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「就活が始まったけど、ガクチカがない…」
「サークルにも入っていないし、留学もしていない」
「アルバイトくらいしかしていないけど、これってガクチカになる?」
就活を開始した大学生や短大・専門学校生から、こうした悩みを聞くことは珍しくありません。
特に、周りの友人が「留学」「学生団体」「長期インターン」「部活動」などの経験を話していると、「自分には何もない」と焦ってしまいますよね。
でも、最初に知っておいてほしいことがあります。
「ガクチカがない=就活で話せる経験がない」というわけではありません。
ガクチカというと、
・海外留学をした
・体育会系の部活で全国大会に出た
・学生団体を立ち上げた
・長期インターンで大きな成果を出した
・起業した
というような「すごい経験」をイメージしがちです。
しかし、企業が知りたいのは、経験の派手さだけではありません。
群を抜いた素晴らしい経験があれば理想ですが、そんな学生は一握りなので安心してください。
その経験の中で、『何を考え、どのように行動したのか』ここが大切です。
そのため、アルバイト、ゼミ、授業、サークル、趣味など、一見すると普通に見える経験も、掘り下げてみるとガクチカになる可能性があります。
この記事では、「ガクチカがない」と悩んでいる大学生に向けて、
・ガクチカがないと感じる理由
・そもそもガクチカとは何か
・過去の経験からガクチカを見つける方法
・アルバイトなど身近な経験をガクチカにする方法
・本当にガクチカにかける経験がない場合に今からできること
・AIや就活サイトのツールの活用方法
・キャリアセンターや就活エージェントへの相談方法
まで、ご順番に紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
「ガクチカがない」と感じる3つの理由
①誰にも負けないような「すごい経験」が必要だと思っている
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「ガクチカがない」と感じる3つの理由のうち、一番多いのがこの思い込みです。
「全国大会に出場した」
「海外留学をした」
「学生団体を立ち上げた」
といった経験と比べて、「自分はアルバイトしかしていない……」
と思ってしまうケースです。
しかし、ガクチカは「大学生活の中で最もすごかったこと」を発表する大会ではありません。
自分なりに考えて行動した経験であれば、十分に題材になります。
②自分では当たり前。「普通のこと」だと思いこんでいる
この思い込みも割と多いです。
就活相談にのってると『そんなことでいいんですか?』という学生さんが結構多いです。
自分では当たり前だと思っている行動の中に、ガクチカの材料が隠れていることがあります。
例えば、
・テスト前に友人と勉強会をする
・授業の課題を計画的に進める
・アルバイトに遅刻しない
・後輩に積極的に声をかける
・シフトの調整役をしている
・サークルのSNSを主で運用している
・趣味で動画を制作している
などです。
「普通だから書けない」と決めつけず、「なぜそれを続けているのか?」、「どんな工夫をしているのか?」
を考えてみるようにしてください。
理由や工夫などを表現できればしっかりとしたガクチカになるものです。
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③まだ就活を意識した行動していないから書けない
就活をはじめる前の人は書けない人が多いことも事実です。
大学1~2年生などの場合、そもそも「ガクチカになる経験」を意識していないのも当然です。
この場合は、過去を無理に掘り起こす必要はありません。
必要だと思った今から、何かに新たに挑戦するという方法もあります。
思い立ったタイミングで、不安を払拭するために行動を起こしていきましょう。
実は、就活を意識してサークルを始めた、ボランティアを始めたという人も結構いるんですよ。
そもそも「ガクチカ」とは?「学生時代に力を入れたこと」の略称
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。
「学生時代に力を入れたこと」の言い換えとして以下のようなものがありますが、基本的に求められている内容は同じです。
1. 大学生活で特に力を入れたこと
2. 大学生活・学生生活で頑張ったこと
3. 大学生活で熱中したこと
4. 大学生活で取り組んだこと
5. 大学生活で挑戦したこと
6. 学生生活で力を注いだこと
7. 学生生活で印象に残っている経験
8. 大学生活で主体的に取り組んだ経験
9. 大学生活を通じて力を入れて取り組んだ経験
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エントリーシートや面接では、「学生時代に力を入れたことを教えてください」と質問されることがあります。
ここで重要なのは、「何をしたか」だけを聞かれているわけではないということです。
例えば、「飲食店で3年間アルバイトをしました」だけでは、あなたがどんな人なのかはあまり分かりません。
一方で、「新人スタッフが仕事を覚えられず困っていることに気づき、自分が新人だったときに分かりにくかった業務を整理して、教え方を工夫した」
となれば、
・周囲を観察する力
・課題を見つける力
・自分から行動する姿勢
・相手の立場で考える力
などが見えてきます。
つまり、ガクチカでは、経験そのものよりも、その経験から見える「あなたらしさ」が重要です。
