全国のtoCマーケター300人に聞いた「生成AIとSNSの活用に関する調査」生成AIとSNSの活用に関する調査
フュージョン株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:佐々木 卓也)と、生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2023年7月19日(水)~2023年7月25日(火)の6日間、全国のtoCマーケターを対象に「生成AIとSNSの活用」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
近年成長が著しい「生成AI」。2022年は「画像生成AI元年」と呼ばれ、文字だけでなく画像を的確に生成できるまで進化しました。今後はビジネスにおいて生成AIを使うことがあたりまえになっていくことが予想されますが、そんな中、現在企業のマーケティング担当者は生成AIをどのように活用しているのか、理解度・活用度合いはどの程度か、さまざまな角度から実態を調査しました。
是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上69歳以下の男女で、toCビジネスにおいてマーケティングを担当している人
有効回答数:300名
調査実施日:2023年7月19日(水)~2023年7月25日(火)
「生成AIとSNSの活用に関する調査」主な質問と回答
◆生成AIの活用状況は:マーケターの70%強がまだ「ChatGPT」をビジネス活用していない。
「ChatGPT」は、74.3%と圧倒的な認知度に。しかし実際にビジネス活用している割合は24.0%にとどまり、マーケターの70%強がまだ「ChatGPT」をビジネス活用していないという実態がわかった。また今後のビジネス活用の検討についても14.7%と、まだまだ慎重な姿勢が見えた。
◆「今後活用したい」SNSは:YouTubeに次いで「Threads」がランクイン。
最近注目のSNS「Threads」は、今回の調査において認知度36.0%、活用率6.0%と、まだ浸透しているとは言えない結果だった。しかし、「今後活用したいと思っている」割合は13.0%と、「YouTube」に続き2番目に高い割合となり、他のSNSと比較して期待値がやや高いことがわかった。
調査データのダウンロードはこちら
はじめに、生成AIの認知、また自身の担当するビジネスにおける生成AIの活用状況についてお聞きしました。
生成AIの活用状況(n=300)
生成AIの先駆けとして知られ、最近メディアを賑わせているOpenAIの「ChatGPT」が、認知・活用・活用検討の全てにおいてトップとなりました。認知においてMicrosoftの「Bing」は「ChatGPT」に次いで50.7%、そこにGoogleの「Bard」が31.7%で続いています。
トップとなった「ChatGPT」は、74.3%と圧倒的な認知度の高さです。
しかしこの認知度の高さがありながらも、実際にビジネス活用している割合となると、24.0%にとどまります。つまり、マーケターの70%強がまだ「ChatGPT」をビジネス活用していないという実態がわかりました。また今後のビジネス活用の検討についても14.7%と、まだまだ慎重な姿勢が見えました。
「ChatGPT」はテレビをはじめとするマスメディアでも連日取り上げているため、どんな使い方ができるのか、どのような精度でアウトプットが得られるのかなどは、知識として知っている人は多いでしょう。
しかし、自身の担当するビジネスのどの部分に「ChatGPT」を取り込めるのか、どのようなプロンプトであれば自身のビジネスにおいて的確なアウトプットが得られるのかなど、実践的な段階まで踏み込めていない状態の人が大半のようです。
生成AIを活用している、または活用を検討しているマーケティング活動についてお聞きしました。
生成AIを活用しているor活用を検討しているマーケティング活動(n=300)
生成AIを活用しているマーケティング活動は「自社コンテンツ作成」が24.3%でトップ、そこに「予測分析」が24.0%で続きました。
特に生成AIとして最も広く知られている「ChatGPT」は、メディアでの取り上げられ方の影響もあり“テキストコンテンツを作るツール”としての印象が強いのか、まずは自社で発信するコンテンツのテキスト部分や企画部分に使ってみる人が多いようです。
一方、今後活用を検討しているマーケティング活動としては「顧客セグメンテーション」が19.0%でトップに。「顧客セグメンテーション」は、定義すべき部分も見るべきデータも多く、AIを活用した効率化のニーズが高い領域であると言えるでしょう。
また、今期の売上の昨対比(昨年度と比較した今期の売上見込み)別で結果を見ると、前年よりも増収見込みの企業は全体的に生成AI活用に積極的な姿勢であることがわかります。
中でも「予測分析」や「競合分析」など、分析系のマーケティング活動へAIを活用する割合が高いことがわかりました。
最後に、SNSについてお聞きしました。
以下は、知っているSNS、またマーケティング活動におけるSNS(ビジネス用アカウント)の活用状況をお聞きしたものです。
SNSの認知・活用状況(n=300)
「現在活用している」の項目について「Instagram」は46.3%、「Twitter」は46.0%、「LINE」は43.3%となり、この3つのみが活用率40%を超えました。
toBビジネスがSNSを活用する場合、ノウハウなどの情報コンテンツの方が用意しやすいというのもあり、視覚的なコンテンツ制作を要するSNSよりも「Twitter」など文字メインのSNSに活用が偏りがちですが、今回はtoCであるため「Instagram」はもちろん「YouTube」も35.3%と、比較的満遍なくSNSを活用できている印象です。
また、仕様のアップデートや名称変更など、最近変化が激しい「Twitter」。2023年7月初旬には、インターネット上のデータ収集や処理における不正な操作の急増(スクレイピング)に対応するため、一時的に閲覧できるツイート数に制限をかけるなど、ユーザーが混乱する事象も発生しました。
そんな状況もあり、一部のTwitterのユーザーの間で、「Twitter」の類似アプリとして「Threads」が注目されています。今回の調査において「Threads」の認知は36.0%、活用は6.0%と、まだ浸透しているとは言えない結果でしたが、「今後活用したいと思っている」割合は13.0%と、「YouTube」に続き2番目に高い割合となりました。他のSNSと比較して期待値がやや高いことがわかります。
■この調査のその他の質問
・今期のマーケティング予算(単数回答)
・顧客分類に使っている変数(複数回答)
・顧客分類における課題(複数回答)
・今後の業務上で、より力を入れていきたいマーケティング手法(複数回答)
・現在抱えているマーケティング課題(複数回答)
など
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
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■本リリースについてのお問い合わせ先
フュージョン株式会社 ソリューション第2グループ3部 マーケティングチーム
URL:https://www.fusion.co.jp/contact/