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ダイエットに関する調査

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2018年05月09日 | 更新日:2024年08月02日

カテゴリー:
目次

ダイエット成功者のコツは「続けること」64.4%
食事ダイエットで重要だと思うのは「満腹感」60.3%
満腹感が得られる食事ダイエット1位「おかゆダイエット」22.5%

総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2018年4月12日(木)~2018年4月16日(月)の5日間、20歳~59歳でダイエットをしたことがある女性を対象に「ダイエット」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。

 

<調査背景>
暑い日が多くなり、これから薄着になる機会が増える季節です。夏に向けてダイエットを始める女性も多いのではないでしょうか。これまで、レコーディングダイエットや炭水化物抜きダイエットなど、様々なダイエットが流行しました。また、昨今では運動面においては体を引き締めるために筋トレをする人が増えたり、食事面では炭水化物抜きダイエットは体に悪影響を及ぼすなどの研究結果が出たりと、日々ダイエットの流行は移り変わっています。そこで今回は、全国の20歳~59歳でダイエットをしたことがある女性を対象に、これまで行なったことのあるダイエットや、ダイエット成功のコツなど“ダイエット”に関する調査を行ないました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。

<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~59歳でダイエットをしたことがある女性を対象に実施
有効回答数:400名(20~50代の女性:各100名)
調査実施日:2018年4月12日(木)~2018年4月16日(月)

「ダイエットに関する調査」主な質問と回答

◆ダイエットを成功させるコツは?
1位「続けること」64.4%、2位「手軽にできること」62.9%、3位「ハード過ぎないこと」50.0%となった。

◆ダイエット失敗の要因は?
1位「結果が出ない」58.3%、2位「食事制限がつらい」56.7%、3位「ストレスがたまる」48.3%という結果に。ダイエットは結果が出なくても、続けることが重要なのでは。

 

◆これまで行なったことのあるダイエットは?
最も多い回答は「食事制限」となり、76.8%が回答。次いで「食生活の改善」49.8%、「ストレッチ」31.8%となった。ダイエット経験者は食事系のダイエットをしている人が多いことがわかった。

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調査データのダウンロードはこちら

Q1. これまでに行なったことのあるダイエット【n=400】

 

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これまでに行なったことのあるダイエットをお聞きしたところ、1位「食事制限(プチ断食など)」76.8%、2位「食生活の改善」49.8%、3位「ストレッチ」31.8%となりました。体を動かす運動系ダイエットよりも食事制限や食生活改善などの食事系ダイエットをしている人が多いことがわかります。また、ダイエットに成功したことがある人、成功したことはあるが、リバウンドもしたことがある人、成功したことはない人を比較すると、成功したことがある人は、食事系のダイエットを取り入れている傾向があります。ダイエットには体を動かすことも大事ですが、日々体に取り入れる食事について意識を向けることがダイエット成功のカギなのかもしれません。

 

Q2. ダイエットを成功させるコツ【n=340】

 

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ダイエットに1度でも成功したことがある人を対象に、ダイエットを成功させるコツをお聞きしました。リバウンドをしたことがない人はリバウンドをしたことがある人に比べ「続けること」が14.0ポイント、「長い目で見ること」が6.6ポイント高い結果となりました。なかなか痩せなくても長い目で見て、続けることがリバウンドをしないコツかもしれません。

 

Q3. ダイエットに成功したことがない要因【n=60】

 

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次に、ダイエットに成功したことがない人を対象に、ダイエットに失敗した要因をお聞きしました。1位「結果が出ない」58.3%、2位「食事制限がつらい」56.7%、3位「ストレスがたまる」48.3%という結果となりました。成功したことがない人は、結果が出る前に諦めてしまっている人が多いのかもしれません。Q2.でダイエットに成功したことがある人は『ダイエットは続けることが重要』と答えていることから、ストレスなく結果が出にくくても続けられるようなダイエットを見つけることが重要なのではないでしょうか。

 

Q4. ダイエット中の息抜きや、モチベーションを維持するためにしていること【n=400】

 

・低カロリーお菓子を食べていた。疲れがたまらないようにストレッチしていた。三食は適度に普通のご飯を食べていた。無理しすぎはよくない!!(35歳)
・好きな俳優のカレンダーを目の前の壁に貼って食事する。(51歳)
・ダイエットしているという感覚を捨てる。制限した生活が普通なこと(だれでもやっていること)だと脳を騙して生活する。キレイだと思える自分を想像し、既に自分はキレイなんだと暗示をかける。(45歳)
・体重の変化をグラフにして、結果を目で見てモチベーションを維持する。(50歳)
・私に貫禄があるといった人を見返すため。その人が婚活をしているらしいから、花嫁よりもキレイになって参加したいから。(35歳)
・恋愛ドラマを見たり、好きな異性のことを考えて目標を決める。(38歳)
・昔の写真を見る。(28歳)
・目標を立てる 目標になる人を見つける だれかに話して、経過などを定期的に話題にする。(37歳)
・大好きなアイドルにいつか会えたら、自分も素敵でいたいと思うこと。(50歳)
・がっつり飲みに行く日を設ける。(25歳)

皆さん、ストイックにダイエットをするのではなく、ダイエット中の息抜きやモチベーションを維持するための工夫をしていることがわかります。

 

Q5. 食事制限ダイエットをする際に、無理なく継続できそうだと思うもの【n=400】

 

