Aboutプレスリリース作成配信について
プレスリリースは、その名の通りプレス(新聞、報道など)向けに出すものです。
1日何十通ものプレスリリースが届くメディアにとって、単なる商品PRのプレスリリースは、目に留まることなく、ゴミ箱行きとなってしまいます。
行政機関や民間企業、各種団体などから新製品・新サービス、イベント・キャンペーン告知、業務発表などを、メディアもしくはメディア関係者に向けて発表された声明や資料のことをプレスリリースと言います。
広告のように特定の場所に掲載を保証するものではなく、記者の関心によって掲載が決まるのも大きな特徴です。
記事として掲載される可能性の高いプレスリリースとは
-
メディアに好まれるのは、”客観性のある情報”!
「売上何万人突破!」「キャンペーン実施中!」というような、企業側の”主観的”なプレスリリースをメディアは望みません。メディア側の立場を考えてみましょう。
メディア側がそのプレスリリースを記事にしようとした場合、読者にとって「有益な情報」か、というようなことをまずはじめに考えます。
例えばあるペンのPRをしたいとします。届いたプレスリリースが「〇〇ペンXX万本突破記念!キャンペーン実施中!」というような内容だったとしたら、それにニュースバリューがあるかどうかは判断できません。
では、そのニュースバリューを判断する客観的なデータがあったらどうでしょうか?
「30〜40代くらいのビジネスマン84%が良いと言っているペン」に関する、客観性のあるリサーチ結果がプレスリリースに掲載されていたら、これは記事になる価値があるのではないでしょうか。
調査結果が記事になれば、記事を配信している企業名も当然掲載されますし、リサーチ結果と関連する製品のPRも行いやすいというわけです。
リリースの配信先を選ぶ
リリースが完成したら、そのリリースを「どこへ配信すればよいか分からない」という方もいるかもしれません。
客観的なデータを組み込んだ質の良いリリースであっても、その配信先の選び方によっては、メディアや消費者の目に留まらないという効果になってしまいます。
すなわち、メディアに紹介されるためには、「効率のよい配信リスト」を作成することも重要です。
配信先を選定し、配信リストを作成するには以下の3つのポイントをおさえることが大切です。
-
01.ターゲットの想定
誰にリリースを見てほしいのか?
-
02.ターゲットが接触するメディアを設定
ターゲットがどのようなメディアから情報を入手しているかを想定する。
-
03.対象メディアのピックアップ
最初は30社ほど選び、そこから増やすのがベターです。
プレスリリースの作成から配信までの流れ
客観的なデータを元にしたプレスリリースの作成・配信までの一般的な流れをご紹介します。
-
01.基本設計を考える
”メディアが興味をもつ情報”を考える。
-
02.客観的データを取得する
ネットリサーチを活用して”市場の声”を収集する。
-
03.プレスリリースを作成する
①最低限のルールを理解する。
②メディアが関心を示すストーリーを創る。 -
04.メディアアプローチ
リリースの配信先を選ぶ