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メール配信システムの選び方・目的別おすすめサービス15選を紹介

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2024年11月29日

カテゴリー:
目次

 メールの一斉送信やメルマガ配信によく活用されているメール配信システム。導入を検討しているものの、どのメール配信システムを選ぶべきか迷っている事業者の方は多いのではないでしょうか。
今回は、メール配信システムを活用するメリット・デメリットや選び方のポイント、おすすめのメール配信システムを用途別に紹介します。ぜひ参考にしてください。

メール配信システムとは

メール配信システムとは、メールを配信する日時を事前に設定することで、送りたいタイミングで指定のメールを自動送信できる仕組みのことです。商品・サービスに関するユーザー向けの案内メールやメルマガの多くは、メール配信システムによって送信されています。

単にメールを送るだけであれば、手動で1件ずつ送信することもできます。ただし、送り先が多数の場合は送信先を漏れなく設定したり、誤送信を防いだりするための仕組みが必要です。メール配信システムを活用することで、多数の送り先にメールを予約配信できます。

 

メール配信システムを活用するメリット・デメリット

メール配信システムを活用するにあたって、メリット・デメリットの両面を把握しておくことが大切です。とくに押さえておくべきメリット・デメリットについて解説します。

 

 

メリット

セキュリティ対策を講じられる

 多数の送り先にメールを配信する場合、課題になりやすいのがセキュリティ面への懸念です。送信先の漏れ重複や誤送信が発生すると、不信感を抱かせる原因にもなりかねません。また、マルウェアが混在することによる情報漏洩やウイルス感染のリスクも想定されます。

メール配信システムでは事前に送信先や配信日時を指定できるため、ヒューマンエラーを防ぎやすくなります。また、マルウェアやウイルスの検出機能を搭載したシステムもあるため、セキュリティ対策を講じられることがメリットの1つです。

 

 

効果測定がしやすい

 一般的なメール配信システムには、開封率やクリック率などを計測するための機能が搭載されています。配信したメールが顧客にどの程度読まれているのか、狙い通りの成果を得られているのかを測定できるのです。

また、A/Bテストによる施策の改善も手軽に実現できるシステムが少なくありません。効果測定を繰り返すことによって、PDCAを回していく上で役立つでしょう。効果測定に役立つことは、メール配信システムを活用するメリットといえます。

 

 

効果的にアプローチできる

 メール配信システムを活用することで、セグメントごとにメールを出し分けられます。顧客の属性などに応じたアプローチができるため、より効果的な施策を講じやすくなるのです。

たとえば、自社のWebサイトやLPを訪問したユーザーに対して、ニーズに合った内容のメールを配信することもできます。顧客ニーズに即したメールを配信できることは、メール配信システムを導入するメリットといえるでしょう。 

 

 

デメリット

設定が難しい場合がある

 メール配信システムの中には、配信日時や配信先を詳細に設定できるものもあります。細かく設定できることはメリットである一方で、設定の難易度が高まるというデメリットにもなり得るのです。

とくにターゲットごとにメールを出し分ける場合、セグメンテーションやターゲティングを適切に行う必要があります。メール配信システムの機能が充実しているほど扱いやすくなるとは限らない点に注意が必要です。 

 

 

迷惑メールに振り分けられる可能性がある

 メールを受け取る側の環境によっては、一斉送信された痕跡のあるメールが迷惑メールに振り分けられる可能性があります。メールが開封されない確率が高く、施策が成果につながりにくくなってしまいます。

配信するメールの内容によっては、受取手が自ら迷惑メールに振り分けることも考えられます。メール配信システムの導入をゴールと捉えるのではなく、導入後も配信内容や配信頻度を随時改善していく必要があるでしょう。 

 

 メール配信システムを選ぶポイント

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メール配信システムと一口に言っても、実はさまざまな種類があります。用途や目的に応じて、自社に合ったシステムを選ぶことが大切です。メール配信システムを選ぶ際に重視したいポイントを見ていきましょう。

 

 

