風邪薬のブランド、第一想起は「パブロン」
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、ブランド・カテゴライゼーションに基づき、生活者が無意識に「想起集合(Evoked Set)」に注目し、Evoked Set共同研究プロジェクトを行なっております。今回は「風邪薬」をテーマにしたエボークトセット調査を実施いたしました。
<調査背景>
生活者は様々なブランドを知らず知らずのうちに分類し、頭の中で類型化しています。マーケティングでは、それをブランド・カテゴライゼーションという枠組みで整理しています。ネオマーケティングは、その分類の1つである「想起集合(Evoked Set)」に注目し、様々なジャンルでブランド・カテゴライゼーションに基づくブランド調査を「エボークトセット調査」というスキームで実施しています。今回は風邪薬について、エボークトセット調査を実施しました。
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式でエボークトセット調査を実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、市販の風邪薬を利用している人
有効回答数:1000名
調査実施日:2021年4月29日(木)~2021年4月30日(金)
回収構成 :事前調査で市販の風邪薬を利用している人の中で、性年代ごとの回答割合を加味した上で回収割付(一部男性20代を30代で補填)
■ランキング
青グラフ:それぞれのブランドにおける回答総数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計
黄グラフ:それぞれのブランドが第一想起された回答数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計
■ブランドファネル
■散布図
知名集合では「パブロン」「ルル」が僅差となっておりますが、想起集合においては「パブロン」が「ルル」に差をつけて1位という結果になりました。
散布図では「パブロン」と同ブランドの「パブロンゴールド」が推奨率においてトップとなりました。一方「ルル」に注目すると、想起率は高いものの推奨率は平均値を下回っています。
風邪薬の第一想起したブランドについて想起した理由を取得し、ユーザーローカルのテキストマイニングツールで分析したスコア順の結果を表示しています。
※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析
「パブロン」の想起理由(n=351)
「ルル」の想起理由(n=24)
「葛根湯」の想起理由(n=17)
「パブロン」「ルル」共に「使い慣れる」が多くみられました。他にも「効き目」「常備薬」など共通するワードが散見され、2ブランドの効用に対する生活者の評価に大きな差はないと考えられます。
「葛根湯」は「漢方薬」の出現が最も高く、漢方薬というジャンルにおいては高い評価を獲得していることが伺えます。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
エボークトセット調査:https://neo-m.jp/research-service/evoked_survey/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
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