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「Twitter企業アカウントに関する調査」

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2023年02月06日 | 更新日:2024年07月31日

カテゴリー:
目次

 

<調査背景>
2022年はイーロンマスク氏によるTwitter社の買収によって連日話題になっていました。早速Twitterの影響力を可視化するために実装されたと思われる「投稿インプレッション数をデフォルトで表示」など、新たな機能自体の変革も起こっています。公式アカウントを運営しマーケティング活動に活用している企業も多い為、今回ネオマーケティングはTwitter企業アカウントの影響力がどの程度あるのかアンケートを実施しました。是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。

<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施

調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳以上69歳以下の男女でTwitter企業アカウントをフォローしている人

有効回答数:2,500名 ※クオーターサンプリング

調査実施日:2024年3月19日(火)~2024年3月25日(月)2022年12月6日(火)~2022年12月8日(木)

「Twitterの企業アカウントに関する調査 2024年」主な質問と回答

「企業アカウントからの投稿」と「個人アカウントの投稿」、商品を購入するきっかけとしての影響力はほぼ互角。
・全体の結果を見ると、「企業アカウントからの投稿」をきっかけに商品を購入した割合は40.3%、
「個人アカウントの投稿」をきっかけとする商品購入が36.7%だった。
・まだ企業主体の投稿が優勢ではあるものの、個人が発信する情報が商品購入につながるケースもほぼ同程度にあることがわかる。

企業または商品アカウントをフォローしたきっかけとして、個人の投稿やアクションが占める割合は約30%。
きっかけとしては「Twitter内でのキャンペーンに参加するため(リツイート、ハッシュタグ、いいねなど)」が44.0%でトップである一方、「個人の投稿やリツイートで知って興味を持ったから」と、個人の投稿やアクションをきっかけにフォローする割合も約30%あった。

調査データのダウンロードはこちら

 

SNSの利用状況(n=2,500)

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SNSの利用状況についてお聞きしました。上のグラフは、利用していると回答した割合(「アカウントを所持し、閲覧と投稿をしている」「アカウントを所持し閲覧はしているが、投稿はしていない」の合算)を表示しています。

全体の結果を見ると、Twitterの利用率は52.2%でした。概ね2人に1人の割合で、Twitterユーザーがいることがわかります。

しかし、その利用率は年代によって大きく差がみられました。20代は79.1%と約80%の利用率に。「YouTube(ユーチューブ)」や、連絡手段としてもはやインフラ化している「LINE(ライン)」も同じく約80%であることに鑑みると、Twitterの利用率がいかに高いかがわかります。

これまでフォローしたことのあるTwitterアカウント(n=1,305)

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Twitter利用者に対し、これまでにフォローしたことのあるアカウントの種類をお聞きしました。

全体の結果を見ると、Twitter利用者の60%以上が企業やブランドアカウントをフォローしていることがわかります。
年代別で比較すると、特に30代が企業やブランドアカウントをフォローすることに最も積極的であり、72.3%のフォロー率となっています。

Twitterを利用している理由(n=829)

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Twitterを利用している理由をお聞きしました。

全体の結果を見ると、「最新の情報を取得するため」が53.2%で半数以上を占めました。そこに「話題や流行情報を取得するため」が43.8%で続いています。

最新情報や話題、流行情報の取得でかなりの割合を占めていることから、多くの人にとってTwitterはコミュニケーションをする・コミュニティ形成をするツールというよりかは「“今”最新の(スピード感のある)情報をキャッチするツール」であることがわかります。

同じ情報でも、より「情報収集」自体に積極性が感じられる「仕事関係の情報を取集するため」の割合は12.3%と、比較的少ない割合にとどまっています。
これを踏まえるとTwitterでの情報収集は、何か興味のある情報を積極的にキャッチしていこうというだけでなく、特に明確な目的無くTwitterを開いたら“たまたま情報がキャッチできてしまう”という、受け身の情報収集の形も多いのかもしれません。

商品を購入するきっかけになったもの(n=829)

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商品を購入するきっかけになったものをお聞きしました。

全体の結果を見ると、「企業アカウントからの投稿」をきっかけに商品を購入した割合は40.3%でした。注目なのは、「個人アカウントの投稿」をきっかけとする商品購入が36.7%あることではないでしょうか。

まだ企業主体の投稿が優勢ではあるものの、個人が発信する情報が商品購入につながるケースもほぼ同程度にあることがわかります。Twitterでは、企業が発信する投稿そのもののクオリティ向上だけではなく、個人をいかに巻き込んでいくかがポイントになってくるでしょう。

フォローしたことのある企業・ブランドアカウントのジャンル(n=829)

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フォローしたことのある企業やブランドのアカウントのジャンルとしてあてはまるものをお聞きしました。上のランキングは、上位10項目のみを表示しています。

