に成果を伸ばしていきたいと考えています。
広告運用が成功している要因のひとつは、ネオマーケティングさんに日々きめ細やかな運用と改善を重ねていただいていることにあります。
今後とも結果を残せるように一緒に取り組んでいただけたらありがたいです。ご支援をいただきながら、さらなる成果創出に向けて取り組んでまいります。
ネオマーケティング担当者から
もりや産業様とは、広告運用を通じて2021年から長年にわたりご一緒させていただいており、このような成果創出に携われていることを大変嬉しく思います。
籠橋様をはじめとするご担当者の皆様には、定例会でのご提案に対して常に前向きに耳を傾けていただき、スピード感を持って実行・検証を進めていただいております。
私たちが継続的に新しい施策や改善案をご提案できるのも、そうした挑戦を前向きに受け止め、一緒に取り組んでいただける環境があるからこそです。
今後もさらなる事業成長に貢献できるよう、新たな挑戦と改善を重ねながら、成果創出に向けて伴走してまいります。
コンサルタント
H.I