ライザップグループが、利用したいフィットネスの想起を独占
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、「フィットネス」をテーマに、パーセプションに関するインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
ネオマーケティングのカテゴリーパーセプション調査では、当該カテゴリーのエボークトセット※、パーセプションを確認することで現状を俯瞰することができます。
そこで、フィットネスの現状を知るために、ネガティブ・ポジティブなイメージ、利用シーン、利用する際に想起するフィットネスのブランドを調査しました。
※エボークトセットとは、利用や購入時に思い浮かぶブランド想起の集合体を指します。
※パーセプションとは、認識の意味です。消費者が対象の商品やサービスそのものに対して、どのような認識をもっているかを指します。
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上69歳以下の男女
有効回答数:1,000名
調査実施日:2023年8月17日(木)~2023年8月21日(月)
※以下の数表は、回答を自由記述形式で取得した後、アフターコーディング集計を行った結果となります。
主な結果
◆ブランド想起:チョコザップ、ライザップ
◆現在の認識:健康的・健康によい、ダイエットの時に利用、高い
◆パーセプションチェンジの種:心理的ウェルビーイング、時間の有効活用、気軽さ
調査データのダウンロードはこちら
ポジティブイメージ
フィットネスジムは「健康的・健康に良い」という好ましいイメージを持たれているので、 それは大きな利点です。
また、「やる気が出る」「ポジティブになれる」といった感情的な効果も、 少数派かもしれませんが、利用者のモチベーションになっています。 フィットネスジムは健康アプローチが基本的な価値(POP)なので、 健康だけではなく、心の健康(幸福感)も向上させる場としての価値提案を強化することで、 新しい顧客層に訴求できます。
ネガティブイメージ
「高い」が利用をためらわせる大きな要因ですが、一部では「時間が取られる」「敷居が高い」が利用の妨げになっています。これらの課題に対しては、価格設定の見直しや、時間を有効に使えるプログラムの提供、初心者や忙しい人でも気軽に参加できる低敷居のサービスを展開することで、フィットネスの認識を変えことができるのではないでしょうか。
利用シーン
「ダイエットしたいとき」「仕事帰り」にフィットネスジムを利用している人が多いことがわかりますが、一部「ストレス解消」「リフレッシュしたいとき」という動機がある人もいます。この動機に着目し、具体化できれば、新しい価値提供につながる可能性があります。
利用したいと思うフィットネスのブランド想起
チョコザップやライザップがブランド想起で上位に来ていることは、明確なブランドポジショニングと効果的なマーケティング戦略の成果です。これらのブランドは、特定のニーズに対する明確な解決策を提供し、強い印象を残しています。他のフィットネスジムも、独自の強みを明確にし、ターゲットに合わせたメッセージを発信することで、ブランドの想起率を高めることが重要です。
総括
想起率を高めるためには、フィットネスジムの印象を変えて、新しい価値を提供する必要があります。
そのためには、一部の人にだけ伝わっているポジティブイメージの拡散、一部の人に不安や懸念を抱かせているネガティブイメージの解消、一部の人に適している利用シーンの示唆がとても大切です。
今回の調査結果では、高価なもので健康やダイエットにいいという一般的な認識がある中で、一部の人が感じていた
「時間がかかる」「ハードルが高い」という印象を、「ストレス解消」「リフレッシュしたいとき」に利用できるという点に焦点を当てて、その価値に変えたことがチョコザップの成功につながったと言えます。
・チョコザップのPOD:時間の有効活用、手軽さ
・結果、チョコザップはこれらの点で想起されます。
手軽に通えるフィットネスジムはチョコザップ
時間を有効活用できるフィットネスジムはチョコザップ
ネオマーケティングではさまざまなカテゴリーパーセプションを独自で調査研究しております。
一部情報を無償で公開しております。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
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