ガクチカがないと悩む人が最初にやるべきことは自分の経験の棚卸し
ガクチカがないと悩んだ際は、どんなことでもよいので、自分自身のことを書き出してみてください。
人並み外れた経験を書く必要等はありませんので、自分の経験の棚卸しを進めていきましょう。
まずは、紙やスマートフォンのメモに、大学生活でやってきたことを書き出していきます。
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カテゴリー |
例 |
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学業 |
ゼミ、研究、授業、資格 |
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趣味 |
ゲーム、音楽、動画、SNSなど |
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アルバイト |
飲食店、塾講師、販売、コンビニなど |
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サークル |
スポーツ、文化系、学生団体 |
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インターン |
長期・短期インターン |
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イベント |
学園祭、イベント運営 |
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個人活動 |
ブログ、SNS、動画制作など |
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人間関係 |
後輩の相談、友人との活動 |
ここでは、「ガクチカになりそうか?」を考えないことがポイントです。
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まずは全部出してみましょう。
「こんなの書けない」と判断するのは、その後で大丈夫です。
様々な情報が出てくるとそれをつなげていけばガクチカとして表現できるものができてきます。
ガクチカを見つける「5つの質問」。経験の掘り下げ方
自分自身の経験を書き出したら、それぞれについて次の質問をしてみてください。
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Q1.なぜ始めた?
「なんとなく」でも構いません。始めたきっかけを振り返ります。
Q2.大変だったことは?
うまくいかなかったこと、困ったことを探していきましょう。
Q3.そのとき、どのように考えた?
ここが特に重要です。
「どうすれば改善できるのか?」
「相手は何を求めているのか?」
「自分にできることは何なのか?」
など、当時どのようなことをなぜ考えていたのかを振り返りかえっていきましょう。
Q4.自分なりに何をした?
具体的な行動を確認していきましょう。課題を解決するために工夫や行動を記していきましょう。
Q5.結果として何が変わった?
何が成果として生まれたのかを思い出してみてください。
数字だけが結果ではありません。
・作業時間が短縮された
・周囲から感謝された
・ミスが減った
・後輩が仕事を覚えやすくなった
・自分自身の考え方が変わった
・人が辞めにくくなった
上記のような変化も立派な「結果」です。
サークル(研究会)しかない人のガクチカ例
例えば英語研究会。
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最初は、「英語研究会に3年間所属していた。」
だけかもしれません。
しかし、少し掘り下げてみます。
・新入生が入ってくると、同じ質問を何度も受けることがあった。
・自分が新人だった頃も、同じことで困っていたことを思い出した。
・よく聞かれる内容を整理し、活動の進め方を教える際に説明する順番を工夫した。(ここを特に掘り下げていく)
→結果:新入生から質問される回数が減り、プロジェクトを進める期間も短くなった。
このように整理すると、「英語研究会に所属をしていた」
という話から、「課題を見つけ、自分なりに改善した」という話になります。
大切なのは、英語研究会の規模や役割ではなく、どのように活動していったのかです。
その経験の中で、自分が何を考えて行動したのかが大切です。
「失敗した経験」もガクチカになる。アピールできるネタとして十分
ガクチカというと、「成功した経験」に目が行きがちです。
その方がアピールできるように思ってしまいますよね?
しかし、実は失敗や苦労した経験も、ガクチカを考えるうえで重要な材料になります。
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例えば、「飲食店のアルバイトをしていた人」だったとしたら、
最初はアルバイトでミスが多かった
↓
なぜミスするのかを考えた
↓
作業手順を自分なりに整理した
↓
ミスを減らすことができた
という経験です。
ここには、
課題 → 原因 → 工夫 → 行動 → 結果 → 学び
というストーリーがあります。
必ずしも「最初から最後まで成功した話」である必要はありません。
むしろ、失敗したときにどう考え、どう行動したのかを振り返ることで、自分らしさが見えてくることもあります。
「本当に何もしていない」と思っている人はどうする?
