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セルフ型ネットリサーチをうまく活用するためのポイント&おすすめツール3選

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2025年01月29日

カテゴリー:
目次

現代のビジネスでは、意思決定に役立つデータをスムーズに収集することが重要視されています。なかでも、セルフ型ネットリサーチは専門会社に依頼する必要がなく、比較的低コストで実施できるとして注目されています。

セルフ型ネットリサーチの基本的な仕組みや具体的な進め方、メリットとデメリットに加え、GoogleフォームやSurvey Monkeyなどのおすすめのツールもあわせて紹介します。

セルフ型ネットリサーチとは

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セルフ型ネットリサーチとは、企業や個人が専門の調査会社に依頼せず、自ら設計・実施するネットリサーチの手法です。

Webアンケートツールや簡易なリサーチツールを活用し、対象者からデータを直接収集します。手軽に始められるため、小規模な調査や、予算が限られている場合でも利用しやすいのが特徴です。
比較的低コストかつスピーディにデータを収集できる点で多くの企業に採用されていますが、調査設計や対象者選定など、運用面での工夫が求められます。

 

5ステップで実施!セルフ型ネットリサーチの基本的な流れ

 
セルフ型といってもネットリサーチを行うための事前準備は必要です。
下記の5ステップを参考に進めるといいでしょう。
 
 

STEP1.調査目的の設定

セルフ型ネットリサーチでは、リソースや利用できるツールが限られるため、目的を絞り込むのが重要です。広範囲なテーマや専門的な内容を目指すと、設計や運用に無理が生じるリスクがあります。

目的の具体例としては、以下のようなものがあります。

〇新商品のコンセプトに関する意見収集: サンプル数を絞り、初期アイデアに対する消費者の反応を確認する
〇ターゲット層のニーズ確認: 特定の商品・サービスに対するニーズ(期待している点や不満がある点など)を簡易的に調査する

 

STEP2.ターゲットの選定

調査目的の設定ができたら、次に調査の対象となるターゲットを決めます。セルフ型ネットリサーチでは、専門会社のモニターパネルを使用するか、自社のリソースを活用して対象者を集めるのが一般的です。
自社のリソースとしては、たとえば既存顧客リストを活用する場合は、メールマガジンやSNSフォロワーを活用してアンケートを配信し、実際の顧客から意見を集めます。InstagramやFacebookなど、SNSで調査内容を拡散し、ターゲット層にアプローチする方法もあります。

 

STEP3.調査票(アンケート)の設計

ターゲット・手法まで決められたら、次に調査票(アンケート)の設計を行います。セルフ型ネットリサーチでは、専門知識がなくても使いやすいWebアンケートツールを活用して設計を進めます。
Googleフォームなどのツールには、満足度調査や購買意向調査のテンプレートがあり、設計にかかる時間を短縮できます。回答に応じて質問を分岐させたり、自動返信メールを設定したりとさまざまな機能があるため、なるべく事前に使い方に関する知識を身につけましょう。

 

STEP4.実施・回収

セルフ型ネットリサーチでは、調査の配信やデータ回収を調査者自身で対応する必要があります。配信作業や回答の管理に手間がかかるように思えますが、Webアンケートツールを活用すれば、これらの作業を効率化できます。

Webアンケートツールは、回答が集まるたびに自動的にデータを記録するため、調査者が手作業で管理する必要はありません。GoogleフォームやSurveyMonkeyでは、リアルタイムで進捗を確認でき、回答数が目標に達しているかを把握できます。

 

 

STEP5.分析

最後に、回収された回答データを集計し、集計データをもとに分析します。アンケートの回収が終わった段階では、データはまだ「回答が集合している状態」に過ぎません。収集したデータを整理・分析し、役立つ形にまとめます。
定量データであれば集計結果をもとに、調査目的に関連する傾向やパターンを抽出します。必要に応じてグラフを使い、視覚的にわかりやすくするのもよいでしょう。自由記述形式の回答は、「ポジティブな意見」「ネガティブな意見」などカテゴリーごとに分け、内容を整理します。

 

ネットリサーチの基本的な手法

 

十分な回答が集まったら、最後に分析を行います。セルフ型ネットリサーチでは、Webアンケートツールの分析機能を活用すれば、データ処理が簡単に行えます。専門的なスキルがなくても、基本的な分析作業であればとくに不便はありません。

グラフ作成など、視覚的な分析がしやすいのも、Webアンケートツールを使う利点です。ツール内で棒グラフや円グラフを自動作成できるため、プレゼン資料作成時にも役立ちます。

セルフ型ネットリサーチのメリット

 

ネットリサーチを低価格で実施できる

セルフ型ネットリサーチのメリットは、調査を比較的低価格で実施できる点です。専門会社にネットリサーチを依頼する場合、調査設計費や分析・レポート作成費などさまざまな費用が発生します。

しかしセルフ型であれば、設計などの作業を自社で行うため、上記のような費用の削減が可能です。Googleフォームや無料プランが用意されたWebアンケートツールを利用すれば、ツール自体の費用をゼロに抑えられます。

 

