コロナ禍での年末年始の帰省について、58.4%がよくないと思うと回答。
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2020年10月27日(火)~2020年10月29日(木)の3日間、「年末年始の帰省」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
今年は、新型コロナウイルスの流行の影響で、予定していた仕事やイベントが無くなってしまったという方が多いのではないでしょうか。「帰省」に関しても、いつも帰省しているゴールデンウィークやお盆の時期に帰省を見送った方もいらっしゃったかと思います。そこで今回は20歳以上の男女1000人を対象に、今年の年末年始の帰省についてどのように考えているのかを昨年と比較しながら調査しました。ぜひ報道の一資料としてご活用ください。
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、20歳以上の男女(現在二府二県または一都三県在住、かつ二府二県または一都三県以外の出身者)を対象に実施
有効回答数:1000名
調査実施日:2020年10月27日(火)~2020年10月29日(木)
「年末年始の帰省に関する調査」主な質問と回答
◆【新型コロナウイルスが収束していない中、2020年の年末(今年)~2021年(来年)の年末年始にかけて帰省することについてどう思うか?:58.4%が「よくない」「あまりよくない」と思うと回答!
【今年】の年末年始に帰省することについてのお気持ちを聞いたところ、58.4%が「よくないと思う」「あまりよくないと思う」と、帰省についてネガティブな意見だった。一方で、「いいと思う」「まあいいと思う」と、帰省についてポジティブな意見は全体で41.6%と、4割以上の結果となった。
◆【今年】の年末年始に帰省をするか?:「帰省する」が14.2%「帰省しない」が63.0%!
【今年】の年末年始に帰省をするかどうか聞いたところ、「帰省する」と回答した方が14.2%、「帰省しない」と回答した方が63.0%だった。理由として、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため「帰省しない」という意見がある一方で、GWもお盆も帰れていないので年末年始こそは帰りたいという意見があった。
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Q1.2020年の年末(今年)~2021年(来年)の年始について伺います。あなたは【今年】の年末年始に帰省をしますか。※自分以外(家族のだれか)の故郷への帰省も含めてお答えください。(単数回答)【n=1000】
また、上記をお答えになった理由を具体的にお答えください。(自由回答)【n=1000】
【今年】の年末年始に帰省をするかお聞きしました。「帰省する」と回答した方が14.2%、「帰省しない」と回答した方が63.0%、さらに「まだわからない」と回答した方が22.8%でした。
また、そのような回答をした理由をお聞きしたところ、新型コロナウイルスの影響が色濃く出ていることが分かりました。
新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため「帰省しない」という意見のほか、新型コロナウイルスの影響で今年帰省できていないため「帰省する」という意見や、新型コロナウイルスの状況次第で判断するため「まだわからない」という意見が見受けられました。
【一部抜粋】
・子供が産まれたばかりだったりコロナの件も重なって年末年始もGWもお盆も帰省できなかったので今回の年末年始こそは帰りたい
・GWもお盆も帰れていないので、ぜひ帰りたい
・コロナが流行っている県なので、帰省したくてもできない
・コロナ禍の中で、感染リスクを避ける為
・コロナの状況を見て判断
・帰省したいがコロナの為迷っている
Q2.あなたは、【今年】の年末年始にGo Toキャンペーンを利用しますか。(複数回答)【n=183】
【今年】の年末年始にGo To キャンペーンを利用するかについてお聞きしました。「帰省のために利用する」という方は20.8%、「旅行のために利用する」という方は24.6%、一方で「利用しない」という方は57.4%でした。
Q3.新型コロナウイルスが収束していない中、2020年の年末(今年)~2021年(来年)の年末年始にかけて帰省することについて、あなたのお気持ちとしてあてはまるものをお答えください。(単数回答)【n=1000】
新型コロナウイルスが収束していない中、【今年】の年末年始に帰省することについてのお気持ちをお聞きしました。「あまりよくないと思う」「よくないと思う」と回答した方は全体で58.4%と、半数以上という結果となりました。一方で、「いいと思う」「まあいいと思う」と回答した方が全体で41.6%と、4割以上の結果となりました。
