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キャラクターに関する調査

ライター:株式会社ネオマーケティング

公開日:2025年06月30日 | 更新日:2025年07月01日

カテゴリー:
目次

女性はキャラの外見が好意度を大きく左右。男性30代はキャラの内面的要素への注目度が高い。
女性20代の7.9%が好きなキャラに総額10万円以上支出。

生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2025年6月4日(水)〜2025年6月6日(金)の3日間、全国の20歳以上の男女を対象に「キャラクター」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

 

<調査背景>
近年、推し活が浸透しつつありますが、中でも熱量が際立つのが「キャラクター」領域です。キャラクターコンテンツを見て(観て)楽しむだけでなく、グッズ収集、コンセプトコーデ、ぬい撮り、コラボカフェ巡りなど、活動は“鑑賞”から“体験・表現”へと拡張し、経済圏も急速に膨らんでいます。では生活者は実際にどのキャラクターを推し、何をきっかけにファンとなり、どの程度の時間とお金を投下しているのでしょうか。
今回は有名キャラクターが好きな全国の男女を対象に実施した独自調査をもとに、好きになった要因から消費額、満足度までを分析しました。キャラクタービジネスを検討中の方やコラボ企画を検討中の方は是非、今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。

 


【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女で、有名キャラクターが好きな人
有効回答数:1,000名
調査実施日:2025年6月4日(水)〜2025年6月6日(金)

「キャラクターに関する調査」主な質問と回答

◆キャラクターを好きな理由は:女性はキャラの外見が好意度を大きく左右。男性30代はキャラの内面的要素への注目度が高い。
女性は全年代で「外見・デザインの好み」が60〜70%前後、30〜50代では70%超と、理由が外見に集中している。一方男性は「セリフや言動の印象深さ」「他キャラとの関係性(友情・恋愛・因縁など)」「声・演技の魅力」など、内面的要素にも票が分散。特に男性30代は、ほぼ全項目で他層を大幅に上回り、物語の世界へ深く没入する“濃いファン”ぶりが際立つ結果に。特に「理想像・憧れの存在」「自分との似ている点・自己投影」は他の年代の票が落ち込む中、唯一20%台を叩き出した。


◆好きなキャラクターに使った金額の総額(概算)は:女性20代の7.9%が好きなキャラに総額10万円以上支出。

全体では「1,000円未満」が43.9%で最多となり、“キャラを好きな気持ちはあるが財布の紐は堅い”ライト層が市場の裾野を広げていることがわかった。
一方女性20代において、ライト層(1,000円未満)比は39.7%と平均並みでありながら、「100,000円以上」が7.9%で全属性トップに。グッズを持って聖地巡礼したりコラボカフェに行って撮影したりと、一部の熱いファンの“体験込み”の消費が金額を引き上げているのかもしれない。

 

調査データのダウンロードはこちら

 

別掲した設問【好きなキャラクター】で自身が回答したキャラクターについて、好きな理由をお聞きしました。以下のグラフは、「特に何もしていない」を除く、全10項目を表示しています。

キャラクターを好きな理由(n= 1,000)

 

13_3

 

全体トップが「外見・デザインの好み」(54.6%)、そこに「キャラクター設定のユニークさ」(36.7%)、「ストーリーでの活躍・成長」(29.0%)が続きました。

女性は全年代で「外見・デザインの好み」が60〜70%前後、30〜50代では70%超と、理由が外見に集中しています。女性は男性よりもグッズを身につけたり、ネイルアートにしたりと、“外に見せる”キャラクター推し活をする傾向が強いことも関係しているのかもしれません。

これに対し男性は「セリフや言動の印象深さ」「他キャラとの関係性(友情・恋愛・因縁など)」「声・演技の魅力」など、内面的要素にも票が分散しました。
特に男性30代は、ほぼ全項目で他層を大幅に上回り、物語の世界へ深く没入する“濃いファン”ぶりが際立つ結果に。特に「理想像・憧れの存在」「自分との似ている点・自己投影」は他の年代の票が落ち込む中、唯一20%台を叩き出しています。