ここまで読み進めて頂いても、 「やっぱり本当に何もしていない」という人もいるでしょう。
その際は、無理にひねり出す、話を捏造する(作り話)等の行為は必要ありません。
その場合は、「これからの行動をガクチカにする」という考えに切り替えましょう。
特に低学年の方であれば、この方法がおすすめです。
例えば、
・自分で小さなプロジェクトを始める
・資格取得に挑戦する
・新しいアルバイトを始める
・学内イベントを企画する
・学生団体に参加する
・地域活動に参加する
・長期インターンに参加する
などです。
ただし、ここで一つ注意したいことがあります。
それは「ガクチカを作るためだけ」に始めないことです。
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例えば、
「マーケティングに興味があるから、マーケティング系のインターンに参加する」
「人と関わる仕事に興味があるから、イベント運営に挑戦する」
というように、自分の興味や将来の方向性とつながった行動にしてみましょう。
そうすれば、ガクチカだけではなく、自己分析や志望動機にもつながります。
興味関心があるものでしたら、活動自体にも力を注げるはずです。
ガクチカを作るために、AIを活用してみる
「経験はある気がするけど、自分ではうまく整理できない」
そんなときは、AIを壁打ち相手として使ってみるのも一つの方法です。
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例えば、 「大学生活で特別な経験がありません。これから質問をしてください。回答をもとにガクチカになりそうな経験を一緒に探してください」
と入力してみましょう。
すると、AIから、
・アルバイトで困ったことは?
・周囲から頼られた経験は?
・継続していることは?
・失敗した経験は?
・自分なりに工夫したことは?
・人から感謝された経験は?
といった質問をしてもらうことができます。
一人で「ガクチカは何だろう?」と考えていると、どうしても「すごい経験」に目が向いてしまいます。
誰かに質問してもらうことで、普段は意識していなかった経験が出てくることがあります。
ただし、AIにガクチカを丸ごと作ってもらって、そのまま提出するのはおすすめしません。
AIが作った文章を使うことよりも、自分の経験を思い出すための壁打ち相手としてAIを使うと考えるとよいでしょう。
面接では、書類に書いた内容について具体的に質問されることもあります。
だからこそ、最終的には自分の言葉で説明できる状態にしておくことが大切です。
就活サイトの自己分析ツールも使ってみよう
就活サイトには、自己分析や適性診断、価値観診断などのツールが用意されていることがあります。
こうしたツールを使うと、自分では気づかなかった特徴を知るきっかけになります。
💡参考:就活で自己分析のやり方がわからない・自分史ができない…。簡単でおすすめの方法は?
例えば、 「計画性が高い」という結果が出たとします。
そこで終わりにするのではなく、 「本当にそうかな?」と考えてみましょう。
そして、
「そういえば、大学の課題は締切の1週間前から始めていた」
「アルバイトのシフトも前もって予定を組んでいた」
など、診断結果に関連する具体的な経験を探してみます。
つまり、
診断結果 → 過去の経験 → 具体的なエピソード
という順番で考えるのです。
診断結果をそのまま自己PRにするのではなく、自分の経験を掘り起こすきっかけとして使うことがポイントです。
キャリアセンター(就職課)に相談するのもおすすめ
「自分一人では何も思いつかない」という場合は、大学のキャリアセンター(就職課)に相談してみるのも一つの方法です。
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キャリアセンターでは、ESの添削や面接対策だけではなく、自己分析や就職活動の進め方について相談できる場合があります。
相談するときは、「ガクチカがないと思っているので、自分の経験を一緒に掘り起こしてほしいです」と率直に伝えてみましょう。
自分では「大したことではない」と思っていた経験でも、第三者から質問されることで、「それって、かなり工夫していますね」、 「そこはあなた自身の考えが出ていますね」と、別の見方を教えてもらえることがあります。
自分では当たり前だと思っていることほど、他人から見ると特徴的だったりするものです。
就活エージェントに相談する方法もある