クラウド型かオンプレミス型か

 メール配信システムには、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。

クラウド型とは、サービス提供元のサーバー上に構築されたシステムを利用する方式のサービスです。自社でのサーバー構築が不要であることから、導入コストを抑えられます。

オンプレミス型は自社内にサーバーやシステムを設置し、運用していくタイプのシステムです。導入コストはかかるものの、自社のセキュリティ要件に適合した仕組みを導入できるメリットがあります。

近年ではクラウド型システムのセキュリティレベルが向上しているため、セキュリティ要件に問題がないようならコストパフォーマンスに優れたクラウド型をおすすめします。 

 

 

効果測定に必要な機能が備わっているか

 配信したメールの効果測定ができることは、メール配信システムを導入するメリットの1つです。自社にとって必要な効果測定の機能が備わっているかどうかは、十分に確認しておきたいポイントといえるでしょう。

たとえば、開封率やクリック率の測定、A/Bテストなど、自社が必要とする機能がそろっているかチェックしてください。反対に、自社にとって不要な機能が多数搭載されていないかも確認しましょう。不要な機能が多いと操作が複雑になったり、導入・運用にかかる費用がかさむ原因になったりする恐れがあります。 

 

 

コストと機能のバランスは適切か

 メール配信システムの費用対効果も、慎重に判断するべきポイントの1つです。必要な機能とコストのバランスが取れているか、サポート体制も含めて検討しておく必要があります。

メール配信システムの中には、配信先のメールアドレス数や月間配信数に応じて料金が決まる従量課金を採用しているものもあります。セグメントを絞り込んで配信するターゲティングメール施策を検討している場合は、ターゲットの件数や配信予定数をあらかじめ把握しておくとよいでしょう。 

 

機能性を重視したい場合におすすめのメール配信システム

ここからは、用途・目的ごとにおすすめのメール配信システムを紹介します。機能性を重視して導入するシステムを選びたい場合には、次のメール配信システムがおすすめです。 

 

 

Cuenote FC

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提供企業 ユミルリンク株式会社
特徴

通信履歴の分析や通信量の調整、

デバイス別自動配信機能などを備えた高機能なメール配信システム。

料金 初期費用:30,000円
月額費用:5,000円〜(登録アドレス2,000件まで・配信数無制限) 
公式サイト https://www.cuenote.jp/fc/

配信数76億通/月、導入実績2,000社以上の実績をもつメール配信システムです。独自の配信エンジンによる配信履歴の分析を通じて、迷惑メールへの振り分けやスパム判定を回避できます。到達率を重視してメール配信システムを選びたい事業者様におすすめです。 

 

 

配配メール

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提供企業 株式会社ラクス
特徴

配信エラーが発生したアドレスの管理やセグメント配信、

ステップメールなどに対応した高機能なメール配信システム。

料金 初期費用:要問い合わせ
公式サイト https://www.hai2mail.jp

メールマーケティング施策に求められる基本的な機能を備えたメール配信システムです。配信エラー解析やヒートマップといった分析・効果測定機能に加え、ステップメール・シナリオメール・トリガーメールなどの多彩なメールマーケティングの手法に対応しています。メール配信システムをさまざまな用途に活用したい事業者様におすすめです。  

 

 

WEBCAS e-mail

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提供企業 株式会社WOW WORLD
特徴

毎時1,000万通以上の高速配信に対応。

ブラウザプッシュ通知やアンケートフォーム作成など、メールに付随する施策にも活用できる。

料金 初期費用:30,000円〜
月額費用:10,000円〜
公式サイト https://www.webcas.jp

メール配信のほか、SMS配信やLINEメッセージ配信にも対応している高機能メール配信システムです。簡易的なCRMの仕組みも備えており、大規模なメールマーケティング施策やキャンペーン施策など複雑な運用にも対応できます。 

 

API連携を重視したい場合におすすめのメール配信システム

次に、既存のツールやシステムと連携させて活用したい場合におすすめのメール配信システムを紹介します。外部のアプリやシステムと連携させるには、API連携が充実しているメール配信システムを選ぶとよいでしょう。 

