調査データを活用したキャッチコピーで、売れる商品を生み出す方法
ライター:株式会社ネオマーケティング
公開日:2015年08月31日
| 更新日:2024年10月09日
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マーケティングリサーチ
商品の印象を大きく左右するキャッチコピー。その善し悪しは、プロモーションや販促活動はもちろん、商品の売れ行きにおいても多大な影響を及ぼす重要な要素です。
マーケティング部門や広告代理店では、“売れるキャッチコピー”をいかにして生み出すかに日々頭を悩ませている担当者も多いでしょう。そこで今回は、調査データを活用したキャッチコピー作成術をご紹介します。消費者の購買意欲に訴えかけるキャッチコピーを簡単に作り出すことができます。
アイデアを生み出す苦労は不要!調査データがそのままキャッチコピーに
調査データを活用したキャッチコピーと聞いただけではピンとこないかもしれませんが、「主婦の支持率No.1」や「1000人のビジネスマンが選んだ」などのコピーは、調査データの結果を用いたキャッチコピーの代表的な例です。調査の結果がそのままキャッチコピーになるこのタイプのキャッチコピーであれば、「どのようなコピーにしようか…」とアイデア作りに頭を悩ませる必要もありません。
また、自由回答欄を設けることで、多くの消費者の自由な発想を得ることができるのも調査データの魅力の一つです。実際に購入する立場からの率直な意見はアイデアの宝庫であり、作り手側だけでは及ばない発想が見られることも多く、インパクトのあるキャッチコピーのヒントを見出すきっかけとしても活用できます。
消費者を動かす理由は“実績” 裏付けのあるデータで信頼を得る!
「実績」や「他人の評価」は、使用経験のない商品を選ぶ際、消費者が購入の決め手としているものの上位に挙げられる要素です。こうした心理に効果的に訴えかけるキャッチコピーの代表格と言えるのが、前述した「主婦の支持率No1」のように「No1」の実績を持つことを知らせるコピーです。この“No1”という言葉は、消費者の購買意欲や信頼性を著しく高める効果があることが知られており、調査結果をそのままコピーにできる手軽さ、効果の期待値の両面から、調査データを活用したキャッチコピー作りでもっともおすすめのパターンと言ってよいでしょう。
調査データを活用したキャッチコピー作りの最大のメリットは、調査の結果という事実が生み出す実績や裏付けです。単に「すごく美味しい!」と言うだけではなく、「1番美味しい○○に選ばれた」とすることで、消費者からの信頼を大きく向上させることができます。
売れるキャッチコピーを生み出す調査のコツとは
キャッチコピーに活用することも視野に入れて調査を行う際に意識したいのが、目的に応じた設問を含めることです。例えばおすすめのパターンである「実績による信頼感」を目的としたキャッチコピー作りであれば、「○○No.1」というコピーに繋がる設問が用意できるかできないかで、活用のしやすさが大きく異なってきます。
「調査結果で1位を得るのは難しい」と感じるかもしれませんが、「好きなお菓子No.1」や「昨年度売り上げNo.1」など大きな枠組みでのNo.1ではなく、「香りの爽やかさNo.1」「ヘルシーな味わいNo.1」「女子高生が選んだ見た目の可愛さNo.1」などのように、より的を絞ったNo.1の獲得を目指すことで、そのハードルを下げることが可能です。
対象商品の最大のメリットや強みはどこか、そのジャンルでNo.1を取るために有効な設問は何かを考えて調査を設計しましょう。たとえば香りの良さが魅力のシャンプーであれば、「1番リラックスできる香り」「もっとも爽やかさを感じる香り」「好きな人と会う前に使いたい香り」「初対面で好感を持てる香り」「香りの持続時間が長いと感じた製品」のように香りに関する詳細な設問を設けることで、いずれかでNo.1を取る確率を大きく向上することができます。
まとめ
調査データを効果的に活用できれば、キャッチコピー作りの負担を軽減するのに役立ちます。実施済みの調査があれば、消費者からの信頼獲得につながる実績として使えるか?という視点から、今一度内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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