<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=272593697052428&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">

カテゴリーエントリーポイント(CEP)の活用“三種の神器”

ライター:吉原慶

公開日:2024年08月23日

カテゴリー:
目次

カテゴリーエントリーポイント(CEP)、聞いたことはあるけど、概念は理解しているけど、実務に活かせていない。そんな声をよく耳にします。
具体的には、「つくり方が分からない」「決め方が分からない」「使い方が分からない」でしょうか。
今回は、CEPを考える上での3つのポイント、CEPをつくる上での3つのポイントを三種の神器として解説していきます。

 

【結論】
    ブランドを想起させるには、認知だけでは×
  買いやすいか、よく知っているか、自分ゴト化させるよいイメージがあるか
    CEPの本質は、ブランドエントリーポイント
    CEPは、マーケティングとブランディングを結びつける役割を担う
    CEPの構成は独自価値⇒特徴的便益⇒ニーズ⇒目的+場面
       「独自価値+特徴的便益+ニーズ」⇒ポジショニング
       「ニーズ・目的・場面」⇒ターゲティング
    CEPのつくり方は、独自価値の再定義から
    独自価値の再定義は、潜在的諦め、潜在的使い方、潜在的いいところ から
    CEPの使い方は、
  コアCEPタグライン、目的CEPコピー、場面CEP:目的CEPの発生状況を描写

CEPとは、その本質は

カテゴリーエントリーポイント(CEP)とは、
カテゴリーを想起すきっかけとなる「状況」「目的」のことを差します。
 カテゴリーエントリーポイント(CEPとは)
ブランドを想起させるには、認知だけでは×
買いやすいか、よく知っているか、自分ゴト化させるよいイメージがあるか
が成立して、初めてブランド想起に繋がります。
 第一想起の図
CEPの本質は、消費者があるカテゴリーに関心を持ち始めたその瞬間に特定のブランドが自然に想起されることです。つまり、カテゴリーエントリーポイント(CEP)というより、ブランドエントリーポイント(BEP)
ブランドを想起するきっかけとなる「状況」「目的」と考えた方がよさそうです。BEPの図

差別化ではなく独自化 
CEPの構成三種の神器~POD・POB・ニーズ~


その前に・・・そもそも
POD・差別化・独自化って?

POD:独自価値(独自の特長・効果)があるから、特徴的な便益(●●になる・なれる)に
特徴的な便益があることで独自化されたブランドになります。
差別化はナンバーワン、独自化はオンリーワンを目指す戦略です。POD・差別化・独自化の解説

CEPの構成三種の神器~POD・POB・ニーズ~

 

CEPは、マーケティングとブランディングを結びつける役割を担います。
マーケティングでは、CEPを使って消費者に製品を売るための具体的な方法を設計し、
ブランディングでは、CEPを通じて消費者にどのように認識されたいかを確立
CEPは、消費者の購買行動を促し、同時にブランドのイメージを強化するために不可欠です。CEPは、マーケティングとブランディングを結びつける役割
 

-------------
CEPの最終的な狙いは、ブランドエントリーポイント(BEP)として確立することです。
BEPは、消費者が特定の欲求解消の選択肢を考える瞬間に、最初に思い浮かべるブランドを指します。
BEPを整理する際の考え方がPOD/POB/ニーズの三種BEPを整理する際の考え方がPOD/POB/ニーズの三種

 
-------------
すべては、独自価値
自社ブランドの価値の再定義から画像7
 

独自価値の(再)定義がカギです。

CEPのつくり方三種の神器 
~潜在的諦め・潜在的使い方・潜在的いいところ~

 

CEPづくりのイメージ
    カテゴリーのパーセプションを変えることで独自化を狙い、
    新しい使い方を提案することで差別化を狙い、
    そのブランドにしかない知る人ぞ知る価値を提示することで独自化を図るCEPづくりのイメージ

 
「潜在的諦め・使い方・いいところ」から独自価値になりそう?を列挙し、生活の文脈をつくります。
独自価値があるこで、解決できる未充足ニーズはどんなものがありそうか、
解決されることでどんなベネフィットを提供できるか、その未充足ニーズはどういう目的・場面で発生するかをつくりあげる「潜在的諦め・使い方・いいところ」から独自価値になりそう?を列挙

ネオマーケティングのCEPは?

