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定額制サービスに関する調査

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2025年01月16日

カテゴリー:
目次

認知度の高さに対し、音楽サブスクは利用経験率に年代差あり。40~60代女性でワースト。
エンタメ系サブスクの中で唯一、「ゲーム」は解約後のサービススイッチ率が低い。

生活者を起点にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2024年12月6日(金)~2024年12月9日(月)の4日間、全国の20歳以上の男女を対象に「定額制サービス」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

<調査背景>
近年、定額制サービス(サブスクリプションサービス、以下「サブスク」)は、音楽や映画などのエンターテインメント分野から食料品、さらには教育コンテンツに至るまで、日常生活の一部として深く浸透しています。
このビジネスモデルは、企業にとって安定的な収益基盤を提供するだけでなく、ユーザー側にとっても柔軟かつ多様なサービス体験を可能にしました。
サブスクに対する生活者の認知率や利用経験率、満足度などを聴取した2022年6月の調査に引き続き、今回は解約理由、さらには解約後の行動まで、さまざまな角度から生活者行動を分析しました。ぜひ本調査から、現代の生活者がどのような価値を求め、どのような基準で選択や切り替えをおこなっているのかを把握し、今後のマーケティング活動にお役立てください。



【調査概要】    
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:1,000名 
調査実施日:2024年12月6日(金)~2024年12月9日(月)


「定額制サービスに関する調査」主な質問と回答

■サブスクの利用経験率は:TOP2は映像系と音楽で、男女共に20代が最多に。

「映画・ドラマ・アニメ動画配信」「音楽配信」のサブスクは、認知率ではほぼ全年代で偏りなく50%以上だったが、利用経験率は年代ごとに大きな差が生じた。男女共に20代が最多で、60代と20ポイント以上もの差に。特に「音楽配信」は、認知率の高さに対し40代~60代女性の利用経験率の低さが目立った。

 

■解約後、別サービスに切り替えたことがあるサブスクのジャンルは:エンターテインメント・コンテンツが上位に。特に20代・30代はサービスのスイッチに積極的。

「映画・ドラマ・アニメ動画配信」「音楽配信」「本・雑誌・漫画・オーディオブック」と、エンタメ系が上位3項目を占めた。特に20代・30代はサービスのスイッチに積極的。
一方、同じくエンタメコンテンツの一つである「ゲーム」は、全体の2.3%にとどまった。各サービスの独自性が強いのか、ゲームの場合、他のサービスにスイッチするために辞めるというケースは比較的少ないようだ。

 

調査データのダウンロードはこちら

 

サブスク(※)のサービスについて、知っているものをジャンルごとにお聞きしました。
また、サブスクリプションサービスのうち、過去に利用したことがあるジャンルをお聞きしました。
以下は、上位10項目を表示しています。
※サブスク:ある商品やサービスを一定期間、一定額で利用できるような仕組みのこと

サブスクリプションサービスの認知・利用について(n= 1,000)

ss1

 

「映画・ドラマ・アニメ動画配信」「音楽配信」の上位2項目は、ほぼ全ての年代で50%以上の認知率となり、年代による偏りはありませんでした。

男性の場合、全体を通して30代のサブスク認知率が低くなっていましたが、唯一「ゲーム」は37.0%でトップに。一方で女性の場合、男性と比べ20代のサブスク認知率の低さが目立ちます。中でも「本・雑誌・漫画・オーディオブック」の認知率は29.0%で全体のワーストです。

【認知率(2022年)】

ss2

また、2022年と比較すると、上位4項目において順序に変化はみられませんでした。

しかし、今回は「美容」「家事代行」の代わりに「教育」「家・ホテル」がランクイン。特に後者に関しては、コロナ禍にあった2022年から約2年が経ち、旅行に行く機会が増えたことから、認知も高まったと考えられます。

 

 

【利用経験率】(※)
※現在利用しているor過去利用していたもの

ss3

 

ほぼ全年代で偏りなく50%以上の認知率を誇った「映画・ドラマ・アニメ動画配信」「音楽配信」ですが、利用経験率となると、年代ごとに大きな差が生じました。
男女共に20代が最多で、60代と20ポイント以上もの差をつけています。
特に「音楽配信」は、認知率の高さに対し40代~60代女性の利用経験率の低さが目立ちました。

 

 

【利用経験率(2022年)】

 

ss4

 

また、今回の結果を2022年と比較すると「家具・家電」の代わりに「車・バイク」がランクインするなどの変化はありましたが、上位6項目の順序自体に変化はありませんでした。

しかし、「映画・ドラマ・アニメ動画配信」が35.0%から41.0%、「音楽配信」が22.9%から25.7%……と、2022年よりも各項目(同一項目のみ)の利用経験率が全体的に微増しています。
この2年の間で、サブスクがより浸透したようです。

 

 

設問【過去に解約したことがあるサブスクのジャンル】で過去いずれかのサブスクリプションサービスを解約したことがあると回答した人に対し、解約後に別のサービスに切り替えたことがあるジャンルをお聞きしました。
以下は、上位10項目を表示しています。

解約後、別サービスに切り替えたことがあるサブスクのジャンル(n= 299)


ss12

 

「映画・ドラマ・アニメ動画配信」「音楽配信」「本・雑誌・漫画・オーディオブック」と、エンターテインメント・コンテンツが上位3項目を占めました。
性年代別で見ると、特に20代・30代はサービスのスイッチに積極的であることがわかります。

その一方で、同じくエンターテインメント・コンテンツの一つである「ゲーム」は、全体の2.3%にとどまりました。また、前掲した設問【過去に解約したことがあるサブスクのジャンル】でゲームは「ファッション」や「教育」よりも解約経験率が高くなっていましたが、本設問では逆転。

他のエンターテインメント系のサブスクとは異なり、ゲームの場合、他のサービスにスイッチするために辞めるというケースは比較的少ないようです。

 

 

以降は、設問内容の要約を記載しています。記事全文はPDFをダウンロードしてご覧いただけます。

 

 

調査データのダウンロードはこちら

サブスクリプションサービスの満足度 


これまで利用したことのあるサブスクの満足度についてお聞きしました。

サブスクで満足している点 

 

前掲した設問【サブスクリプションサービスの満足度】で「とても満足」「やや満足」と回答したジャンルについて、具体的に満足している点をお聞きしました。
利用経験率の高かった「映画・ドラマ・アニメ動画配信」と「音楽配信」の結果を表示しています。

過去に解約したことがあるサブスクのジャンル(n= 472)

 

前掲した設問【サブスクリプションサービスの認知・利用について】で、過去いずれかのサブスクリプションサービスを利用したことがあると回答した人に対し、解約したことのあるジャンルをお聞きしました。
※解約経験が一度でもあるジャンルを回答

 

上位10項目を表示しています。

 

 

 

■この調査のその他の質問
・サブスクで不満を感じている点(複数回答)
・現在利用しているサブスクの継続期間(単数回答)
・現在利用しているサブスクの利用頻度(単数回答)
・現在利用しているサブスクの今後の利用意向(単数回答)
・サブスクの解約理由(複数回答)
など



 


■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://corp.neo-m.jp/

ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。

 

株式会社ネオマーケティング
ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、その背景を充分にヒアリングした上で、課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのかということを常に考え一歩先のご提案をいたします。目的に応じて複数の調査手法を有機的に組み合わせたリサーチ等、柔軟にご提案させていただいております。また年間調査実績は2,500本以上あり経験豊富なスタッフが企画設計から報告書の作成まで御社のビジネスをバックアップいたします。
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