スマホで家族とのコミュニケーションが増えたシニアは半数以上!
親がスマートフォンにして良かったと6割以上のミドルが回答
一方で「一人で習得することに限界」などシニアの悩みも
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2018年7月11日(水)~2018年7月13日(金)の3日間と2018年7月20日(金)~2018年7月23日(月)の4日間、60歳~75歳のシニア世代と30歳~45歳のミドル世代の男女1000名を対象に「シニア世代とミドル世代のコミュニケーション」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
「一億総オタク時代」などという言葉と共に、トレンド化した「推し活(おしかつ)」。 昨今はメディアにも多数取り上げられ、その認知度をさらに拡大させてきました。 今回は、そんな「推し活」について、前回調査(2023年)よりさらに調査対象の年齢層を広げ、活動実態や内容、心理状況などを様々な角度から調査しました。是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。2018年6月に行なったシニアのSNSに関する調査では、若者(20歳~39歳)と比較し、「自身の子どもや家族に関すること」などの投稿をしていることが明らかになりました。スマートフォンが普及し、シニアのコミュニケーションも変化しているのではないでしょうか。そこで、シニア世代のスマートフォン事情と、シニアの子どもの世代であるミドル世代は親とのコミュニケーションについてどのように感じているのかなどの調査を行ないました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、携帯電話を所有している60歳~75歳と、スマートフォン所有者している30歳~45歳の男女を対象に実施
有効回答数:1000名
(シニア世代:60歳~75歳のスマートフォン所有者、ガラケー所有者の男女:各125名
ミドル世代:30歳~45歳スマートフォン所有者の男女:各250名)
調査実施日:(シニア世代)2018年7月11日(水)~2018年7月13日(金)
:(ミドル世代)2018年7月20日(金)~2018年7月23日(月)
「シニア世代とミドル世代のコミュニケーションに関する調査」主な質問と回答
◆【シニア】スマートフォンを持ったことで家族とのコミュニケーションは増えた?
56.4%と半数以上が「はい」と回答。スマートフォンはミドル世代、シニア世代などの家族間のコミュニケーションを増やすツールと言えそうだ。また、性別で比較をすると、女性は67.2%が「はい」と回答した。
◆【シニア】スマートフォンの使用方法を習得するうえで困ったことや感じたことは?
「一人で習得することに限界があった」が最多の36.0%。とくに女性が45.6%と多く回答した。女性は「娘(義娘)や息子(義息)が忙しく、聞くのは気が引けた」との回答も男性より多い結果となった。
◆【ミドル】親の携帯電話をスマートフォンに替えて良かったと思う?
40.3%が「そう思う」と回答。「ややそう思う」と回答した方は24.3%となり、合計64.5%は親がスマートフォンに替えて良かったと思っていることがわかった。とくに女性は69.1%と回答、親のスマートフォンデビューにおけるミドル女性の満足度は高いという結果になった。
シニア世代も86.8%がスマートフォンに替えて良かったと思っていることが調査から判明した。スマートフォンを持ったことで家族とのコミュニケーションが増えたとの回答も多く、スマートフォンは家族のコミュニケーションには欠かせない存在になっているのではないだろうか。しかし、シニア世代はスマートフォンの使用方法を習得するうえで、「一人で習得することに限界があった」などのシニアならではの悩みも調査から明らかになった。また、ミドル世代も親がスマートフォンに替えて良かったと思っていることがわかった。
60歳~75歳のスマートフォンを持つシニア世代に対し、スマートフォンに替えて良かったと思うかをお聞きしたところ、60.0%が「そう思う」と回答しました。「ややそう思う」と回答した26.8%を合わせると86.8%のシニアがスマートフォンに替えて良かったと思っていることがわかりました。性別で比較をしても大きな差はなく、シニア世代は男女ともにスマートフォンライフを楽しんでいるようです。
また、スマートフォンを持つシニア世代に対し、スマートフォンを持ったことで、家族とのコミュニケーションが増えたかとお聞きしたところ、56.4%と半数以上が「はい」と回答しました。スマートフォンはミドル世代、シニア世代などの家族間のコミュニケーションを増やすツールと言えそうです。また、性別で比較をすると、女性は67.2%が「はい」と回答しています。いまやシニア女性の家族コミュニケーションにはスマートフォンは欠かせない存在になっているのではないでしょうか。
スマートフォンに替えたことでできるようになったことを、スマートフォンを所有しているシニア世代に対してお聞きしました。その結果、「ガラケーでできなかったことができるようになった」と回答した方が58.8%で多い結果となりました。また、性別でみると、女性の6割以上がスマートフォンに替えたことで周囲との連絡が取りやすくなったと回答しています。
前問で「周囲の人と連絡が取りやすくなった」と回答した方に、だれに連絡が取りやすくなったかをお聞きしました。その結果、最も多いのは「娘(義娘)と連絡が取りやすくなった」となり64.7%、次いで「友人・知人・同僚と連絡がとりやすくなった」「息子(義息)と連絡がとりやすくなった」と続きます。シニア世代のスマートフォン満足度には、家族や友人と気軽に連絡が取れるようになったことが大きく貢献していることがみて取れます。
次いで、スマートフォンの使用方法の習得をどのように行なったかをお聞きしました。その結果、最も多い回答は「いろいろ試してみて習得した」50.8%となりました。性別で比較をすると、男性は女性より「いろいろ試してみて習得した」、「インターネットで調べた」、「取扱説明書を読んだ」など、調べて習得した方が多い結果となっています。一方、女性は男性よりも「娘(義娘)に聞いた」、「息子(義息)に聞いた」、「購入したお店の店員に聞いた」など家族や店員など人に聞いた方が多い結果となり、性別で差の出る結果となっています。
スマートフォンの使用方法を習得するうえで困ったことや感じたことをお聞きしたところ、最も多い回答は「一人で習得することに限界があった」となり36.0%が回答しました。女性は「娘(義娘)や息子(義息)が忙しく、聞くのは気が引けた」という回答も男性より多い結果となっています。また、「特になし」と回答したのは16.8%のみとなり、83.2%のシニア世代がスマートフォン使用方法を習得するうえで困った経験があるという結果になりました。多くのシニア世代がスマートフォンの使用につまずいたことがわかります。
次いで、30代40代のミドル世代に親とのコミュニケーションについてお聞きしました。親が持っている携帯電話をお聞きしたところ、「スマートフォンを持っている」と回答した方が最も多く62.6%となりました。半数以上のシニア世代がスマートフォンユーザーであることが調査から判明しました。また、ガラケーユーザーよりもスマートフォンユーザーが多いことが上記グラフからわかります。
ミドル世代が親の携帯電話をスマートフォンに替えて良かったと思うかをお聞きしたところ、40.3%が「そう思う」と回答しました。「ややそう思う」と回答した方は24.3%となり、合計64.5%は親がスマートフォンに替えて良かったと思っていることがわかりました。また、スマートフォンに替えて良かったと思わない計は3.8%にとどまる結果となっています。性別で比較をすると、女性は約7割が親がスマートフォンに替えて良かったと思うと回答しています。親を想う子の気持ちがうかがえる結果ではないでしょうか。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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