お客様へのアンケート結果から
恐いけど外注先だから仕方ないかという潜在的諦めがあり、考えが合っているかを確認する隣にいる壁打ち相手としてNEOを活用、案件がなくても話を聞いてくれることがNEOじゃなきゃいけない理由だと分かりました・・・
ここから、どんな独自価値がつくれるか?を考えます。ネオマーケティングのCEPは?お客様へのアンケート結果から

 

相談しやすいことが独自価値となるなら、そこから提供できるベネフィットは「悩みストレスから解消できる」
独自価値を求める人の未充足ニーズ、それを解消する目的と発生場面をつくりあげ、仕事の文脈をつくります。ネオマーケティングのCEPは?独自価値
 

業界中堅以下のブランド、コモディティ化が進んでいる、商材カテゴリーで同じように勝負するのは難しいので、
想起されるには市場をずらす(Differentiation Positioning(ディファレンシエーション・ポジショニング)ことも重要です。Differentiation Positioning

CEPの使い方 
~目的CEPと場面CEPを使い分ける~

コアとなるCEPはタグラインとして、目的CEPはコピーとして、場面CEPはコピーの具体的情景を描写する画像や動画として活用するとよいでしょう。
ネオマーケティングでいうと、相談相手というCEPを設定していますので、
すべては相談からはじまった。というタグラインをつくりました。CEPの使い方~目的CEPと場面CEPを使い分ける~

まとめ

    ブランドを想起させるには、認知だけでは×
  買いやすいか、よく知っているか、自分ゴト化させるよいイメージがあるか
    CEPの本質は、ブランドエントリーポイント
    CEPは、マーケティングとブランディングを結びつける役割を担う
    CEPの構成は独自価値⇒特徴的便益⇒ニーズ⇒目的+場面
    「独自価値+特徴的便益+ニーズ」⇒ポジショニング
    「ニーズ・目的・場面」⇒ターゲティング
    CEPのつくり方は、独自価値の再定義から
    独自価値の再定義は、潜在的諦め、潜在的使い方、潜在的いいところ から
    CEPの使い方は、
コアCEPタグライン、目的CEPコピー、場面CEP:目的CEPの発生状況を描写

ネオマーケティングは国内約2889万人のアンケート会員を保有するパネルネットワークを構築、ご希望の調査対象者にリサーチを実施することが可能です。
マーケティング課題を解決し、必要なデータを取得するための調査設計から、調査結果の活用まで、伴走してご支援しています。リサーチを起点に、デジタルマーケティング、PR、ブランディング支援も行っています。
まずはネオマーケティングのサービス資料をご覧ください。

吉原慶
WRITER
吉原慶
マーケティング会社を経て、上場企業のマーケティングリサーチ会社に移籍。 リサーチャーのチームを立ち上げ、マネージャーとして後進の育成や社内外での勉強会やセミナーの開催、新サービスの開発を担当。 2022年ネオマーケティング(エキスパートグループ)に合流し、現在はストラテジックリサーチャーとして「リサーチを起点に、デジタルマーケティング・PRグループとのシナジーを生み出す」ことをミッションにしている。

ご相談・お問い合わせ

以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
お急ぎの方は、03-6328-2881までお電話ください。コンサルタントがすぐに対応します。

← マーケティングコラム一覧に戻る

カテゴリー一覧

マーケティングリサーチならネオマーケティングにお任せください!

課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのかということを常に考え一歩先のご提案をいたします。

リサーチが初めての方へ

リサーチが初めての方はこちらをご覧ください。
マーケティングリサーチとは何か。
どのように進めていくのか。わかりやすく解説いたします。

マーケティングリサーチとは→

ネオマーケティングの特徴

ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、その背景を充分にヒアリングした上で、
課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのかということを
常に考え一歩先のご提案をいたします。

ネオの特徴はこちら →