野菜ジュースのブランド、第一想起は「カゴメ」
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、ブランド・カテゴライゼーションに基づき、生活者が無意識に「想起集合(Evoked Set)」に注目し、Evoked Set 共同研究プロジェクトを行なっております。今回は「野菜ジュース」をテーマにしたエボークトセット調査を実施いたしました。
<調査背景>
生活者は様々なブランドを知らず知らずのうちに分類し、頭の中で類型化しています。マーケティングでは、それをブランド・カテゴライゼーションという枠組みで整理しています。ネオマーケティングは、その分類の 1 つである「想起集合(Evoked Set)」に注目し、様々なジャンルでブランド・カテゴライゼーションに基づくブランド調査を「エボークトセット調査」というスキームで実施しています。今回は野菜ジュースについて、エボークトセット調査を実施しました。
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式でエボークトセット調査を実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、野菜ジュースを2週に 1 回以上飲用する人
有効回答数:1000名
調査実施日:2021年5月19日(水)~2021年5月20日(木)
回収構成 :事前調査で野菜ジュースを2週に1回以上飲用している人の中で、性年代ごとの回答割合を加味した上で回収割付
調査データのダウンロードはこちら
「野菜ジュース」カテゴリーにおけるエボークトセット調査結果
■ランキング
青グラフ:それぞれのブランドにおける回答総数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計
黄グラフ:それぞれのブランドが第一想起された回答数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計
■ブランドファネル
■散布図
知名/想起/推奨集合を見ると、「カゴメ」がTOPという結果になりました。また、「カゴメ」の各集合の第一想起の割合が8割以上を占めていることから、大半の生活者からの支持を得られていることが伺えます。
一方「デルモンテ」「キリン」は全体集合に対して第一想起の割合が低く、散布図では平均値以下という結果になりました
野菜ジュースの第一想起したブランドについて想起した理由を取得し、ユーザーローカルのテキストマイニングツールで分析したスコア順の結果を表示しています。
※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析
「カゴメ」の想起理由(n=463)
「伊藤園」の想起理由(n=95)
「カゴメ野菜生活」の想起理由(n=107)
「伊藤園」と「カゴメ」は、共通しているワードが多くみられましたが(ブランド、品質、飲みやすいetc)、「伊藤園」では「充実野菜」「1日分の野菜」といったワードも出現しました。
このことから「伊藤園」は「野菜をたっぷり採れるジュースといえば伊藤園」と生活者により想起してもらえるマーケティング戦略を考案し、独自のカテゴリーエントリーポイントを発見・強化することが求められていると考えます。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
エボークトセット調査:https://neo-m.jp/research-service/evoked_survey/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
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