【調査概要】 性別:男女 年齢:20歳~69歳 地域:全国 人数:1,000人 条件:外食チェーンを利用したことがあって今後も利用意向のある人 実施時期:2023/5/2~2023/5/8 外食チェーンのポジティブイメージ 「価格が安い」と「美味しい」が最も重要な要素として挙げられました。これらはそれぞれ22.9%と22.7%の回答率で、消費者の選択基準のトップを占めています。その他「手軽に利用できる」が13%、「味が安定している」が10%で続きます。「気軽に利用できる」が6.7%、「メニューが豊富」が4.1%という結果も出ています。また「提供が早い」「価格が手頃」「コスパが良い」「便利」といった点も挙げられており、これらは3%前後の回答率です。さらに、「家で作れないメニューを食べられる」や「楽である」といった利便性に関する意見も見られました。以上のことから外食チェーンの選択において価格と味が最も重要であることを示しており、その他の利便性やメニューの多様性も消費者にとって重要な要素であることがわかります。 外食チェーンのネガティブイメージ 「価格が高い」が最も多くの指摘を受けており、8.7%の回答率です。これは、消費者がコストに敏感であることを示しています。さらに「美味しくない・まずい」と「衛生面が不安」がそれぞれ4.4%と4.3%で続き、これらは外食チェーンに対する重要な懸念事項です。他には「混雑している」が3.8%、「騒がしい・うるさい」が3.7%という結果が出ています。また、「原材料・食材に不安がある」や「利用客のマナーが悪い」といった問題も3%前後で挙げられています。「健康に良くない」「オリジナリティがない・個性がない」「味がワンパターン」といった意見もあり、これらは2%から2.7%の範囲です。「栄養バランスが悪い」「産地に不安がある」「カロリーが高い」といった健康や品質に関する懸念も見られました。外食チェーンに対する消費者の懸念が価格、味、衛生面に集中していることが明らかになります。また、混雑や騒音、食材の品質など、他の多くの要因も顧客満足度に影響を与えていることがわかります。 外食チェーンの利用シーン 外食チェーンを利用する最も一般的なシーンは「家族と食事をする時」で、11.9%の人がこの理由を挙げています。次いで「昼食・ランチに」という回答が10.2%で、これは特に平日の昼食時に外食チェーンを利用する人が多いことを示しています。「簡単に済ませたい時」が9.1%、「外出時に」が5.8%、「時間がない時・忙しい時」が5.1%という結果も出ており、忙しい日常の中での手軽な食事の選択肢として外食チェーンが利用されています。他にも「料理するのが面倒な時」が4.7%、「友人と食事をする時」が4.1%という回答があり、夕食時や特定の食欲を満たしたい時、またはコストを抑えたい時にも外食チェーンが選ばれています。外食チェーンが家族の食事、ランチタイム、そして日常の忙しさからの脱却を求める際の便利な選択肢として多くの日本人に利用されていることがわかります。また、友人との食事や特別な日にも選ばれることがあり、その多様な利用シーンが外食チェーンの普及に寄与していることが伺えます。