スムーズかつ柔軟に調査ができる

スムーズかつ柔軟に調査ができるのも、セルフ型ネットリサーチのメリットです。専門会社に依頼する場合、見積もりやスケジュール調整に時間がかかるケースもあります。
しかしセルフ型の場合、調査の設計から配信まで短時間で行えるため、急ぎの案件や短期間での意思決定にも対応可能です。回答がリアルタイムで集まり、状況を逐一確認できるため、すぐに分析作業に移行できます。

計画から実施、分析までを一貫してスムーズに操作できるため、スピードが重視される現代のビジネスシーンに適しています。

 

 

専門知識がなくても利用できる

セルフ型ネットリサーチは、専門知識がなくても手軽にアンケートを作成・実施できる点が魅力です。Webアンケートツールには、テンプレートが豊富に用意されており、調査の目的に合わせて簡単に設問を設計できます。

小規模な市場調査では、複雑な設計や分析の必要がなく、ツールの自動分析機能で十分対応可能です。ある程度ツールの使い方を学ぶ必要はありますが、基本的には経験が少ない人でも問題なく調査を進められます。

 

セルフ型ネットリサーチのデメリット・注意点

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ツールの機能を使って専門知識がなくても利用可能なセルフ型ネットリサーチですが、デメリットや使用するときの注意ポイントを理解していないと、手軽・低コストとはいえ、意味のないリサーチになってしまいかねません。

せっかくのリサーチを失敗しないためにも、下記のポイントを抑えておきましょう。

 

 

アンケートの実施を自社で対応する

セルフ型ネットリサーチのデメリット・注意点は、アンケートの実施を自社で対応しなければならない点です。簡単な調査であれば問題ありませんが、もし専門的な調査をする場合は、設問設計や調査対象の選定、分析などの作業が複雑になります。

個人情報の記載についても、収集の目的やデータ保管の責任者、プライバシーポリシーなどを正しく明記する必要があります。ツールである程度カバーできるとはいえ、こうしたネットリサーチの一連の流れを自分たちで担当しなければならない点には注意してください。

 

 

回答者数や回答率の確保が難しい

セルフ型ネットリサーチでは、回答者数や回答率を確保することが難しいという課題があります。主な理由は、自社で回答者を募集する場合、対象にアプローチする手段が限られているためです。
たとえば自社顧客リストやSNSを活用しても、それらのチャネルだけでは十分なサンプル数を集められない場合があります。

 

 

調査結果が偏るリスクがある

セルフ型ネットリサーチは、調査結果が偏るリスクがある点にも注意しましょう。前述のように、自社の顧客やSNSフォロワーなど、特定の属性に限定して調査を実施すると、結果が偏るリスクがあります。

結果が偏ると、回答自体の信頼性が低くなり、意思決定にも影響を及ぼします。思うように回答が集まらない場合は、外部モニターや調査会社のパネルを活用し、多様な層から回答を得ることも検討しましょう。

 

セルフ型ネットリサーチに使えるおすすめツール3選

 

セルフ型ネットリサーチに使用できるツールは、アカウント登録だけで無料に使えるものや、使用に制限はあるものの無料プランで使用できるWebツールなどがあります。

 

 

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleによる無料のアンケート作成・収集ツールです。シンプルで直感的な操作性が特徴で、個人や企業を問わず、簡単にアンケートや調査を作成できます。
回答データは自動でGoogleスプレッドシートと連携されるため、収集・分析も効率的に行えます。個人利用や小規模調査であれば、無料で利用可能です。
Googleフォームが含まれているGoogle Workspace利用時は有料となりますが、基本的には無料で使えると考えてよいでしょう。

 

 

Survey Monkey

SurveyMonkeyは、簡単にオンライン調査を作成・配信・分析できるアンケートツールです。豊富な機能を備えており、個人利用からビジネス、学術研究まで幅広い用途に対応しています。
AI自動作成機能も特徴的で、短いプロンプト(指示文)を入力するだけで自動的にアンケートの作成が可能です。無料プランと有料プランがあります。

【個人プラン】
〇標準(月間契約):月額5500円
〇アドバンテージ(年間契約):年額7万円(月額換算5833円)
〇プレミア(年間契約):年額17万5000円(月額換算1万4583円)

【チームプラン】
〇アドバンテージ:月額4600円/ユーザー
〇プレミア:月額1万1050円/ユーザー

 

 

Questant

Questantは、マクロミルが提供するオンラインアンケート作成・配信ツールです。初心者でも扱いやすく、「 Webサイト評価」「ブランドイメージ」など、70種類のテンプレートを使えます。

Questantは、無料プランの利用が可能です。有料プラン(年間)は、以下の3つに分けられます。

〇通常プラン:年額5万円
〇ビジネスプラン:年額15万円
〇プレミアムプラン:年額30万円

ほかにも、単発で使える「アドホック(1アンケート5,000円~)」「パネル調査(1アンケート 10,000円~)」もあります。

 

まとめ

 

セルフ型ネットリサーチは、コストを抑えながら手軽にデータ収集ができる便利な手法です。一方で、回答者数の確保や偏りのリスクなどの課題もありますが、ツールの活用や設計の工夫などである程度カバーできます。
Googleフォーム、Survey Monkey、Questantなど、無料で利用できるツールも多くあるため、利用を検討しましょう。セルフ型での調査で限界を感じた場合は、専門会社に依頼するのがおすすめです。

 

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