市場調査レポート

全国の20歳~79歳の男女1000人に聞いた「生活者が求める、企業とのコミュニケーションツールって?<第二弾>」

作成者: 株式会社ネオマーケティング|2021/11/28 15:00:00

ダイレクトメール、70.5%が「内容をしっかり読む」「内容をざっくり読む」
「特別に扱われたと感じる」割合は26.0%

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2021年11月11日(木)~2021年11月12日(金)の2日間、全国の20歳~79歳の男女1000人を対象に「企業とのコミュニケーションツール」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

 

<調査背景>
昨今、自社ブランド・商品を愛用してくれている生活者とのコミュニケーションに重きをおき、LTV(ライフ タイム バリュー)向上を目指す企業は増加傾向にあります。その動きは、コロナウイルス拡大の影響により勢いを増しています。生活者との関係性を高める施策としてはメールやダイレクトメールが代表的ですが、近年はLINEやその他アプリでコミュニケーションをとっている企業も多いのではないでしょうか。今回は第一弾(https://neo-m.jp/investigation/3294/)に続き、第二弾として「ダイレクトメール」にフォーカスし、生活者から見た企業とのコミュニケーション施策について調査しました。是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。

<調査概要>

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~79歳の男女で、企業・ショップの公式LINEを登録している人、かつ企業・ショップのメールマガジンを登録している人
有効回答数:1000名
調査実施日:2021年11月11日(木)~2021年11月12日(金)

「生活者が求める、企業とのコミュニケーションツールって?<第二弾>」主な質問と回答

◆ダイレクトメール(郵便物)をどの程度読んでいるか:「内容をしっかり読む」「内容をざっくり読む」70.5%
「内容をしっかり読む」「内容をざっくり読む」で70.5%を占めた。「全体の画像や文字を目に入れる程度」「郵便物のタイトルや冒頭の文字のみ確認する程度」といった、届いた内容をほとんど確認しない方は20%程度にとどまった。

◆ダイレクトメール(郵便物)を受け取って変化したこと:「特別に扱われたと感じる」26.0%
「より好印象を抱いた」「想起する(思い出す)ことが増えた」「特別に扱われたと感じる」等といった変化のうち、割合が最も高かった変化が「想起する(思い出す)ことが増えた」であり、33.3%。
一方、ダイレクトメール(郵便物)が届くことに対し「特別に扱われたと感じる」割合は26.0%であった。

調査データのダウンロードはこちら

ダイレクトメール(郵送物)が届くことはあるか・ポストをチェックするタイミング

 


普段ダイレクトメール(郵便物)が届くことはあるかお聞きしました。また、ポストをチェックするタイミングも合わせてお聞きしました。

91.0%の方がダイレクトメール(郵便物)を受け取っていることが分かりました。そして全体の85.2%の方は少なくとも3日に1回、うち毎日チェックする方は72.8%となり、普段から生活者はダイレクトメール(郵便物)に頻繁に接触していることが分かります。

 

ダイレクトメール(郵便物)をどの程度読んでいるか

 

ダイレクトメール(郵便物)をどの程度読んでいるか、お聞きしました。

「内容をしっかり読む」「内容をざっくり読む」割合で70.5%を占めました。
「全体の画像や文字を目に入れる程度」「郵便物のタイトルや冒頭の文字のみ確認する程度」といった内容をほとんど確認しない方は20%程度にとどまりました。

 

ダイレクトメール(郵便物)を受け取って変化したこと


 

ダイレクトメール(郵便物)を受け取って変化したことをお聞きしました。

上のグラフにある5つの変化のうち、割合が最も高かった変化が「想起する(思い出す)ことが増えた」であり、33.3%でした。
一方、ダイレクトメール(郵便物)が届くことに対し「特別に扱われたと感じる」割合は26.0%となりました。

 

<公式LINEを登録・メールマガジンを受信登録して変化したこと ※第一弾調査より>
https://neo-m.jp/investigation/3294/

 

第一弾で調査をした、「公式LINEを登録・メールマガジンを受信登録して変化したこと」について、「より好印象を抱いた」「想起する(思い出す)ことが増えた」「商品購入・サービス利用が増えた」割合を今回のダイレクトメール(郵便物)と比較すると、すべてにおいて10ポイント前後高いことが分かります。

今回の調査によると、「好印象を抱いてもらう」「想起してもらう」「商品購入・サービス利用を増やしてもらう」ためには、ダイレクトメール(郵便物)よりも公式LINE・メールマガジンの方が有効であるといえるでしょう。

良いと思ったダイレクトメール(郵便物)

 

これまでに受け取ったダイレクトメール(郵便物)で良いと思ったものについて、自由記述にてお聞きしました。

サンプル付のものや、「この郵便物を受け取った人限定」といったお得感を抱いてもらうワード等が挙がりました。また中には、ダイレクトメールで使用した素材から、その企業に好印象を抱いたという声もありました。
生活者の目に留まるワードや内容物と同様に、その素材に着目して見るのも良いかもしれません。


【自由回答の一部抜粋】
・宛名部分を覆う部分が透明プラスチック用紙でなく、紙製だったので、エコに配慮していて、この企業は自然環境に配慮している事がわかり好感を持った。(50歳、男性)
・サンプルが付いていた(26歳、女性)
・普段、スマホの小さい文字と格闘してるので、ペーパーはちょっと有り難い。(71歳、女性)
・おもしろそうな、題名が書いてあった時(36歳、男性)
・新商品のサンプルがセットになっている(38歳、男性)
・そのまま部屋のインテリアとしておいておける(59歳、男性)
・内容をじっくり読むことが出来る点が良い。(71歳、女性)
・手書きのコメント付き(31歳、女性)
・普段愛用はしていても年に数回しかショップを訪れない時でも忘れられていないと思うと嬉しいし安心してまた行きたくなる。(72歳、女性)
・旅行会社からの物は写真もきれいで、旅行へ行けなくても見ていてワクワクします。(72歳、女性)
・センスの良いデザインの葉書などは飾っておく(57歳、女性)
・この郵便物を受け取った人限定のものがあったりすると良いって思った。(49歳、女性)

 

 

■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/

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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/

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