紙ストローの導入、賛成派が7割!?
年代が高くなるほど、紙ストローの導入には好意的な傾向あり!
プラスチック問題の認知度の違いが要因の一つか?
~全国の20歳以上の男女に聞いた「紙ストロー導入に関する調査」~
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2019年12月9日(月)~2019年12月10日(火)の2日間、全国の男女1000名を対象に、企業・団体による紙ストローの導入に対する意識を調査するため、インターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
2018年頃から、各国や地方公共団体の取り組みとして、プラスチックストローの代わりに紙ストローを導入する発表が相次ぎました。企業の取り組みも増えてきており、2020年を目標にプラスチックストローの利用をやめる発表している企業もあります。そこで今回は、紙ストローの導入について人々がどのように思っているのか「紙ストローの導入」に関する調査を行いました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、普段ストローを使って飲む飲料物を購入する可能性がある人
有効回答数:1,000名 自然回収
調査実施日:2019年12月9日(月)~2019年12月10日(火)
「紙ストローの導入に関する調査」リリースサマリー
◆紙ストロー導入には賛成派が多数!ただし年代間による割合の差は顕著。
プラスチックストローの代わりに紙ストローが導入されることについて、賛成派は70代以上で89.0%、60代で77.1%、50代で68.2%、40代で66.9%、30代で59.5%、20代で51.3%という結果に。
◆紙ストローとプラスチックストロー、飲みやすさは「変わらない」が6割以上!
紙ストローを使用したことがある人に対して、プラスチックストローと飲みやすさを比較してもらったところ、6割以上が飲みやすさは「変わらない」と回答。
◆紙ストローを導入した企業・団体へは好印象!
全ての年代において、「悪くなる」と回答した人はごく少数だったことから、紙ストロー導入は良い印象を与えることが伺える。
普段ストローを使う飲み物を購入することがある人に、まずは海洋プラスチックの問題についてどの程度知っているか伺いました。年代が高くなるほど、問題について知っている人の割合も高い傾向があるようです。「詳しく説明できる」「ある程度知っている」と回答した人は、70代以上で91.0%、60代で82.4%、50代で70.7%、40代で64.9%、30代で58.0%、20代で46.2%という結果となりました。
次に紙ストローの使用経験について伺いました。年代別で見ると、20代の使用経験がある人の割合が最も高く、38.5% と4割弱の人が紙ストローを使ったことがあると回答しています。紙ストローの使用経験がある人の割合が最も低い年代は50代で、73.6%の人が「使ったことはない」と回答しています。
紙ストローを使用したことがある人に対して、飲みやすさについてプラスチックストローとの比較を伺いました。「変わらない」と回答した人が64.0%と、6割以上となり、多くの人が紙ストローになったとしても支障がないと考えていることがわかります。その一方で、「飲みにくい」と回答した人が24.0%と全体の約4分の1に及び、「飲みやすい」と回答した人の2倍の割合となりました。
プラスチックストローの代わりに紙ストローが導入されることについて伺いました。年代別で見ると、年代が高くなるほど、賛成する人の割合も高くなる傾向があるようです。紙ストロー導入に賛成だと回答した人は、70代以上で89.0%、60代で77.1%、50代で68.2%、40代で66.9%、30代で59.5%、20代で51.3%という結果となり、年代間で大きく差がつきました。一方、特に若い年代において、 賛成でも反対でもない、という人が一定数いることが伺えます。
自社商品のストローをプラスチックから紙ストローに変更する企業・団体などについて、印象を伺いました。年代別で見ると、年代が高くなるほど、「良くなる」と回答した人の割合も高くなる傾向にあります。特に20代については、「良くなる」と回答した人が41.0%と、約4割にとどまりました。全ての年代において、「悪くなる」と回答した人はごく少数だったことからも、イメージアップにつながると言えそうです。
プラスチックストローの有料化について、意見を伺いました。有料化に賛成か反対か、という点でも年代間の意見の差が大きく、賛成派は20代が15.4%と最も少なく、70代以上が51.0%と最も多くなりました。「どちらともいえない」と回答している人が全年代一定数いることから、まだ有料化へのイメージがついていない様子が伺えます。ただし、より年長の人の方がはっきりと賛成か反対か意見を示す結果となりました。
プラスチックストローの代わりに紙ストローを導入した場合、それが環境に良いことだと思うか伺いました。「そう思う」「ややそう思う」と回答し環境にいいことだと思う人の割合を年代別で見ると、20代が59.0%と、唯一6割を切る結果となりました。30代は70.2%、40代は75.9%、50代は79.3%、60代は85.9%、70代以上は91.0%が「そう思う」「ややそう思う」と回答し、環境にいいことだと思うと回答しています。年代が高くなるにつれ、紙ストローの導入が環境にいいと思っている人の割合が多くなることがわかりました。
■この調査のその他の質問
・お店でもらうプラスチックストローが有料化された場合、有料化に賛成か、反対か。
など
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。