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Facebook広告の最適な画像サイズとは?画像の作り方の注意点も解説

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2022年04月14日 | 更新日:2024年10月25日

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目次

Facebook広告にはさまざまな配置場所があり、エリアによって推奨される画像サイズ・アスペクト比が異なります。どのサイズ・アスペクト比を選ぶべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Facebook広告の最適な画像サイズや、作り方の注意点を解説します。Facebook広告ポリシーや、Facebook広告ガイドラインの「ベストプラクティス」の具体的な内容も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Facebook広告の配置場所

Facebook広告の配置場所として大別されるのは、「フィード」「ストーリーズとリール」「インスタント記事や検索結果」の3つのカテゴリーです。それぞれの特徴を詳しく解説します。

フィード
フィードとは、ユーザーがログインした際に最初に表示される中央のコンテンツエリアです。具体的には以下のようなものを指します。

・Facebookフィード
 
・Instagramフィード
 
・Instagramプロフィールフィード
 
・Facebook Marketplace
 
・Facebookの右側広告枠
 
・Instagram発見ホーム・発見タブ
 


フィード内容は、ユーザーの行動履歴や興味、関連性、友人やフォローしているページのアクティビティなど多くの要因に基づき、アルゴリズムによってカスタマイズされています。そのため、ユーザーによって異なる広告が表示されるのが特徴です。

ストーリーズとリール
ストーリーズは、24時間後に消える一時的な写真や動画のコンテンツをユーザーがシェアできる機能です。一方リールは、短い動画コンテンツを作成・共有できる機能で、FacebookとInstagramの両方に設けられています。

いずれも、ユーザーがキャッチーなコンテンツをシェアし、短時間で情報を伝えるための手段として人気です。具体的には以下のようなエリアを指します。

・Facebookストーリーズ
 
・Instagramストーリーズ
 
・Messengerストーリーズ
 
・Instagramリール
 
・Facebookリール
 
・Facebookインストリーム動画
 

ストーリーズやリールは、とくに若い世代によく使われている機能であり、広告の内容によっては最適な配置場所になります。

インスタント記事や検索結果
インスタント記事は、Facebook内で高速に読み込まれるモバイル最適化されたコンテンツです。Facebookアプリ内で完結するため、ユーザーが外部サイトに移動することなく記事を読めるのが大きな特徴となります。

Facebookの検索結果は、Facebook上の検索バーにキーワードを入力した際に表示される、関連するコンテンツやユーザー、ページ、グループなどの一覧です。Instagramにも同様の検索バーがあります。

具体的には以下のようなエリアを指します。

・Facebookインスタント記事

Facebook広告インスタント記事

・Facebookの検索結果
 
・Instagramの検索結果
Instagram検索結果広告
インスタント記事は、基本的にFacebookのコンテンツであり、Instagramにはないため注意してください。

Facebook広告で推奨される画像サイズ・アスペクト比

以Facebook広告で推奨される画像サイズ・アスペクト比は、以下の4つです。

・1080 x 1080(アスペクト比1:1)
・1200 x 628(アスペクト比1.91:1)
・1080 x 1920(アスペクト比9:16)
・1920 x 1080(アスペクト比16:9)

それぞれの概要や特徴を詳しく解説します。

1080 x 1080(アスペクト比1:1)
「1080 x 1080(アスペクト比1:1」は、画面占有率が高く、ビジュアル内容を明確に伝えやすいのが特徴です。モバイルユーザーに対応する必要性から、現在主流となっているサイズ・アスペクト比の1つとなっています。

スクエア型(正方形)の広告として、FacebookフィードやInstagramフィードなどで使用されます。Facebookインストリーム動画以外であれば、ほとんどすべてのエリアで使えるサイズです。

1200 x 628(アスペクト比1.91:1)
「1200 x 628(アスペクト比1.91:1)」は、いわゆるランドスケープ形式で、テキストと画像のバランスを取りやすいのが特徴です。モバイルユーザーがそれほど多くない時代では、こちらが主流となっていました。

横長の広告として、Facebookの右側広告枠やFacebookインスタント記事などでよく使われています。

1080 x 1920(アスペクト比9:16)
「1080 x 1920(アスペクト比9:16)」は、モバイルユーザーが使っているデバイスの全画面をカバーするサイズで、縦長のフルスクリーン画面で表示されます。没入感・臨場感を伝えやすいのが大きな特徴です。

