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withコロナで消費者の意識はどう変わる?2020年ライフスタイルに関する調査

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2020年05月07日 | 更新日:2024年08月06日

カテゴリー:
目次

過去調査と比較して、世代ごとに変化がみられる調査結果に!

総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2020年4月14日(火)~2020年4月15日(水)の2日間、全国の20歳~69歳の男女2000名を対象に、生活に対する価値観を調査するインターネットリサーチを実施し、2017年の過去調査と比較いたしました。

 

<調査背景>
コロナウイルスの感染拡大により、日本中に影響が及んでいます。外出を極力控え、人との接触も最小限に抑える自粛に、列島中が耐えていることかと思います。この危機をきっかけに人々の生活と行動が一変していますが、価値観や意識にまでも変化の兆しが表れているのではないでしょうか?
そこで今回は、全国の20歳~69歳の男女2000名を対象に、生活に対する価値観を調査するインターネットリサーチを実施しました。過去調査と比較することで、コロナウイルスの感染拡大が消費者のライフスタイルおよび価値観に及ぼす影響を調査しました。今後も定期的に調査していくことを想定しています。報道の一資料として、ぜひご活用ください。

<調査概要>

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施

調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~69歳の男女を対象に実施

有効回答数:2000名(性年代別:各200名)

調査実施日:2020年4月14日(火)~2020年4月15日(水)の2日間

「2020年ライフスタイルに関する調査」主な質問と回答

食生活への満足度は?
全体で見ると、2017年と比較して、満足していると回答した人の合計の割合は6.8ポイント増加。
一方で、性年代別では女性30代、女性60代の満足度が低下。

レジャー・余暇生活への満足度は?
2020年と2017年とを比較すると、全体の満足度に大きな変化はない。しかし、性年代別でみると特徴があり、男性40代は8.5ポイント、男性60代は7.5ポイント、女性30代は7.5ポイント、女性60代は12.5ポイントそれぞれ満足度が低下。特に家族がいる世代と、高年齢の人の満足度が減少傾向にある。他方、男性30代は満足度が高くなる結果に。

 

◆コロナウイルスの感染拡大によって消費行動はどのように変化したか?
【自由回答 一部抜粋】
・外食に行かなくなったので良い食材を使って家で料理をする。キャンプに行けない分、家でも使える道具を買って楽しんでいる。(男性、30代、千葉県)
・ネットで注文することが、さらに多くなった。本屋や雑貨屋さんなど、すぐに必要でないものの店を訪れることが減った。(女性、30代、埼玉県)
・体調を整えるための食品などを購入することが多くなり食費がかさんでいる。
(女性、30代、京都府)
・お出かけや外出できない分、家の中のもの、家具などを購入している。(女性、40代、愛知県)

調査データのダウンロードはこちら

Q1. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[衣生活](単数回答)【n=2000】

 

Q1. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[衣生活](単数回答)【n=2000】
普段の生活への満足度を、いくつかの項目に分類してお聞きしました。
まずは生活の基盤となる衣食住の「衣」についてです。「満足している」「まあ満足している」と回答した人の合計は52.0%、「やや不満だ」「不満だ」と回答して人の合計は16.3%となりました。
次に性年代別で満足計を細かく見ていくと、男性30代、男性60代、女性30代、女性60代に変化があったのがわかります。男性30代については、2020年のほうが満足している、と回答した人の割合が高くなっています。他方で、女性30代と、男女60代についてはいずれも2017年と比較して、満足している人の割合が低くなる結果となりました。


Q2. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[食生活](単数回答)【n=2000】

Q2. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[食生活](単数回答)【n=2000】
次に衣食住の「食」の満足度について伺いました。「満足している」「まあ満足している」と回答した人の合計は60.2%、「やや不満だ」「不満だ」と回答して人の合計は14.2%となりました。2017年と比較して、満足していると回答した人の合計の割合は6.8ポイント増加しています。
次に性年代別で満足計を細かく見ていくと、男女ともに、20代の満足度が少し高く、30~40代が低めで50代、60代と年齢が上がるにつれて、満足度が高くなる傾向があるようです。
全体では満足度は高まった結果となりましたが、一部の性年代では満足度の低下がみられます。2020年と2017年を比較すると、特に女性30代、女性60代の満足度の低下しているようです。



