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Webアンケート(ネットリサーチ) とは? 今さら聞けない基礎知識とメリット・デメリット、実施のフロー

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2025年01月23日

カテゴリー:
目次

Webアンケート(ネットリサーチ)は、インターネットを活用して意見や情報を収集する調査手法です。コストの低さや手軽さ、短期間でデータが得られる効率性から、多くの企業や研究機関で活用されています。

とはいえ、すべての調査に適しているわけではなく、目的や対象者に応じた工夫が必要です。本記事では、Webアンケートについての基礎知識を解説。初歩すぎて今さら聞けない定義や活用例から特徴、メリット・デメリット、実施手順や意識すべきポイントまで詳しく紹介。ネットリサーチをこれから学ぼうとしている方、初めて業務に携わる方におすすめです。

Webアンケート(ネットリサーチ)とは

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Webアンケート(ネットリサーチ)は、現代のデータ収集方法として注目されています。企業や研究機関、行政など、利用されている分野は多種多様です。今回はWebアンケートの基本的な定義や特徴について解説します。

 

 

定義

Webアンケート(ネットリサーチ)とは、インターネットを活用して特定のテーマに関する意見や情報を収集する調査手法です。企業や研究機関、行政機関などが広く利用しています。
回答者はメールやSNS、専用プラットフォーム経由で提供されるリンクをクリックして、オンラインフォームにアクセスします。PCやスマートフォンを使って回答する形式が一般的です。

Webアンケートは、実態把握と仮説検証に役立てられます。

●実態把握:特定の対象者が「今どのような状況にあるか」を数値や意見として明確に把握すること
●仮説検証:あるテーマや問題について立てた仮説が正しいかどうかを、実際のデータや事実に基づいて確認すること

上記のような実態把握、仮説検証を通じて、意思決定をサポートする重要な役割を果たします。

 

 

活用例

Webアンケート(ネットリサーチ)の主な活用例は、以下の通りです。

●商品・サービスの改善
●市場調査
●社内調査

Webアンケートは、顧客から直接意見を集める手段として有用です。消費者の購買意欲や競合商品の評価を調査し、効果的なマーケティング戦略の立案のためにも活用できます。
また、従業員満足度や職場環境の改善を目的とした調査にも使われます。匿名性が確保されるため、スタッフが本音を伝えやすい環境として機能し、組織の課題を明確化するのに便利です。
ここまでは主にビジネスに関する用途ですが、ほかにも政策形成や地域課題の把握を目的とした世論調査でも使われます。自治体や研究機関が地域住民の意識調査を行うほか、社会問題やトレンドの把握など、幅広い分野で活用されています。

 

Webアンケート(ネットリサーチ)の特徴

Webアンケート(ネットリサーチ)の特徴は、以下の3点です。

●オンラインで完結
●短期的に回答を収集
●自動集計

Webアンケートは、インターネット上で回答を収集する手法です。そのため回答者は、PCやスマートフォンを使用して手軽に参加できます。
アンケート配信後、すぐに回答を収集できるのも強みです。対象者が多い場合でも、短期間でデータを集めつつ、スピーディーな意思決定や施策の実行につなげられます。

回答の自動集計も、Webアンケートならではの特徴です。多くのWebアンケートツールには自動集計機能が搭載されており、回答結果がリアルタイムで反映されます。手作業での集計ミスを防げるだけでなく、グラフやレポート作成にも役立ちます。
 

Webアンケート(ネットリサーチ)を実施する目的

Webアンケート(ネットリサーチ)を実施する目的は、以下の3点です。

市場調査

Webアンケートを実施する主な目的は、市場調査です。市場調査とは、特定の市場における消費者のニーズや行動、購買意欲、競合状況などを把握するために行う調査を指します。
アンケートの実施によって、他社の商品・サービスに対する評価を把握し、自社が差別化できるポイントを明確化します。また、ターゲット層の細かいニーズを理解することで、効果的なマーケティング施策を立案できます。

 

商品・サービスの改善

商品・サービスの改善も、Webアンケートを実施する目的としてよく挙げられます。実際に商品を使用した顧客から、使用感や改善点について具体的な意見を聞き、品質向上につなげます。
「消費者がどのような課題を感じているか」「どのような機能を求めているか」などを把握すれば、新商品の企画や既存商品の改良が、顧客のニーズに沿った形で行えます。

 

ブランドイメージの調査

Webアンケートは、ブランドイメージの調査のために実施されるケースもあります。ブランドイメージは、購買行動や競合との差別化に大きく影響を与える要素です。ビジネスを行ううえでは、定期的に調査を行い、ブランド戦略を最適化しなければなりません。
ブランドイメージの調査では、「信頼できる」「高級感がある」「ハードルが高い」など、ポジティブ・ネガティブ双方の評価を収集します。調査結果を基に、ブランドの課題や強みを導き出し、広告やプロモーション活動を改善します。

 