具体的には、FacebookストーリーズやInstagramストーリーズ、Messengerストーリーズで活用されます。

1920 x 1080(アスペクト比16:9)
「1920 x 1080(アスペクト比16:9)」は、「1080 x 1920」と同じくデバイスの全画面をカバーするサイズで、横長のフルスクリーン画面で表示されます。テレビ番組をはじめとして、多くの動画コンテンツで使用されており、視聴者に馴染みのあるフォーマットです。

Facebookインストリーム動画など、動画コンテンツの合間に挟む広告のサイズとして優れています。

配置場所と推奨画像サイズ・アスペクト比まとめ

以下、配置場所に適した画像サイズ・アスペクト比を表にしてまとめています。

 

【フィード】

配置場所

推奨画像サイズ・アスペクト比

Facebookフィード

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Instagramフィード

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Instagramプロフィールフィード

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Facebook Marketplace

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Facebookの右側広告枠

1200 x 628(アスペクト比1.91:1

Instagram発見ホーム・発見タブ

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Messenger受信箱

1080 x 1080(アスペクト比1:1

 

【ストーリーズとリール】

配置場所

推奨画像サイズ・アスペクト比

Facebookストーリーズ

1080 x 1920(アスペクト比9:16

Instagramストーリーズ

1080 x 1920(アスペクト比9:16

Messengerストーリーズ

1080 x 1920(アスペクト比9:16

Instagramリール

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Facebookリール

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Facebookインストリーム動画

1920 x 1080(アスペクト比16:9

 

【インスタント記事や検索結果】

配置場所

推奨画像サイズ・アスペクト比

Facebookインスタント記事

1200 x 628(アスペクト比1.91:1

Facebookの検索結果

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Instagramの検索結果

1080 x 1080(アスペクト比1:1

Facebook広告の画像サイズ以外で重視すべき要素

Facebook広告の設置を考える際、画像サイズ以外で重視すべき要素としては、「テキスト量」「ファイル形式」の2種類があります。それぞれのポイントを簡単に解説します。

テキスト量

まずはテキスト量です。Facebook広告には、画像上のテキストの量に関するガイドラインが存在します。過去には「20%ルール」として知られていましたが、現在は具体的なパーセンテージは設けられていないようです。

ただし画像上のテキストが多いと、広告の配信範囲が制限される可能性があります。シンプルで伝えたいメッセージが明確になるようなテキスト量が推奨されており、視覚的に圧迫感がなく、ユーザーが一目で内容を理解できるものが理想的です。

ファイル形式
JPEG(.jpg)やPNG(.png)は、静止画広告の主なファイル形式として推奨されています。対応しているファイル形式は以下の通りです。

・BMP
・DIB
・HEIC
・HEIF
・IFF
・JFIF
・JP2
・JPE
・JPEG
・JPG
・PNG
・PSD
・TIF
・TIFF
・WBMP
・WEBP
・XBM

Facebook広告の画像サイズや作り方のポイント

Facebook広告の画像は、「サイズさえ合っていれば何を出稿してもよい」というものではありません。画像の内容についても、Facebook広告ポリシーで基準が定められています。

また、「このような画像が望ましい」というベストプラクティスも公開されています。こうしたポイントについて解説していきます。

Facebook広告ポリシーを確認する
まず重視したいポイントは、Facebook広告ポリシーを確認することです。Facebook広告ポリシーに違反していると判断された場合、広告の審査に落ちてしまうほか、広告アカウント凍結などのリスクもあります。

 

製品に存在しない機能を描写した画像や、虚偽の内容、誤解を招く内容

たとえば、実際には健康効果がない製品にもかかわらず、健康に役立つかのようなイメージを与える画像を使用してしまうと、Facebook広告ポリシーに反すると判断される可能性があるでしょう。

経験的には、「100人が使用したら、100人が同じように実感できる機能が表現されているか?」という観点が重要だと言われています。健康、美容、医療、金融、投資など、人によって得られる結果に大きな個人差がある分野では、とくに注意しましょう。

利用者の意志とは関係なく広告へのリアクションを扇動する内容
いわゆる「釣り広告」などと呼ばれる、悪質な広告です。過激な表現を用いたり、内容をよく見ずにクリックを誘発してしまうような表現、また、そうした意図をもった画像などは避けるべきです。

たとえば、大きく禁止マークだけを表示する画像や、「閲覧注意」「お詫び」「ただちにご確認ください」などのテキストが含まれた画像などが、一例として挙げられるでしょう。