Q3. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[住生活](単数回答)【n=2000】


Q3. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[住生活](単数回答)【n=2000】
衣食住の「住」の満足度についてお聞きしました。「満足している」「まあ満足している」と回答した人の合計は52.8%、「やや不満だ」「不満だ」と回答して人の合計は18.6%となりました。
2017年と比較しても、全体では満足度の変化はほとんどないといえます。
性年代別で満足計を細かく見ていくと、2020年と2017年で男性30代と女性60代に変化が見られました。男性30代は10.5ポイント上昇、女性60代は11.5ポイント減少しています。


Q4. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[レジャー・余暇生活](単数回答)【n=2000】


Q4. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[レジャー・余暇生活](単数回答)【n=2000】
次に、外出自粛が続いている中で、「レジャー・余暇生活」の満足度についてお聞きしました。
「満足している」「まあ満足している」と回答した人の合計は39.0%、「やや不満だ」「不満だ」と回答して人の合計は24.3%となりました。2017年と比較しても、全体では満足度の変化はほとんど確認できませんでした。
しかし、性年代別で満足計を細かく見ていくと、性年代ごとの違いが見えてきます。2020年と2017年とを比較して、男性40代、男性60代、女性30代、女性60代に変化が見られます。男性40代は8.5ポイント、男性60代は7.5ポイント、女性30代は7.5ポイント、女性60代は12.5ポイントそれぞれ満足度が低下しています。特に家族がいる世代と、高年齢の人の満足度が減少していることがわかります。コロナウイルスの影響を受けて、高齢の世代で特に満足度が下がっているのかもしれません。他方、男性40代については2017年よりも満足度が高くなる結果となりました。性別や年代によって過ごし方やレジャー・余暇への向き合い方が異なるようです。


Q5. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[自己啓発・能力向上](単数回答)【n=2000】


 

Q6. あなたは、生活のそれぞれの面でどの程度「満足」していますか。[自己啓発・能力向上](単数回答)【n=2000】
次に、「自己啓発・能力向上」の満足度についてお聞きしました。外出できない分、自宅でスキル研鑽に時間を費やす人もいるのではないでしょうか。
「満足している」「まあ満足している」と回答した人の合計は28.1%、「やや不満だ」「不満だ」と回答して人の合計は19.9%となりました。性年代別で満足計を細かく見ていくと、男性30代の満足度の上昇が顕著になっています。2020年と2017年とを比較して、10ポイントも満足度が上がっていることが確認できます。コロナウイルス感染拡大を受けて、今までよりも自分への投資に時間とお金をかけているのかもしれません。
男性40代は、前問のレジャー・余暇生活への満足度も他性年代と比較して大きく上昇していることから、自己啓発と満足度の間に関係があるのかもしれません。

Q6. あなたは、今後の生活において、どのような面にお金をかけたいと思っていますか。(単数回答)【n=2000】


Q6. あなたは、今後の生活において、どのような面にお金をかけたいと思っていますか。(単数回答)【n=2000】
今後の生活において、どのような面にお金をかけたいと思っているか1位から6位までお聞きしました。集計は順位によって重みづけを行い、全体で多かった回答を計算、改めて順位付けを行いました。結果、2020年の回答では表の順でお金をかけたいと思っていることがわかり、全体としては2017年と同じ順になりました。


Q7. あなたが「悩みや不安を感じていること」をお答えください。(複数回答)【n=2000】


 

Q7. あなたが「悩みや不安を感じていること」をお答えください。(複数回答)【n=2000】
「悩みや不安を感じていること」について、伺いました。「自分の健康について」が51.4%、「今後の収入や資産の見通りについて」が48.2%、「老後の生活設計について」が44.4%と続きます。
2017年と比較すると、「今後の収入や資産の見通しについて」「現在の収入や資産について」「家族の健康について」という項目が2020年の今回の調査のほうが高い結果となりました。
今後調査を実施していく中で、消費者の抱える悩みや不安について明らかにすることで、消費者の置かれている現状や市況を調査していきます。