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Q1.のこれまでに行なったことのあるダイエット1位の食事制限ダイエットについてお聞きしました。食事制限ダイエットをする際に無理なく継続できそうだと思うものをお聞きしたところ、1位「ヨーグルトダイエット」41.0%、2位「おかゆダイエット」24.5%、3位「バナナダイエット」23.0%という結果となりました。

 

Q6. 食事系ダイエット(断食以外)をしているときにとる食事について、重要だと思う要素【n=400】

 

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食事系ダイエットをしているときに重要だと思う要素をお聞きしました。リバウンドをしたことがない人は、リバウンドをしたことがある人に比べ「飽きない」は7.1ポイント、「基礎代謝があげられる」は3.8ポイント、「レシピのレパートリーが豊富」は3.7ポイント差がありました。前問で第2位だったおかゆダイエットは体を温め代謝をあげることにつながり、アレンジがしやすくリバウンドしづらいかもしれません。

 

Q7. 食事系ダイエットそれぞれに対する印象【n=400】

 

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Q5.の無理なく継続できそうだと思うダイエット1位から3位のヨーグルトダイエット、おかゆダイエット、バナナダイエットについて、それぞれの印象をお聞きしたところ、3種類ともに「簡単にできる」が1位という結果となりました。Q6.のダイエットに重要だと思う要素で「満腹感」が1位なことから、ダイエットに失敗しがちな人はおかゆダイエットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

フードコーディネーター  南恵子氏コメント


今回の調査結果から、ダイエット成功者たちは、食事制限や乱れた食生活を改善するなど、食事系ダイエットをしていることがわかりました。健康的なダイエットは、バランスのとれた食事と運動が基本ですが、えてして女性は甘いものや間食が好きで栄養の取りすぎに繋がったり、流行りのダイエット法に飛びついて栄養が偏りがちです。
食事系ダイエットで成功するためのコツには、「続けること」が第1位に上がっています。「続ける」ためには手軽で無理ない方法で、バランスのよい食事を習慣化することだと思いますが、コツの第2位以下にもそのようなキーワードが挙がっており、成功している人たちは、いろいろと模索する中で健康的な食事ダイエットの実践法を身につけられたのでしょう。
「無理なく継続できそうなダイエット」として色々と挙げられていますが、その食事系ダイエットを支える重要な要素として「満腹感」があり、空腹を我慢し続けるダイエットは無理があって続きにくい=成功しにくいと考えられます。満腹感が得られる食事系ダイエットとしては、おかゆダイエットとバナナダイエットが挙げられています。
私が気になるのは、健康的なイメージのあるヨーグルトや野菜、果物であっても、単体の食品を主体に食べている方法は、長く続けていると、やはり栄養も偏りやすいのではないかということです。この中で、唯一「おかゆダイエット」だけが主食です。
主食と言えば、ブームを呼んだ炭水化物抜きダイエットですが、昨今は炭水化物を制限したダイエットが体に悪影響を及ぼすという調査結果も報告され、まだまだその有効性が結論づけられたものではありません。糖尿病の人や深刻な肥満症の人が専門家の管理のもとに短期間に炭水化物を制限することも必要でしょうが、健康な人が安易にご飯やパンなどの主食をまったく食べないような極端な炭水化物抜きダイエットを、私はおすすめしません。
炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、エネルギーに変わります。体が必要とするので、炭水化物を摂取すると脳は満足感を得るのです。もちろん食べ過ぎはいけませんが、おかゆダイエットのように、適度の量をとっていれば、ストレスもたまりません。
またおかゆから炭水化物をとっても、それだけでは不十分。糖をエネルギーに換えるためには、ビタミンB群なども必要です。栄養素は、お互いに助け合って働きますので、幅広い食品から多様な栄養成分を摂取することが大切なのです。
おかゆダイエットなら、摂取量を減らしつつ他のおかずもバランスよく食べられれば、満腹感も得られ無理なく健康的な食事ダイエットが習慣化できるでしょう。炭水化物をきちんととり、栄養が偏らないように健康的なダイエットを実践していただきたいと思います。

 

 
南恵子氏プロフィール

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食と健康アドバイザー
NR・サプリメントアドバイザー、フードコーディネーター、日本茶インストラクターなどの資格取得。
学術誌の編集部、広告制作会社、惣菜メーカーに在籍後、
フリーランスのフードライター、フードコーディネーターに。
家庭料理の他懐石料理、食養生や野草料理などの伝統食やヘルシー料理などを学ぶ。
現在、食と健康アドバイザーとして、健康と社会に配慮した食生活を提案。
主に「先人の知恵に学ぶ」「体の声を聴く」「情報に振り回されない」等を
主要テーマに、講演やセミナー、webや広報誌、雑誌などの各種メディアにて執筆、
クッキングセミナー、またレシピ提供や商品企画協力などを中心に活動中

【書籍】
2004年『じぶんでつくるクスリ箱』、2006年『美人をつくるかんたんヘルシーごはん』

 

 


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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/

ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。

 

株式会社ネオマーケティング
ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、 その背景を充分にヒアリングした上で、 課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのか ということを常に考え一歩先のご提案をいたします。 目的に応じて複数の調査手法を有機的に組み合わせたリサーチ等、 柔軟にご提案させていただいております。 また年間調査実績は2,500本以上あり経験豊富なスタッフが 企画設計から報告書の作成まで御社のビジネスをバックアップいたします。
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