もし男性30代を主要ターゲットとするキャラクターコラボをする場合、原作の世界観やキャラクターのバックグラウンド、重要エピソードまでを丁寧に咀嚼した上で企画を構築し、彼らの高い解像度と熱量に耐えうるクオリティを担保する必要がありそうです。


 

別掲した設問【好きなキャラクター】で自身が回答したキャラクターに関連して、これまでに使った金額の総額(概算)をお聞きしました。

好きなキャラクターに使った金額の総額(概算)(n= 1,000)

 

13_5

 

全体では「1,000円未満」が43.9%で最多となり、“キャラを好きな気持ちはあるが財布の紐は堅い”ライト層が市場の裾野を広げていることがわかりました。

一方、注目すべきは女性20代。ライト層(1,000円未満)比は39.7%と平均並みでありながら、「100,000円以上」が7.9%で全属性トップとなっています。
別掲した設問【好きなキャラクターに関連しておこなった行動】で女性20代は「グッズを撮影する」「キャラクターに関わる場所(出身地、撮影現場、アニメで登場した場所など)へ訪問する」行動の割合が他よりも比較的高かったことから、グッズを持って聖地巡礼したりコラボカフェに行って撮影したりと、一部の熱いファンの“体験込み”の消費が金額を引き上げているのかもしれません。

同じ若年でも男性20代は低額寄り(53.8%が「1,000円未満」)で、高額帯は控えめ。濃いファンはむしろ男性30代に集中しており、「20,000円~30,000円未満」が13.6%、「50,000円~100,000円未満」が8.5%で全層トップです。
別掲した設問【好きなキャラクターに関連しておこなった行動】で明らかになった通り、彼らは創作・発信系の参与度も高く、コミュニティ熱量がそのまま財布の開きやすさにつながったと言えるでしょう。

また、全体的に年齢が上がるほどライト層(1,000円未満)は増えますが、60代女性でも6.3%が「100,000円以上」と、“推し続ける熟年”の存在感は侮れません。

 

 



以降は、設問内容の要約を記載しています。記事全文はPDFをダウンロードしてご覧いただけます。

好きなキャラクター(自由記述)


はじめに、好きなキャラクターの名前をお聞きしました(思いつく順に最大10個まで回答)。
1番目に記載されたもののみを集計し、TOP10でランキング化しました。

キャラクターを好きになったきっかけ(n= 1,000)

 

前掲した設問【好きなキャラクター】で自身が回答したキャラクターについて、好きになったきっかけをお聞きしました。

上位10項目を表示しています。

好きなキャラクターに関連しておこなった行動(n= 1,000)

 

前掲した設問【好きなキャラクター】に関連して、これまでにおこなったことがあることをお聞きしました。

「特に何もしていない」を除く上位11項目を表示しています。

好きなキャラクターに対しておこなった消費・活動への満足度(n= 1,000)

 

これまで、前掲した設問【好きなキャラクター】で自身が回答したキャラクターに関連しておこなった消費・活動に、どのくらい満足しているかをお聞きしました。

 

 

 

 


■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ず本自主調査のURL・コーポレートサイトURLとクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を起点にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
引用元:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/entertainment_013_characters/
コーポレートサイト:https://corp.neo-m.jp/


■「ネオマーケティング」
URL:https://corp.neo-m.jp/

ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。

 

 

株式会社ネオマーケティング
ネオマーケティングはお客様の抱える課題や調査目的、その背景を充分にヒアリングした上で、課題解決・目的達成のために、お客様が何を求めているのかということを常に考え一歩先のご提案をいたします。目的に応じて複数の調査手法を有機的に組み合わせたリサーチ等、柔軟にご提案させていただいております。また年間調査実績は2,500本以上あり経験豊富なスタッフが企画設計から報告書の作成まで御社のビジネスをバックアップいたします。
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