Webアンケート(ネットリサーチ)のメリット

Webアンケート(ネットリサーチ)のメリットは、次の3点が挙げられます。

コストが低い

Webアンケートは、従来の紙媒体や対面形式の調査に比べて、比較的コストを抑えやすい点です。たとえば紙の印刷費用や郵送代、回収後のデータ入力作業にかかる人件費を削減できます。
GoogleフォームやMicrosoft Formsなど、無料で利用できるオンラインツールが充実しているのも大きな利点です。予算が限られている中小企業や個人でも気軽に調査を行えます。

 

幅広い回答者から回答をもらえる

幅広い回答者から回答をもらえるのも、Webアンケートのメリットです。地域・年齢・性別・職業に関わらず、インターネットを利用する人であればアンケートに参加できるため、多様な属性のデータを収集できます。
インターネットを活用することで、海外の回答者にも同時にアンケートを配布できます。翻訳・ローカライズの手間はかかりますが、世界中の意見を効率的に収集できる利便性は、Webアンケートならではの利点です。

 

回答者の負担が軽い

回答者の負担が軽いのも、Webアンケートのメリットです。インターネットに接続できる環境さえあれば、自宅や移動中など、好きな時間・場所で回答できます。対面調査や電話調査と異なり、決まった時間や場所に縛られることがありません。
Webアンケートは、クリックや入力だけで回答できるシンプルな設計が主流です。基本的には数分以内で回答が完了するため、回答者の負担が最小限に抑えられています。

 

Webアンケート(ネットリサーチ)のデメリット・注意点

下記のWebアンケート(ネットリサーチ)のデメリット・注意点は、ネットリサーチの実施に際して把握しておく必要があります。

 

インターネットを利用している人のみ対象になる

Webアンケートのデメリット・注意点は、インターネットを利用しているユーザーだけが対象になる点です。オンライン環境にアクセスできない高齢者やデジタルデバイスに不慣れな層にはアプローチが難しく、回答者の属性が偏る可能性があります。

もちろんデジタルに強い若者層をターゲットにしている場合であれば、Webアンケートが適しています。もし全世代の意見が必要な場合は、別手法も検討するとよいでしょう。

 

まじめに回答されない可能性がある

まじめに回答されない可能性があるのも、Webアンケートのデメリット・注意点です。匿名性が高いため、回答者がとくに考えず、適当に選択肢を選んだり自由記述欄に意味のない文字列を入力したりするケースがあります。
報酬(インセンティブ)を目的として、1人の回答者が複数回回答する場合や、架空の情報で回答が行われる場合もあるでしょう。回答の質を高めるための工夫は必須といえます。

 

調査内容によっては適していない場合がある

Webアンケートは、調査内容によっては適していない場合があります。たとえば表情や声のトーン、態度など、回答者の感情や態度を示す「非言語的な情報」の収集には向いていません。
しかし、何かしらの調査を行う場合、Webアンケートだけにこだわる必要はありません。アンケートで全体的な傾向を把握した後、重要なポイントについては対面調査やインタビューを実施するなど、他の調査手法と組み合わせて活用する方法もあります。

 

Webアンケート(ネットリサーチ)の実施手順

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Webアンケート(ネットリサーチ)の実施手順は、以下の通りです。

●調査の目的を設定する
ターゲットを明確にする
アンケートを設計する
実施・回答収集
データの集計・分析

まずは、調査の目的を設定し、「何を知りたいのか」を明確にします。その次に、ターゲット層を具体的に絞り込み、調査対象者を明確にしてください。
続いて、調査目的に合った質問形式や構成でアンケートを設計します。設計が完了したら、Webツールを活用して配布し、回答を収集しましょう。
最後に、集めたデータを集計・分析し、調査目的に応じた結論や施策を導きます。

 

Webアンケート(ネットリサーチ)の実施で意識したいポイント

Webアンケート(ネットリサーチ)の実施する際は以下のポイントを意識すると良いでしょう。

●アンケートの目的を明確にする
●シンプルな質問・デザインを意識する
●回答率を高めるための工夫をする

目的の明確化は、設計や分析にも関わる重要なステップです。目的に沿った質問を作成することで、的確なデータを収集できます。
回答者が負担なくスムーズに回答できるよう、質問内容を簡潔にし、視認性の高いデザインを心がけるのも重要です。内容が複雑だと、途中で離脱する人が多くなり、回答率が下がってしまいます。

シンプルな設計のほかにも、インセンティブの提供など、回答率を高めるための工夫をいくつか実施しましょう。

 

まとめ

Webアンケート(ネットリサーチ)は、手軽さやコストの低さ、多様な回答者にアプローチできる点が大きなメリットです。しかしインターネット利用者に限られる対象者や不正回答のリスクなど、デメリット・注意点も存在します。
実施手順や意識すべきポイントを押さえることで、Webアンケートを効果的に活用し、質の高いデータを得られるようになります。自社だけで対応が難しい場合は、専門会社に依頼するのがおすすめです。

 

 

ネオマーケティングは国内約2889万人のアンケート会員を保有するパネルネットワークを構築、ご希望の調査対象者にリサーチを実施することが可能です。
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