3月は「サンドイッチデー」が狙い目?4月は「エイプリルフール」だけでなく「イースター」にも注目。
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2022年1月19日(水)~2022年1月20日(木)の2日間、全国の16歳~60歳の男女1000人を対象に「2月~4月のモーメント」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
いま、プロモーションを実施する際に記念日や催事、年中行事などをモーメント(※)として活用するケースが増えています。モーメントは、多くのユーザーが特定の同じテーマで投稿すると同時に、ハッシュタグ検索でモーメントの投稿を探して楽しもうとするため、多くのユーザーに投稿を見てもらう絶好のチャンスとなります。
今回は、全国の男女1000人を「Z世代」「ミレニアル世代」「就職氷河期世代」「バブル期世代」に分け、2月~4月のそれぞれの記念日や催事について、世代ごとの意識の違いや共通する部分を探りました。是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
※モーメントとは、SNS等で多くの生活者が特定のテーマで盛り上がる瞬間のこと
※Z世代:1996年~2005年生(現在16~25歳)、ミレニアル世代:1981年~1995年生(現在26~40歳)、就職氷河期世代:1971年~1980年生(現在41~50歳)、バブル期世代:1961年~1970年生(現在51~60歳)と定義
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の16歳~60歳の男女
有効回答数:1,000名
調査実施日:2022年1月19日(水)~2022年1月20日(木)
<2月~4月の記念日・催事>
知っている「2月の記念日」をお聞きしました。
特に「バレンタインデー」について、世代差が顕著になりました。
バブル期世代は82.4%、就職氷河期世代は73.2%、ミレニアル世代は64.8%、Z世代は61.2%と、年代が下がっていくにつれてその認知度は下がる傾向が分かりました。Z世代とバブル期世代は21.2ポイントもの差が生じています。若い世代のバレンタインへの意識の変化が表れているといえるでしょう。
一方、近年耳にすることが増えた2月22日「猫の日」の認知度はどの世代も20%前後を獲得し、また2月9日「肉の日」や2月2日「夫婦の日」といった、日付のゴロを合わせた記念日はどの世代においても、比較的認知度が高い傾向がみられました。
各記念日のなかで、SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい日をお聞きしました。
※…n=30s未満20s以上の項目。(上のグラフの割合は、「興味がある」と回答した方をベースにしています。また、n=20s未満は表記していません)
「バレンタインデー」について、イベントへの参加意向は世代が上がっていくにつれて下がる傾向にありますが、就職氷河期世代までは30%台をキープしています。
また、「猫の日」について特にZ世代の関心が集まっている様子が見受けられます。SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したいと回答した割合はそれぞれ48.9%・64.4%と高い割合を獲得しています。
知っている「3月の記念日」をお聞きしました。
どの世代も、「ひな祭り」「ホワイトデー」「春分の日」、この3つの認知度が高くなりました。
一般的にもメジャーなこれら3つの記念日は、世代が上であればあるほど認知度が高くなっていることが分かります。特に、「ひな祭り」についてバブル世代は85.6%の認知度を獲得している一方で、Z世代は62.0%と、23.6ポイントもの差がありました。
しかし反対に、「マヨネーズの日」や「サンドイッチデー」等、就職氷河期世代・バブル期世代では認知がほぼ0%であった記念日について、Z世代・ミレニアル世代の約3%~5%の方が認知していました。
各記念日のなかで、SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい日をお聞きしました。
※…n=30s未満20s以上の項目。(上のグラフの割合は、「興味がある」と回答した方をベースにしています。また、n=20s未満は表記していません)
前掲した設問【知っている3月の記念日】では認知度が0%~3%前後であった「サンドイッチデー」の割合に注目です。
Z世代・ミレニアル世代・就職氷河期世代それぞれにおいて、SNS共有意向・イベント参加意向が比較的高くなっており、特にミレニアル世代のイベント参加意向では「ひな祭り」や「ホワイトデー」を抑え、43.3%と最も高い割合となりました。
知っている「4月の記念日」をお聞きしました。
「エイプリルフール」の認知度が圧倒的に高く、バブル期世代では93.2%もの割合を獲得しています。
年代が下がっていくにつれてその認知度は下がりますが、Z世代であっても約70%の認知度をキープしています。
一方、「イースター」についてZ世代は15.2%、ミレニアル世代は16.0%、就職氷河期世代は10.0
%、バブル期世代は11.6%と、20~30代の若い世代と40~50代の中高年世代での認知の差がみられました。「イースター」はテーマパークのイベントとして開催されたりと、若い世代を中心に徐々にその存在感は増しているようです。
各記念日のなかで、SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい日をお聞きしました。
※…n=30s未満20s以上の項目。(上のグラフの割合は、「興味がある」と回答した方をベースにしています。また、n=20s未満は表記していません)
Z世代の「エイプリルフール」のSNS共有意向が非常に高く、52.9%となりました。この割合は、ミレニアル世代の26.9%よりも26ポイント高い割合です。SNSでの拡散を狙うには、やはり非常に有効なテーマだといえます。
また「イースター」のイベント参加意向についてZ世代は「エイプリルフール」の39.7%よりも7.2ポイント高い46.9%を獲得しています。
■この調査のその他の質問
・同居家族の家族構成
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
ダウンロードしていただくと、リリースデータをPDFでご覧いただけます。