Q8. コロナウイルスの流行によりあなたの消費行動で変化があれば具体的にお答えください。(自由回答)【n=2000】


■一部抜粋
・外食に行かなくなったので良い食材を使って家で料理をする。キャンプに行けない分、家でも使える道具を買って楽しんでいる。(男性、30代、千葉県)
・家に居る時間が多くなり片付けをするので廃棄物がたまる。(男性、60代、鹿児島県)
・ほぼ自宅にいるため楽しみは食が大きくなったので、新しいジャンルの冷凍食品を開拓するようになった。(女性、20代、東京都)
・収入が大きく減ったため、値段を見て効率よく買い物するようになった。(女性、20代、大阪府)
・インスタント食品を爆買い。(女性、30代、埼玉県)
・スーパーに人が多く来ているのをみて、逆にスーパーに行く方が危険だと思い、外食する機会が増えた。(女性、30代、愛知県)
・スーパーを控え生協の配達を頼むようになった。 食品や日用品の在庫量をいつもより多めにしておくようになった。(女性、30代、滋賀県)
・テイクアウトで高価なお弁当を買うようになった。(女性、30代、静岡県)
・ネットで注文することが、さらに多くなった。本屋や雑貨屋さんなど、すぐに必要でないものの店を訪れることが減った。(女性、30代、埼玉県)
・体調を整えるための食品などを購入することが多くなり食費がかさんでいる。
(女性、30代、京都府)
・お出かけや外出できない分、家の中のもの、家具などを購入している。(女性、40代、愛知県)
・品切れの品を仕方なく、ネットで高値で購入するようになった。(女性、40代、東京都)
・自宅で過ごすことが増えたので食材の購入費が増え、日用品の消耗が増えた。
(女性、50代、山形県)


コロナウイルスの流行によって、変化した消費行動について、具体的にお聞きしました。食事に関しては、自宅でご飯を食べるため食材を多めに購入したり、宅配やテイクアウトを利用したり、保存用に多めに購入をしているようです。一部、スーパーに人が密集することを恐れて、逆に外食するようになった、という方もいました。自宅にいる時間が増えたため、自宅で楽しめるものをECサイトで購入する、という傾向も見られます。
その一方、ECサイトでの買い物を割高に感じていたり、収入減によって買うものを制限したりするような回答も見られました。


Q9. 外出自粛によりできなくなったことの中で、オンラインでできそうなもの、やってほしいことがあればご自由にお書きください。(自由回答)【n=2000】


■一部抜粋
・VR等を活用した身体を動かす何か。(男性、20代、兵庫県)
・アイドルとゲームをする。(男性、30代、京都府)
・プロスポーツ選手の練習映像や練習風景の生配信。(男性、30代、大阪府)
・uber eatsが地方にほしい。(男性、40代、愛知県)
・スポーツの配信。(男性、40代、神奈川県)
・ポイント倍倍セール。(男性、40代、兵庫県)
・ポケモンgoのリモートレイドバトル。(男性、50代、埼玉県)
・公的機関のオンライン化。(男性、50代、奈良県)
・3~4月に上映中だった映画のネットで配信。(女性、20代、大阪府)
・アメ-バだけとかで放送されたドラマを流してほしい。(女性、20代、群馬県)
・オンラインで試着体験。(女性、30代、東京都)
・オンラインスーパーがもっと田舎の方でも買えるようになればいいと思う。割と配送地域が限定されているように思うから。(女性、40代、北海道)
・子供の授業。(女性、40代、岡山県)
・送料無料のネットスーパー。(女性、40代、東京都)
・PTA会議。(女性、50代、埼玉県)
・図書館の電子書籍読書。(女性、60代、大阪府)


外出自粛によりできなくなったことで、オンラインでも実施できそうなもの、実施してほしいものについて、お聞きしました。エンタメ系だと、映画やスポーツなどのネット配信、新しいゲームのコンテンツを求める声がありました。
宅配サービスやオンラインスーパーなどの地方でのサービス強化を求める声もあり、それらが重要な生活インフラになりつつあることが伺えます。
また、公的機関が提供しているサービスをオンライン上で求める声もあり、学校教育、図書館などのオンライン化が求められているようです。

 

 


■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/

ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。

 

株式会社ネオマーケティング
ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、 その背景を充分にヒアリングした上で、 課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのか ということを常に考え一歩先のご提案をいたします。 目的に応じて複数の調査手法を有機的に組み合わせたリサーチ等、 柔軟にご提案させていただいております。 また年間調査実績は2,500本以上あり経験豊富なスタッフが 企画設計から報告書の作成まで御社のビジネスをバックアップいたします。
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