「芸能界・タレント」が36.1%でトップとなり、そこにわずか0.9ポイント差の35.2%で「食品」が続きました。Twitterユーザーにとって「食品」関連のアカウントは、「芸能界・タレント」とほぼ同様に関心のあるジャンルであることがわかります。

3位以下も、際立って割合が少ないジャンルも無く比較的均等に票が分散しました。

企業または商品アカウントをフォローしたきっかけ(n=829)

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企業または商品アカウントをフォローしたきっかけをお聞きしました。

全体の結果を見ると、「Twitter内でのキャンペーンに参加するため(リツイート、ハッシュタグ、いいねなど)」が44.0%でトップでした。
一方「個人の投稿やリツイートで知って興味を持ったから」と、個人の投稿やアクションをきっかけにフォローする割合も約30%ありました。

昨今のTwitterはアルゴリズム上、フォローしているアカウントが“いいね”をした投稿などが、自身のタイムラインにも流れることが多くあります。
したがって、企業がTwitterのフォロワー拡大を狙う場合、キャンペーンを実施しつつ同時に通常の投稿、特にその“企業”または“商品”の興味を喚起することに重点を置いた投稿も積極的におこなうのが良いでしょう。キャンペーン期間中のフォロワーからの“いいね”獲得によって、結果としてさらにフォロワーを伸ばすことができるかもしれません。

Twitter内でのキャンペーンに参加または応募した目的(n=365)

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前掲した設問「企業または商品アカウントをフォローしたきっかけ」にて「Twitter内でのキャンペーンに参加するため(リツイート、ハッシュタグ、いいねなど)」と回答した人に対し、キャンペーンに参加または応募した目的をお聞きしました。

全体の結果を見ると、71.8%でトップとなったのが「景品がほしいから」。そこに9.9ポイント差の61.9%で「クーポンや割引などお得な情報がほしいから」が続きました。

企業がTwitter上でキャンペーンを実施する場合、「景品」の存在が参加のモチベーションとして最も高いことがわかりました。

キャンペーン終了後の行動(n=365)

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前掲した設問「企業または商品アカウントをフォローしたきっかけ」にて「Twitter内でのキャンペーンに参加するため(リツイート、ハッシュタグ、いいねなど)」と回答した人に対し、キャンペーン終了後の行動としてあてはまるものをお聞きしました。

キャンペーン参加後、60%以上がフォローを継続する傾向にあることがわかりました。
企業がキャンペーンにてフォロワーを獲得した場合、新たに獲得したフォロワーの半分以上はキープできる可能性が高そうです。

Twitter内でのキャンペーン終了後、フォロー解除しない理由(n=241)

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前掲した設問「キャンペーン終了後の行動」にて「どちらかといえばフォローを解除しない」「フォローを解除しない」と回答した人に対し、解除しない理由をお聞きしました。

「またキャンペーンがあったときに参加したいから」が、43.2%でトップとなりました。
しかし一方で「その企業やブランドの情報が欲しいから」が15.8%、「その企業やブランドを好きになったから」が9.1%と、ポジティブな理由でフォローを継続する人も少なくありませんでした。

慶應義塾大学大学院「田代 光輝」さんコメント

企業のキャンペーンアカウントに関しては、フォロワー数を増やすことが告知力を上げることであると考える向きもあったが、今回の調査で、フォローしている消費者側が、キャンペーン情報(44.0%)や、ブランドのファン(34.1%)である事が明らかになりました。
また、食品(35.2%)や飲食店(28.7%)等、Twitter向きの分野も明らかになっています。
さらに、キャンペーン商品が欲しい(71.8%)や、クーポン等61.9%)など、目的も明らかになっており、今後の企業のSNSアカウントの使い方の1つの指標となりえる結果が出ています。
今回の調査を第1弾として、キャンペーンの中身や、タイミングなど、さらに精査していけば、企業SNSのあるべき姿が見えてくるのではないでしょうか。

 

■田代 光輝さんプロフィール

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慶應義塾大学環境情報学部卒業
青山学院大学大学院社会情報学研究科終了
博士(学術)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任教授
ネットいじめやネットを使った誘い出しの研究をメインに、炎上やネット選挙なども分析している。

 


■この調査のその他の質問
・Twitter内でのキャンペーン参加後の気持ちや行動(複数回答)
・キャンペーン参加用、プライベート用のアカウントを使い分けているか(単数回答)

 


■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/

ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。

 

株式会社ネオマーケティング
ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、 その背景を充分にヒアリングした上で、 課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのか ということを常に考え一歩先のご提案をいたします。 目的に応じて複数の調査手法を有機的に組み合わせたリサーチ等、 柔軟にご提案させていただいております。 また年間調査実績は2,500本以上あり経験豊富なスタッフが 企画設計から報告書の作成まで御社のビジネスをバックアップいたします。
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