Facebook広告の最適な画像サイズとは?画像の作り方の注意点も解説
ライター:株式会社ネオマーケティング
公開日:2022年04月14日
| 更新日:2024年10月25日
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カテゴリー:
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デジタルマーケティング
Facebook広告にはさまざまな配置場所があり、エリアによって推奨される画像サイズ・アスペクト比が異なります。どのサイズ・アスペクト比を選ぶべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Facebook広告の最適な画像サイズや、作り方の注意点を解説します。Facebook広告ポリシーや、Facebook広告ガイドラインの「ベストプラクティス」の具体的な内容も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
配置場所と推奨画像サイズ・アスペクト比まとめ
以下、配置場所に適した画像サイズ・アスペクト比を表にしてまとめています。
【フィード】
配置場所
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推奨画像サイズ・アスペクト比
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Facebookフィード
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Instagramフィード
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Instagramプロフィールフィード
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Facebook Marketplace
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Facebookの右側広告枠
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1200 x 628(アスペクト比1.91:1)
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Instagram発見ホーム・発見タブ
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Messenger受信箱
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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【ストーリーズとリール】
配置場所
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推奨画像サイズ・アスペクト比
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Facebookストーリーズ
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1080 x 1920(アスペクト比9:16)
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Instagramストーリーズ
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1080 x 1920(アスペクト比9:16)
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Messengerストーリーズ
|
1080 x 1920(アスペクト比9:16)
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Instagramリール
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Facebookリール
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Facebookインストリーム動画
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1920 x 1080(アスペクト比16:9)
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【インスタント記事や検索結果】
配置場所
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推奨画像サイズ・アスペクト比
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Facebookインスタント記事
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1200 x 628(アスペクト比1.91:1)
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Facebookの検索結果
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1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Instagramの検索結果
|
1080 x 1080(アスペクト比1:1)
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Facebook広告の画像サイズ以外で重視すべき要素
Facebook広告の設置を考える際、画像サイズ以外で重視すべき要素としては、「テキスト量」「ファイル形式」の2種類があります。それぞれのポイントを簡単に解説します。
テキスト量
まずはテキスト量です。Facebook広告には、画像上のテキストの量に関するガイドラインが存在します。過去には「20%ルール」として知られていましたが、現在は具体的なパーセンテージは設けられていないようです。
ただし画像上のテキストが多いと、広告の配信範囲が制限される可能性があります。シンプルで伝えたいメッセージが明確になるようなテキスト量が推奨されており、視覚的に圧迫感がなく、ユーザーが一目で内容を理解できるものが理想的です。