就活エージェントに相談するという方法もあります。
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就活エージェントでは、企業紹介だけでなく、自己分析、ES、面接対策などについて相談できるケースがあります。
特に、
・ガクチカや自己PRに何を書けばいいのか分からない
・就活を何から始めればいいのか分からない
・自分の経験を客観的に整理したい
・自分にどんな仕事が合うのか分からない
という人にとって、第三者と話すことは一つの選択肢になります。
例えば、担当者から、「アルバイトで後輩の面倒を見ることは多かったですか?」と質問され、「そういえば、後輩からよく相談されていました」と気づくことがあります。
そこから、
「なぜ相談されることが多かったのか?」
「どんな相談を受けたのか?」
「そのときどう対応したのか?」
と掘り下げていけば、ガクチカや自己PRにつながることがあります。
AI・就活ツール・人への相談を組み合わせよう
ここまで紹介した方法は、どれか一つだけを使う必要はありません。
むしろ、それぞれの特徴を使い分けると便利です。
|
方法 |
できるこ |
|
AI |
経験を掘り起こすための質問・壁打ち |
|
就活サイトのツール |
価値観や特徴を整理する |
|
キャリアセンター |
大学のキャリア支援として相談する |
|
就活エージェント |
就活・企業選び・ESなどを第三者に相談する |
|
友人・先輩 |
自分では気づかない特徴を教えてもらう |
例えば、
① AIに質問してもらう
② 就活サイトの診断で自分の特徴を確認する
③ 出てきた経験をキャリアセンターやエージェントに話してみる
④ 第三者から質問・フィードバックをもらう
⑤ 最後は自分の言葉で整理する
という流れです。
「ガクチカがない」と悩んでいるときほど、一人で答えを出そうとしなくてもよいでしょう。
ガクチカを作るなら「経験→考え→行動→結果→学び」の順番
最後に、自分の経験をガクチカとして整理するときの基本的な型を紹介します。
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① 経験 何をした?
② 課題 何が大変だった?
③ 考え なぜそうなっていると思った?
④ 行動 自分は何をした?
⑤ 結果 何が変わった?
⑥ 学び そこから何を学んだ?
例えば、先に例に出した「飲食店でのアルバイト」であれば、
① 飲食店でアルバイトをしていました。
↓
② 新人スタッフが仕事を覚えるまでに時間がかかっていました。
↓
③自分自身も新人時代に同じことで苦労した経験から、教え方に問題があるのではないかと考えました。
↓
③ よく質問される内容を整理し、業務を教える順番を工夫しました。
↓
④ 新人スタッフが仕事を覚えるまでの時間が短くなりました。
↓
⑥相手の立場に立って課題を考え、改善することの大切さを学びました。
このように整理すると、最初は「アルバイトしかしていない」と思っていた経験が、一つのガクチカになります。
ガクチカがないからといって、焦らなくていい。人と比較をしない方がよい。
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就活を始めると、周囲の学生の経験がすごく見えることがあります。
「留学した」
「長期インターンをしている」
「学生団体を立ち上げた」
「大会で優勝した」
そんな話を聞くと、 「自分には何もない…」と焦ってしまうかもしれません。
でも、就活で大切なのは、誰かの経験と自分の経験を比べることではありません。
まずは自分の大学生活を振り返ってみてください。
アルバイト、授業、ゼミ、サークル、趣味、友人との活動。
その中に、「少し頑張ったこと」、「ちょっと工夫したこと」、「失敗したけれど乗り越えたこと」、「仲間から感謝されたこと」が出てきませんか?
そして、それでも思いつかなければ、AIや就活サイトのツールを使ったり、キャリアセンターや就活エージェントなどに相談したりしてみましょう。
ガクチカは、必ずしも「すごい経験」である必要はありません。
大切なのは、「何をしたか」だけではなく、「その経験の中で自分が何を考え、どう行動したのか」を伝えられることです。
そして、まだ大学生活が残っているのであれば、これから新しい経験を作ることもできます。
焦って「すごいガクチカ」を作る必要はありません。
まずは、自分の身近な経験を一つずつ振り返るところから始めてみましょう。