また、現在の居住エリア×性別に結果を見てみると、1都3県在住の男性は64.4%、1都3県在住の女性は60.4%である一方、2府2県在住の男性は53.6%、2府2県在住の女性は55.2%と首都圏の方のほうが新型コロナウイルスを警戒する意識が強いことがわかります。
Q4.あなたの、【昨年まで】の年末年始の帰省頻度についてあてはまるものをお答えください。※自分以外(家族のだれか)の故郷への帰省も含めてお答えください。(単数回答)【n=1000】
【昨年まで】の年末年始の帰省頻度についてお聞きしました。最も多かったのは「上記(5年に1回)未満の頻度」と回答した方で41.5%、次いで「毎年」と回答した方で38.2%でした。毎年帰省する方・帰省頻度が5年に1回未満の方で全体の約8割を占める結果になりました。
Q5.2019年の年末(去年)~2020年の年始(今年)について伺います。あなたは【昨年】の年末年始に帰省はしましたか。※自分以外(家族のだれか)の故郷への帰省も含めてお答えください。(単数回答)【n=1000】
【昨年】の年末年始に帰省したかお聞きしました。「帰省した」と回答した方が31.0%、「帰省しなかった」と回答した方が69.0%でした。
Q6.あなたの、【昨年】の年末年始の帰省手段についてあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=310】
あなたの、【今年】の年末年始の帰省手段についてあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=142】
【昨年】帰省した方と【今年】帰省予定の方に、年末年始の帰省手段についてお聞きしました。【今年】の帰省手段は「車」が43.7%と最も高く、【昨年】の44.5%とほぼ変化がない結果となりました。その他の選択肢についても【昨年】と【今年】では順位もあまり変化がなく、数値も大きく差が無い結果となりました。新型コロナウイルス感染を避けるため公共交通機関を利用する方が減ることはなく、帰省手段が大きく変化する可能性は低いと考えられます。
Q7.あなたが【昨年】の年末年始に行ったものとして、あてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=1000】
あなたの、【今年】の年末年始の予定としてあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=1000】
【昨年】の年末年始に行ったもの、【今年】の年末年始に行う予定のものをお聞きしました。【昨年】と比較すると、【今年】の数値は全体的に減少しているように見受けられます。項目ごとに見ていくと、「親戚・家族と過ごす」と回答した方が5.8ポイント減少しているのは、新型コロナウイルスの流行で帰省や遠方への旅行に抵抗があるためだと考えられます。また、「初詣」と回答した方は7.3ポイント減少しています。毎年多くの人が集まるため、密を避けるために今回は実施予定の方が減少したと考えられます。
「友人と会う」と回答した方が5.6ポイント減少しているのは、新型コロナウイルスを避けるべく旧友と会う予定が中止になる等の事情があってのことかもしれません。
Q8.年末年始の予定で【旅行】を選択した方にお聞きします。あなたが【昨年】の年末年始に行ったものとして、あてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=79】
年末年始の予定で【旅行】を選択した方にお聞きします。あなたの、【今年】の年末年始の予定と
してあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=57】
年末年始の予定で【旅行】を選択した方に、【昨年】の年末年始に行ったものと【今年】の年末年始に行う予定をお聞きしました。年末年始の旅行予定は新型コロナウイルスの影響で全体的に減少するかと思われましたが、「国内旅行(泊り)」については、【昨年】と比較すると4.2ポイント増加しています。Go Toトラベルキャンペーンが影響しているからでしょうか。
また、「国外旅行」について【昨年】と比較すると3.9ポイント減少していますが、コロナ禍である【今年】でも、年末年始に旅行予定の方のうち、8.8%が国外旅行をする予定だと回答しました。
■この調査のその他の質問
・【昨年】の年末年始の帰省にかかった往復の交通費はいくらか(数値回答)
・【今年】の年末年始の帰省のための交通手段や宿泊施設の予約はしたか(単数回答)
・【今年】の年末年始の帰省にかかる往復費用はいくらを想定しているか(数値回答)
・帰省先での滞在期間はどの程度を予定しているか(単数回答)
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
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