健康志向の消費者をターゲットとした企画作りに役立つ!調査レポートまとめ4選
ライター:株式会社ネオマーケティング
公開日:2014年12月05日
| 更新日:2024年10月08日
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マーケティングリサーチ
健康になりたいと多くの人が望む一方で、その動機や方法は様々です。年代別に見ても、その違いは明らかで、マーケティングに役立てるためにも知っておきたいことばかり。消費者ニーズの細分化が加速する現在、自社の商品のターゲット像を細部まで考え抜くことは不可欠です。そこで今回は、健康志向の消費者をターゲットとした企画作りに役立つ調査レポート4選(※)から消費者の実態を読み解きます。
※ネオマーケティング調べ
20代・30代に人気のダイエット方法は?…ダイエットに関する意識調査
全国の20歳~39歳のダイエット経験のある女性に実施した「ダイエットに関する意識調査」からは、興味深い結果が読み取れました。例えば「あなたが過去にチャレンジしたことのあるダイエット方法を教えてください」という質問には、1位「食事制限」75%、2位「ジョギング・ウォーキング」36%、3位「ダイエット食品(マイクロダイエットなど)」35%と続きます。なんと4人中3人は「食事制限」を試みたということが分かります。
これを参考にすることで、「食事制限」をフックしたコンテンツの作成などが考えられるでしょう。例えば「食事制限だけではダイエットは失敗しやすい!」…等、多くの人が興味を持つテーマから、自社のダイエット商品へとつなげるというように。また、新規商品企画を検討する際にも役立てることができることでしょう。
半数以上が野菜が足りていない…野菜に関する調査
野菜が好きな全国の男女20歳~69歳男女を対象にしたこの調査。「あなたの野菜摂取量は足りていると思いますか?」と質問したところ、「とても足りている」「足りている」と答えたのは、全体の47%。半数以上の53%の人が「足りない」「全く足りていない」と答えています。
「野菜不足」の人々にとって、効率的に野菜を補う方法は魅力的でしょう。昨今、スーパーやコンビニ等で「野菜ジュース」のラインナップが増えていることを見ても、「野菜が不足しがちだから、どうにかしたい」というニーズが大きな市場を生んでいることが分かります。ちなみに厚生労働省の「健康日本21」では、健康のために1日350g以上の野菜を食べることを目標にしています。この調査データや、関係機関が発表しているデータを組み合わせることで、より信頼性が高く、有意義な情報を提供することができそうです。
「走る理由」は年代別で異なることが発覚!?…マラソンに関する調査
マラソンに関する調査から見えてきたのは、ジョギングやランニングをしている人の本音でした。20代から60代の人へ「あなたが現在ジョギングやランニングを続けている理由をお答えください。」と質問したところ、すべての年代では、1位に「健康維持のため」がランクインしましたが、2位を見てみると、20代では「ダイエットや美容のため」、30代~60代は「運動不足解消のため」という異なる結果となりました。
一言に「ジョギング・ランニング」といっても、年代別でその動機が変わることがデータから読み解くことができます。このデータから、ジョギング・ランニングの関連商品を年代別にどのようにアピールするべきなのかが参考になるのではないでしょうか。
社会人の朝活実践者は3人に1人?…朝時間活用に関する調査
昨今、注目を集めている「朝活」。社会人が、朝時間を有効活用して、自分のために何らかの活動をすることを指していますが、その実態はどのようなものでしょうか。20代の男女への、朝時間活用に関する調査を見てみましょう。その結果、全体の33.4%が朝活を実践していて、その内容としては1位「スポーツ」40.7%、2位「語学」20.4%、3位「勉強会」19.8%となりました。
「スポーツ」が最も高い人気なのは、仕事に追われる中で自分の趣味を続けたい、ストレスを解消したい等の気持ちが働いているのでしょうか。こうした動向を参考に、若手社会人向けに朝活を応援するキャンペーンを企画するなど、アプローチ方法を考えることができるでしょう。
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