ファイル形式
JPEG(.jpg)やPNG(.png)は、静止画広告の主なファイル形式として推奨されています。対応しているファイル形式は以下の通りです。
・BMP
・DIB
・HEIC
・HEIF
・IFF
・JFIF
・JP2
・JPE
・JPEG
・JPG
・PNG
・PSD
・TIF
・TIFF
・WBMP
・WEBP
・XBM
Facebook広告の画像サイズや作り方のポイント
Facebook広告の画像は、「サイズさえ合っていれば何を出稿してもよい」というものではありません。画像の内容についても、Facebook広告ポリシーで基準が定められています。
また、「このような画像が望ましい」というベストプラクティスも公開されています。こうしたポイントについて解説していきます。
Facebook広告ポリシーを確認する
まず重視したいポイントは、Facebook広告ポリシーを確認することです。Facebook広告ポリシーに違反していると判断された場合、広告の審査に落ちてしまうほか、広告アカウント凍結などのリスクもあります。
製品に存在しない機能を描写した画像や、虚偽の内容、誤解を招く内容
たとえば、実際には健康効果がない製品にもかかわらず、健康に役立つかのようなイメージを与える画像を使用してしまうと、Facebook広告ポリシーに反すると判断される可能性があるでしょう。
経験的には、「100人が使用したら、100人が同じように実感できる機能が表現されているか?」という観点が重要だと言われています。健康、美容、医療、金融、投資など、人によって得られる結果に大きな個人差がある分野では、とくに注意しましょう。
利用者の意志とは関係なく広告へのリアクションを扇動する内容
いわゆる「釣り広告」などと呼ばれる、悪質な広告です。過激な表現を用いたり、内容をよく見ずにクリックを誘発してしまうような表現、また、そうした意図をもった画像などは避けるべきです。
たとえば、大きく禁止マークだけを表示する画像や、「閲覧注意」「お詫び」「ただちにご確認ください」などのテキストが含まれた画像などが、一例として挙げられるでしょう。
利用者の立場になってみて、「だまされた」と思ってしまうことのないよう、誠実な広告画像を作成していきましょう。
ヘルスケア関連について、使用前と使用後の比較画像や、ありえない結果を示す画像
このポイントは、とくに健康・美容などヘルスケア関連分野に関するものになります。美肌製品、ダイエット製品などの広告は、とくに注意が必要です。
使用前と使用後の比較画像、ありえないほどの非現実的な効果を示す画像などは使用を避けましょう。リアリティのある内容でも、比較画像はNGになると考えてよいでしょう。
ネガティブな自己評価を表現した画像
いわゆる「コンプレックス広告」と呼ばれるものです。たとえば、「痩せないとモテない」「脱毛しないと嫌われる」などのイメージを喚起するような表現が該当します。コンプレックスに訴えかけるような表現は、画像・テキストともに使用を避けましょう。
Facebook広告ガイドラインによる「ベストプラクティス」を理解する
Facebook広告ガイドラインのうち、「広告画像のベストプラクティス」を理解するのも重要です。
製品を使用している人を見せる
製品の画像だけでなく、その製品を実際に使用している「人」を見せるような画像が効果的だとされています。
たとえば、製品がランニングシューズであれば、その靴だけを静物で撮影するのではなく、実際に履いてランニングをしている「人」をメインの被写体とする構図です。
ただしこの際、フォーカスするのは「人」ではなく、あくまで製品です。ランニングシューズの例であれば、ランニングしている人の足元に焦点を当て、靴そのものが主役となるよう撮影アングルを調整したり、画像をトリミングします。
テキストが少ないほど効果的
画像の中にロゴやキャッチフレーズなどのテキスト(文字・文章)を入れる手法は、昨今、動画のサムネイル画像などでよく見かけるようになりました。しかしFacebook広告のベストプラクティスでは、こうしたテキストは少なければ少ないほど効果的とされています。
これについて、以前は「20%ルール」と呼ばれるものがありました。画像の面積のうち、テキストが占める割合を20%程度までに抑えるべき、とするルールです。このルールは現在は撤廃されていますが、依然としてテキストは少ないほうが推奨されています。
文字を画像にして目立たせるのではなく、製品やサービスの魅力が印象として伝わる画像を用意しましょう。
重要な部分だけをトリミングする
画像の中で、重要となる部分だけを切り取ってトリミングし、ユーザーに明確なメッセージを伝えることが推奨されています。「見せたいもの」と無関係の余白や背景をなるべく少なくし、重要な被写体を大きく捉えましょう。複数の画像を用いたい場合は、「カルーセル広告」のフォーマットが推奨されています。
高画質の画像を使用する
Facebook広告では、画像の画質も重要になります。できる限り解像度の高い画像を用意しましょう。
プレビュー機能を有効活用する
プレビュー機能を有効活用するのも重要なポイントです。Facebook広告のプレビューは、広告が実際に配信される前に、表示を確認するための機能になります。
広告がユーザーのフィードやストーリーズなど、さまざまな場所でどのように表示されるかを確認できます。プレビューリンクを取得すれば、他のチームメンバーや関係者と広告のプレビューを共有し、フィードバックの実施も可能です。
まとめ
Facebook広告において、画像は非常に重要な表現媒体です。画像のサイズを配信面に合わせるだけでも、Facebook広告の各種仕様を理解し、複数の画像を用意する必要があります。
また、サイズだけでなく画像の内容も重要です。Facebook広告ガイドライン、広告ポリシー、画像広告のベストプラクティス等をしっかりと確認し、適切な画像の出稿に努めましょう。
過度な表現や、誤解を招くような表現で、ユーザーのクリックを誘導するような広告手法も避けなければいけません。そうした意図がなくても、そのように見られてしまう画像になっていないか、多角的な検証も必要になります。
このように、Facebook広告の画像の作り方や選び方は、見た目以上の難しさがあります。
「運用しながらトライ・アンド・エラーでブラッシュアップしよう」と思っても、不適切な画像をそれと知らずに出稿してしまえば、アカウントが凍結されてFacebook広告の運用自体が不可能になってしまうリスクもあります。
「失敗しながら学ぶ」ことが難しい媒体なので、Facebook広告の運用をご検討中の場合、Web広告に強いマーケティング会社等、専門家に必ず相談することをおすすめします。
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