目薬の潜在的アタリマエは「種類が多すぎる」「使い切れない」「使いすぎはよくない」
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、「目薬」をテーマに、パーセプションに関するインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
アンケートやインタビューで「n=1」のキラリと光る原石を見つけたと思っても、それが本物の原石なのか、石ころなのか判断がつかないケースが往々にしてあります。
そこで、「n=1」のポテンシャルを明らかにするために、パーセプションチェンジの観点を取り入れた調査を実施しました。「n=1」が数倍に共感される状態を潜在的アタリマエと定義しています。
この潜在的アタリマエこそ、パーセプションチェンジの種となるでしょう。
是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
【調査概要】
調査は2つ行い、1つ目では「純粋想起(自由記述形式)」で意見を収集します。
その中から多数派の意見と少数派の意見を任意にピックアップし、
2つ目の調査で「助成想起(複数選択形式)」で聴取しました。
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査実施日:2023年10月18日(水)~2023年11月16日(木)
「目薬に関する調査」主な結果
◆目薬の潜在的アタリマエは、「種類が多すぎる」!?
◆目薬の潜在的アタリマエは、「使い切れない」「使いすぎはよくない」!?
◆n=1は20倍の共感を呼ぶ
調査データのダウンロードはこちら
目薬の潜在的価値は、「種類が多すぎる」「使い切れない」「使いすぎはよくない」
Q.「目薬」に対してどのようなイメージがありますか。ご自由にお答えください。(お答えは具体的に)
Q.「目薬」に対してどのような悪いイメージがありますか。(お答えはいくつでも)
※自由記述形式の回答は、アフターコーディング(AC)という選択肢化の処理をしています。
目薬のネガティブイメージについて、自由記述形式と複数選択式による回答を並べてみたところ、自由記述形式では1%程度の少数意見であったものの、複数選択形式では多くの人が選択しているイメージがあります。
例えば、「使いすぎはよくない」「使い切れない」「種類が多すぎる」は、自由記述形式では極僅かな意見ですが、複数選択形式では20%~25%の人が選択しています。
これは、「誰も言っていないけど、言われてみれば、確かに!あるある!わかる!」といった状態を指していると思われます。
そういった意味で、これらは「潜在的なアタリマエ(潜在的価値の源泉)」だと捉えることができそうです。
目薬の潜在的アタリマエを価値に転換することで購入する理由になる
この潜在的アタリマエを価値に変えことで、ブランドとして独自の価値にすることができ、結果的にそれが買われる理由になります。
アンケートの自由回答では、通常5%未満の声はその他に括られてしまい、貴重な声が埋もれてしまいます。このアプローチはあえて少数意見に着目することで、カテゴリーとしてのパーセプションチェンジからブランド独自の価値をつくるというものです。
マーケティングリサーチの現場では、純粋想起やインタビューにおいて、たった一人の意見だからと採用することに迷われるケースは多いと思いますが、しっかりと定量的に検証することで、それが多くの共感を呼ぶトレジャーデータになりえると、自信を持っていただくきっかけになれば幸いです。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
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