Instagramマーケティングとは?種類や事例を紹介
ライター:株式会社ネオマーケティング
公開日:2022年06月20日
| 更新日:2024年10月21日
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デジタルマーケティング
Instagramは見栄えの良い画像や動画を投稿し、フォロワーや「いいね」を得るSNSです。視覚的に訴求したい商材との相性が良いため、企業のマーケティングに活用することも多くみられます。
本記事ではInstagramを活用したマーケティングの種類について詳しく解説します。またメリット・デメリットや企業事例なども紹介しますので、Instagramマーケティングを始めたいと思っている人は参考にしてみてください。
Instagramマーケティングの種類
Instagramではさまざまなマーケティング施策を実施できます。Instagramマーケティングの主な種類は以下になります。
●Instagramアカウント運用
最もメインとなるマーケティング施策はアカウント運用です。企業や店舗のInstagramアカウントを取得し、画像や動画などを活用して情報発信をします。
通常の投稿である「フィード」だけでなく、24時間経つと自動で消える「ストーリーズ」、複数の画像や動画を組み合わせられる「カルーセル」、最大60秒のショートムービー「リール」など、多様な形式で投稿できます。またインスタライブ(通称「インライ」)では、リアルタイムで動画を配信できます。
さまざまな投稿を活用して情報を発信しましょう。
●Instagram広告
Instagram広告は、Instagram上で出稿できる広告です。通常の投稿と同様に画像や動画で投稿できるため、視覚的に訴求したい場合におすすめの広告です。広告は他のユーザーの投稿の間に自然なかたちで差し込まれるので、広告っぽさを抑えられます。
また最低1日100円から出稿でき、広告予算が限られている場合にも最適と言えます。属性や興味・関心などで広告を配信するユーザー層をターゲティングできる点もメリットでしょう。
●Instagramキャンペーン
Instagramを通じてキャンペーンを行うマーケティング施策も有効です。
たとえば「自社アカウントのフォロー+ハッシュタグ投稿」などのキャンペーン条件を設定し、その条件を満たしたユーザーにプレゼントや割引などを提供する手法です。
フォロワーを増やすことができますが、一時的なものにならないよう継続してフォローしてもらう工夫が求められます。
●Instagramショッピング
Instagramにはショッピング機能があります。その機能を活用し、Instagram上から直接商品の購入につなげる手法もあります。
Instagramは視覚的な訴求力が高いため、ユーザーの購入意欲を高める効果があります。ただし別のECサイトや実店舗などで購入しなければいけない場合、購買までに時間が空いてしまい意欲が低下する可能性もあります。
しかしショッピング機能があれば、ユーザーの購入意欲を維持できるため購入率を高めることができるでしょう。
●インフルエンサーマーケティング
もう一つ効果的なInstagramマーケティングの手法が、Instagramで影響力のあるインフルエンサーを起用し、自社商品やサービスを紹介してもらう方法です。
自社の商品と相性の良いインフルエンサーを起用することで、多くのユーザーの目に留まり注目度が高まるでしょう。ただしステルスマーケティングにならないよう注意が必要です。
Instagramマーケティングのメリット
さまざまなマーケティング施策を実行できるInstagramマーケティングでは、以下のメリットが期待できます。
●低コストで運用できる
Instagramマーケティングのメリットは、低コストでの運用が可能な点です。
アカウント運用やキャンペーンは、コストをかけずに運用できます。Instagram広告も安価に出稿可能なので、マーケティング予算が少ない場合にもおすすめです。
ただしInstagramマーケティングを広告代理店などに依頼すると、外注費用がかかります。またインスタグラマーを起用する際にはフォロワー数に応じてコストがかかる場合が一般的なので、あらかじめ試算してから依頼しましょう。
●購入意欲を刺激できる
Instagramは見栄えの良い画像や動画を投稿するため、ユーザーの購入意欲を刺激する効果があります。特にアパレルやメイク、飲食などと相性が良く、テキストだけでは伝わりきらない魅力を伝えられます。
写真の撮り方を少し変えるだけでも購入意欲を刺激できるため、ABテストを繰り返しながら効果の高い画像のパターンを検証しましょう。
●拡散性が高い
InstagramなどのSNSは拡散性の高さが特徴です。フォロワーが「いいね」やシェアなどをしてくれると、そのフォロワーにも拡散されます。
商品の認知経路を考えるうえで、今やInstagramは欠かすことができない媒体となりました。認知、興味醸成、獲得まで、完結させることができます。
Instagramの自社投稿が拡散されたら、今まで接点のなかったユーザーにもリーチできるチャンスになります。コストをかけずに新規開拓ができるため、ユーザーが拡散したくなるような話題性のある投稿を意識しましょう。
Instagramマーケティングのデメリット
Instagramマーケティングはさまざまなメリットがある一方、企業にとってデメリットともなりえるポイントもあります。Instagramマーケティングを始める際には充分に注意しましょう。
●ビジネスモデルによっては適していない
Instagramは視覚的な訴求力が高いSNSなので、写真(画像)では分かりにくいビジネスモデルの業種には適していない場合があります。たとえばコンサルティングや金融商品などは、画像で魅力を伝えるのは難しいジャンルです。
そのような場合は、動画でサービスの特徴を訴求したり、ユーザーとのコミュニケーションに重点を置いたりするのもおすすめです。
●クリエイティブ制作にリソースがかかる
Instagramマーケティングでは、画像や動画などのクリエイティブを制作しなければいけません。継続的に投稿するにはクリエイティブの制作頻度を上げなければいけませんし、フォロワーを増やすにはクリエイティブの質を高める必要があります。
社内にクリエイティブを制作するリソースを確保できなければ、デザイン会社などに外注する必要があり、コストがかかります。クリエイティブの制作体制は事前に検討しておいた方が良いでしょう。
Instagramマーケティングの企業事例
それでは、Instagramをうまく活用してマーケティングを行っている企業の事例を紹介します。
●スターバックス
スターバックスはInstagramを上手に活用し、高いマーケティング効果を出しています。
新商品発売に合わせて投稿をしてPRしています。投稿する画像や動画の質にこだわっており、ユーザーの購入意欲を刺激します。
画像や動画の質が参考になる、Instagramマーケティングの事例です。
●IKEA(イケア)
IKEA(イケア)は、インテリアとInstagramの相性の良さを活用してInstagramマーケティングを促進しています。見栄えの良い画像投稿はもちろんのこと、IKEAではキャンペーンも活用しフォロワーを増やしています。
たとえば2018年には、新生活と絡めたキャンペーンを実施しています。公式アカウントをフォローし、新生活に向けてIKEA商品を使って模様替えしたお部屋の画像を、ハッシュタグ「#イケアと新生活」と投稿したユーザーのうちから抽選でギフトカードを提供する内容です。
このように、Instagramでキャンペーンを実施する際には、時期やイベントと絡めると話題性も生まれるでしょう。
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