 

blastengine

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提供企業 株式会社ラクスライトクラウド
特徴

AWSやGCP、Azure等のクラウドツールのほか、基幹システムとのAPI連携が可能。

外部ツールからメール配信や配信結果を取得できる。

料金 トライアルプラン:0円
ビジネスプラン:月額3,000円〜 
公式サイト https://blastengine.jp

20年間にわたりメール配信システムに特化して運営されてきたサービスです。無料のトライアルプランでもAPI連携を利用できるため、配信通数1万通・配信アドレス5件までは無料で試すことができます。トライアルプランでAPI連携の動作を確認した後、通数・アドレス数が無制限のビジネスプランに移行するとよいでしょう。 

 

 

Customers Mail Cloud

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提供企業 HENNGE株式会社
特徴

豊富なAPI/SMTP連携により、多彩なツールとの連携に対応。複数のロケーションにメールサーバーを設置することで、万が一の障害発生時にも配信を止めない仕組みを実現している。

料金 要問い合わせ 
公式サイト https://smtps.jp

API連携を強みとしつつ、可用性とセキュリティへの備えに注力している点が特徴のメール配信システムです。Active/Active冗長化によるシステム構成で、24時間365日のメール配信を可能にしています。金融サービスにも採用されていることから、信頼性の高いメール配信システムを導入したい事業者様におすすめです。

 

 

ベアメール

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提供企業 株式会社リンク
特徴

クラウド・オンプレミスを問わず、配信先をベアメールに振り向けるだけで利用できるメール配信システム。配信後のエラー検知を高速化することにより、到達率の改善を実現している。

料金 初期費用:50,000円〜
月額費用:5,000円〜
公式サイト https://baremail.jp

独自の配信技術でメールブロックを回避しつつ、1時間あたり100万通の高速配信を可能にしているメール配信システムです。既存のシステムからメールの配信先をベアメールに振り向けるだけでメールの到達率を改善できます。メールの到達率の改善を図りたいものの、運用の難易度を上げたくない場合に適した配信システムといえるでしょう。

 

効果測定の機能が充実しているメール配信システム

メール配信は配信して終わりではなく、配信後の効果測定が重要な意味をもっています。効果測定の機能を重視したい場合は、次の3つのシステムがおすすめです。

 

アララ メッセージ

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提供企業 アララ株式会社
特徴

簡単な設定でHTMLメールを配信できることに加え、効果測定結果を視覚的に確認できる。

CSV出力にも対応しており、レポート作成や分析にも活用しやすい。

料金 月額7,000円〜
公式サイト https://am.arara.com

訴求力の高いメールをドラッグ&ドロップ操作のみで作成できるメール配信システムです。130種類以上のデザインテンプレートからメールを作成可能で、いずれのテンプレートも開封率やURLクリック数の取得に対応しています。 

 

 

WiLL Mail

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提供企業 株式会社サパナ
特徴

マウス操作のみでHTMLメールを作成できるエディターを搭載。

開封分析やクリックカウント分析、ヒートマップ機能など多彩なメール分析機能を提供している。

料金 初期費用:0円
月額費用:4,000円〜
公式サイト https://willcloud.jp

充実したメール分析機能を全プランで利用できるメール配信システムです。開封分析やクリックカウントでは、開封・クリック回数だけでなくリピート開封・リピートクリック分析にも対応しています。基本的な効果測定の機能を低価格で利用したい事業者様におすすめです。

 

 

EXPA

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提供企業 株式会社エキスパート
特徴

メール配信機能に加え、ChatGPTによるオートライティングや販売・セミナー等の機能を搭載。

ステップメールの配信もAIによる自動設定が可能。

料金 初期費用:5,000円
月額費用:3,470円〜
公式サイト https://ex-pa.jp

メールのほかLINE・SMSにも対応しているメール配信システムです。ChatGPTとの連携により、メール本文の自動生成やステップメールの自動設定にも対応しています。集客や販売、セミナー開催等の管理にも活用できるため、集客にメール配信を活用したい事業者様に適したシステムといえるでしょう。

 

コストパフォーマンスに優れたメール配信システム

メール配信システムを低コストで導入することもできます。コストパフォーマンスに優れたメール配信システム3選を見ていきましょう。

 

 

