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「電動シェーバー」のパーセプションをSWOT分析!

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2024年02月26日 | 更新日:2024年07月31日

カテゴリー:
目次

ブラウン、パナソニックが利用したいシェーバーの想起を独占

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、「電動シェーバー」をテーマに、パーセプションに関するインターネットリサーチを実施いたしました。

 

<調査背景>
ネオマーケティングのカテゴリーパーセプション調査では、当該カテゴリーのエボークトセット※、パーセプション※を確認することで現状を俯瞰することができます。
そこで、シェーバーの現状を知るために、ネガティブ・ポジティブなイメージ、利用シーン、利用する際に想起するシェーバーのブランドを調査しました。

是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。

※エボークトセットとは、利用や購入時に思い浮かぶブランド想起の集合体を指します。
※パーセプションとは、認識の意味です。消費者が対象の商品やサービスそのものに対して、どのような認識をもっているかを指します。

 

【調査概要】  

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上69歳以下の電動シェーバーを利用する男性
有効回答数:1,000名 
調査実施日:2024年1月9日(火)~2024年1月10日(水)
※以下の数表は、回答を自由記述形式で取得した後、アフターコーディング集計を行った結果となります。

主な結果
ブランド想起:ブラウン、パナソニック、フィリップス
◆現在の認識:手間がかからない、手軽・気軽、剃り残しがある・きれいに剃れない、充電が面倒
◆パーセプションチェンジの種:肌がつるつるになる、爽快感に欠ける、長い髭が剃れない・絡まる、不衛生・臭い

調査データのダウンロードはこちら

ポジティブイメージ

シェーバーポジ-2

シェーバーは「手間がかからない」「手軽」という好ましいイメージを持たれているので、 それは大きな利点です。
また、「時短」「肌に優しい」といった点も、少数派かもしれませんが、利用者がシェーバーを使う一つの要因になっていると考えられます。
シェーバーは「手間抜き」が基本的な価値(POP)なので、 時間帯効果だけではなく、肌ケアの価値提案を強化することで、新しい顧客層に訴求できます。

 

ネガティブイメージ

シェーバーネガ-2

「剃り残しがある」「きれいに剃れない」が利用をためらわせる大きな要因ですが、一部では「長い髭が剃れない」「爽快感に欠ける」「不衛生」といった点が利用の妨げになっています。
一部の意見ではありますが、「確かに言われてみたら」という潜在しているネガティブの可能性があります。
さらに、「各メーカーのアイテムが多すぎ」という選びにくさ、も見受けられます。
これらの課題に対しては、「髭の長さごとに選べる」、「衛生的で爽快」を切り口に訴求できると、独自の価値として選ばれる理由づくり及びシェーバーの認識を変えことに繋がるのではないでしょうか。

利用したいと思う電動シェーバーのブランド想起

シェーバー想起-2

 

ブラウンやパナソニック、フィリップスがブランド想起で上位に来ていることは、明確なブランドポジショニングと効果的なマーケティング戦略の成果です。
これらのブランドは、毛の処理に対する明確な解決策を提供し、強い印象を残しています。
しかし、一方で機能的には大きな差がなくなってきているのも事実。未顧客の獲得と新たな価値訴求が課題。
本人用ではなく、「プレゼント用」という目的訴求もよいのではないでしょうか。
これまでの剃り心地や深剃りといった機能的訴求だけではなく、下記のようなポジションはいかがでしょうか。

・プレゼント用のシェーバーといったら、
・衛生的なシェーバーといったら、
・爽快感の得られるシェーバーといったら、

総括

 

シェーバーの市場でブランドの想起率を高めるには、単に製品を売り出すだけでは不十分です。ネオマーケティングの調査から得られた教訓をもとに、シェーバーに新しい価値を持たせ、 消費者の印象を一新する戦略が必要です。
成功のカギは次の三点にあります:

・ポジティブイメージの拡散:シェーバーが「手間がかからない」「手軽」というポジティブなイメー ジをより多くの人に伝えることで、製品の魅力を広げます。

・ネガティブイメージの解消:「剃り残し」「きれいに剃れない」といったネガティブな印象を払拭し、新たなシェーバーの品質と効果を強化することで、消費者の信頼を勝ち取ります。

・利用シーンの示唆:「時短」「肌に優しい」といったシェーバーの利点を強調し、ストレス解消やリフレッシュのためのアイテムとしての利用シーンを提案することで、製品の新たな使用価値を提供します。

このように、シェーバーのポジティブな側面を強調し、ネガティブなイメージを解消することで、消費者に新しい視点を提供します。例えば、「チョコザップ」が時間の有効活用や手軽さを強みとして成功したように、消費者に新しい価値を見出してもらうことが大切です。

剃り心地や深剃り等の機能競争による差別化ではなく、プレゼントやリフレッシュ訴求等独自の価値を創造することで、ブランド想起につながりやすくなります。


ネオマーケティングではさまざまなカテゴリーパーセプションを独自で調査研究しております。
一部情報を無償で公開しております。

 

 


■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/

ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。

 

株式会社ネオマーケティング
ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、 その背景を充分にヒアリングした上で、 課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのか ということを常に考え一歩先のご提案をいたします。 目的に応じて複数の調査手法を有機的に組み合わせたリサーチ等、 柔軟にご提案させていただいております。 また年間調査実績は2,500本以上あり経験豊富なスタッフが 企画設計から報告書の作成まで御社のビジネスをバックアップいたします。
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