ネットリサーチ(インターネット調査)会社を比較する3つのポイント
ライター:株式会社ネオマーケティング
公開日:2017年02月20日
| 更新日:2024年10月11日
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マーケティングリサーチ
ネットリサーチ(インターネット調査)とは、インターネットを利用して広範囲に向けたアンケートを行うことです。ネットリサーチ専門の会社は数多くあり、それぞれの会社がモニターと呼ばれる回答者を抱えています。
例えば新商品のイメージ調査をする場合も、ネットリサーチを利用すれば街頭調査などを行うときよりも時間やお金の節約になります。また、インターネットを利用するため、海外から回答を募るなど広い範囲の意見や感想を収集できることもネットリサーチの魅力の1つです。
今回は、数あるネットリサーチ会社の中から1つを選ぶ際に、注意すべき比較ポイントをご紹介します。
料金
ネットリサーチの料金はリサーチ会社によって異なるため、まずは各会社のWebページなどを見て料金を比較しましょう。
基本料金が安い会社でも、オプション料金が高く設定されているケースがあるため注意してください。例えば、アンケートの画面にきれいな画像を入れたい場合や、年齢別の回答数を設定したい場合などは、追加のオプション料金が発生することがあります。
実施したいアンケートの内容を事前によく検討し、必要なオプションを把握してから比較することをおすすめします。
モニターの数と属性
より公平なアンケート回答を集めるためには、なるべく多くのモニターを抱えている会社がおすすめです。モニター数が1万人の会社と100万人の会社では、アンケートの収集効率に差が出ることは明らかです。
しかしながら、単純にモニター数が多い会社を選べば良いわけではありません。
例えば、釣り道具に関するアンケートを採りたい場合、100万人のモニターが登録している会社に依頼しても、モニターのうち何%が釣りに興味を持っているかは分かりません。全く釣りに興味のないモニターが、いい加減な回答をしてしまう恐れもあります。
多くのリサーチ会社では、年齢や職業などでモニターの属性を分けていますが、「釣りが趣味」「サッカー観戦が趣味」など細かい属性でモニターを管理している会社もあります。モニター数だけではなく、実施したいアンケートに合う属性のモニターを抱えている会社であるかどうかも、重要な比較ポイントです。
モニターの募集方法と管理方法
ネットリサーチ会社は膨大な数のモニターを抱えています。そのため、モニターを完全に管理することは非常に困難です。重複登録をしたり、成りすましをしたりするモニターも現実に存在します。アンケートの質を上げるためには、きちんとしたモニターに回答してもらうことが必須ですが、どのようなモニターから回答が来ているかは現実には調べようがありません。
そこで大切なことが、リサーチ会社がどのようにモニターを募集、管理しているかです。例えば、景品などで注目を集めてモニターを募集する方法は人が集まりやすいですが、景品を手に入れるために同一人物が何件も登録するなどの問題も起こりやすくなるでしょう。
そのような問題に備え、アンケートに誠実ではない回答をしたモニターは登録を抹消するなどの対応を行なっている会社は、信頼度が高いと言えるでしょう。
おわりに
「街の声を聞きたい」といった単純なアンケートを実施する場合は、低料金のリサーチ会社で十分かもしれません。しかし、精度の高さが要求されるアンケートの場合は、料金が掛かっても専門的な会社を選ぶべきでしょう。
会社によっては高度な仕組みのアンケートサービスを提供しているところもあります。ホームページなどの情報をよく確認してください。
ネットリサーチ会社を比較する際は、実施しようとしているアンケートの内容を吟味し、どのようなモニターに回答して欲しいかをよく考えることが必要です。その上で、料金やモニターの属性などの条件が合うリサーチ会社を選びましょう。
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