まぐまぐ

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提供企業 株式会社まぐまぐ
特徴

メルマガ配信に特化したサービス。

無料で利用できるため、メールの配信機能のみ活用したい場合におすすめ。

料金 初期費用:0円
月額費用:0円〜
公式サイト https://www.mag2.com

メルマガ配信スタンドとして、インターネット黎明期から広く知られているサービスです。初期費用・月額費用ともに0円で始められることに加え、メール配信に特化したシンプルな機能が特徴です。配信先のリストを取得できないものの、配信機能のみ活用したい場合は手軽に利用しやすいメール配信システムといえるでしょう。

 

 

acmailer

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提供企業 株式会社シーズ
特徴

インストール型のメール配信システム。

著作権表示さえすれば、完全無料でメールを配信できる。予約配信やターゲット配信にも対応。

料金 初期費用:0円(著作権表示解除は16,000円)
月額費用:0円
公式サイト https://www.acmailer.jp/

サーバーに設置するCGIタイプのメール配信システムです。acmailerへのリンク付き著作権表示をメールに含めることで、完全無料でメールを配信できます。無料とはいえ、予約配信やターゲット配信、不着メール管理といった基本的な機能を搭載しているため、メールマーケティングに注力したい事業者様にもおすすめです。

 

 

NEXLINK

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提供企業 株式会社ネクスウェイ
特徴

FAXDM・メールDMの配信システム。Webブラウザ上でメール本文を作成し、簡単に一斉送信できる。開封ログ管理やURLクリックカウントにも対応している。

料金 初期費用:0円
月額費用:10,000円〜
公式サイト https://www.nexway.co.jp/service/nexlink/

FAXDMの配信をベースに、メール配信にも対応しているシステムです。宛先リストを登録し、Webブラウザ上でメールを作成するだけでメールを一斉送信できます。URL未開封者へのプッシュメールなども簡単に設定できるため、初めてメールマーケティングに取り組む予定の事業者様にも活用しやすいでしょう。

 

コストと機能のバランスが特徴のメール配信システム

機能性を重視しながらも、メール配信にあまり多くのコストをかけたくない場合もあるでしょう。コストと機能のバランスが取れたメール配信システムを紹介します。

 

AutoBiz

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提供企業 株式会社ビズクリエイト
特徴

ステップメールの配信が強みのメール配信システム。

メルマガ配信やLINE配信、決済システムとの連携にも対応している。

料金 初期費用:11,000円〜
月額費用:1,815円〜
公式サイト https://autobiz.jp

ステップメール配信機能が豊富に備わったメール配信システムです。シナリオのステップ数は無制限で、特定の曜日や日付、時間帯などを詳細に設定してメールを配信できます。クレジット決済機能とも連携できるため、商品の販売を予定している事業者様におすすめです。

 

 

める配くん

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提供企業 株式会社ディライトフル
特徴

シンプルで直感的な操作が可能なメール配信システム。

ステップメール配信やマルチパート配信のほか、バックナンバー公開などにも対応している。

料金 初期費用:0円〜
月額費用:1,815円〜
(登録アドレス数120件、月間配信数500件まで)
公式サイト https://www.meruhaikun.com

メール配信に必要な基本機能を備えた配信システムです。クリックカウント機能やエラーアドレス管理を搭載したレポートにより、効果測定も手軽にできます。初期費用・月額費用が無料のフリープランのほか、「める配ライト」であれば初期費用8,800円、月額費用1,867円で利用可能です。コストと機能のバランスを重視したい事業者様に適しています。 

 

まとめ

 

メール配信システムは、指定した日時にメールを一斉送信したい場合に便利な仕組みです。今回紹介した通り、用途や施策に合わせて多種多様なメール配信システムを活用できます。ぜひ自社に合ったメール配信システムを導入して、メールマーケティングに取り組んでください。

なお、ターゲットを絞り込んでメールを送るターゲティングメール配信を行う際には精度の高いリストの準備がポイントとなります。30以上のサイトから自動で企業情報を収集できるリスト作成ツール「 Urizo(ウリゾウ) 」を活用して、メールアドレスを効率よく収集しましょう。1,600件分のリストは無料版で作成できるので、ターゲティングメール配信を予定している事業者はぜひUrizoをお試しください。

 

 

※このコラムは「マーケのカチスジ」で2023月12月15日に公開された記事を移行したものです。

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