利用者の立場になってみて、「だまされた」と思ってしまうことのないよう、誠実な広告画像を作成していきましょう。

 

ヘルスケア関連について、使用前と使用後の比較画像や、ありえない結果を示す画像
このポイントは、とくに健康・美容などヘルスケア関連分野に関するものになります。美肌製品、ダイエット製品などの広告は、とくに注意が必要です。

使用前と使用後の比較画像、ありえないほどの非現実的な効果を示す画像などは使用を避けましょう。リアリティのある内容でも、比較画像はNGになると考えてよいでしょう。

ネガティブな自己評価を表現した画像
いわゆる「コンプレックス広告」と呼ばれるものです。たとえば、「痩せないとモテない」「脱毛しないと嫌われる」などのイメージを喚起するような表現が該当します。コンプレックスに訴えかけるような表現は、画像・テキストともに使用を避けましょう。

Facebook広告ガイドラインによる「ベストプラクティス」を理解する
Facebook広告ガイドラインのうち、「広告画像のベストプラクティス」を理解するのも重要です。

製品を使用している人を見せる
製品の画像だけでなく、その製品を実際に使用している「人」を見せるような画像が効果的だとされています。

たとえば、製品がランニングシューズであれば、その靴だけを静物で撮影するのではなく、実際に履いてランニングをしている「人」をメインの被写体とする構図です。

ただしこの際、フォーカスするのは「人」ではなく、あくまで製品です。ランニングシューズの例であれば、ランニングしている人の足元に焦点を当て、靴そのものが主役となるよう撮影アングルを調整したり、画像をトリミングします。

テキストが少ないほど効果的
画像の中にロゴやキャッチフレーズなどのテキスト(文字・文章)を入れる手法は、昨今、動画のサムネイル画像などでよく見かけるようになりました。しかしFacebook広告のベストプラクティスでは、こうしたテキストは少なければ少ないほど効果的とされています。

これについて、以前は「20%ルール」と呼ばれるものがありました。画像の面積のうち、テキストが占める割合を20%程度までに抑えるべき、とするルールです。このルールは現在は撤廃されていますが、依然としてテキストは少ないほうが推奨されています。

文字を画像にして目立たせるのではなく、製品やサービスの魅力が印象として伝わる画像を用意しましょう。

重要な部分だけをトリミングする
画像の中で、重要となる部分だけを切り取ってトリミングし、ユーザーに明確なメッセージを伝えることが推奨されています。「見せたいもの」と無関係の余白や背景をなるべく少なくし、重要な被写体を大きく捉えましょう。複数の画像を用いたい場合は、「カルーセル広告」のフォーマットが推奨されています。

高画質の画像を使用する
Facebook広告では、画像の画質も重要になります。できる限り解像度の高い画像を用意しましょう。

プレビュー機能を有効活用する
プレビュー機能を有効活用するのも重要なポイントです。Facebook広告のプレビューは、広告が実際に配信される前に、表示を確認するための機能になります。

広告がユーザーのフィードやストーリーズなど、さまざまな場所でどのように表示されるかを確認できます。プレビューリンクを取得すれば、他のチームメンバーや関係者と広告のプレビューを共有し、フィードバックの実施も可能です。

まとめ

Facebook広告において、画像は非常に重要な表現媒体です。画像のサイズを配信面に合わせるだけでも、Facebook広告の各種仕様を理解し、複数の画像を用意する必要があります。

また、サイズだけでなく画像の内容も重要です。Facebook広告ガイドライン、広告ポリシー、画像広告のベストプラクティス等をしっかりと確認し、適切な画像の出稿に努めましょう。

過度な表現や、誤解を招くような表現で、ユーザーのクリックを誘導するような広告手法も避けなければいけません。そうした意図がなくても、そのように見られてしまう画像になっていないか、多角的な検証も必要になります。

このように、Facebook広告の画像の作り方や選び方は、見た目以上の難しさがあります。

「運用しながらトライ・アンド・エラーでブラッシュアップしよう」と思っても、不適切な画像をそれと知らずに出稿してしまえば、アカウントが凍結されてFacebook広告の運用自体が不可能になってしまうリスクもあります。

「失敗しながら学ぶ」ことが難しい媒体なので、Facebook広告の運用をご検討中の場合、Web広告に強いマーケティング会社等、専門家に必ず相談することをおすすめします。

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