市場調査レポート

全国の20歳~79歳の男女1000人に聞いた「せんべいに関するエボークトセット調査」|市場調査レポート

作成者: 株式会社ネオマーケティング|2021/07/28 6:02:00

せんべいのブランド、第一想起は「亀田」

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、ブランド・カテゴライゼーションに基づき、生活者が無意識に「想起集合(Evoked Set)」に注目し、Evoked Set 共同研究プロジェクトを行なっております。今回は「せんべい」をテーマにしたエボークトセット調査を実施いたしました。

 

<調査背景>
生活者は様々なブランドを知らず知らずのうちに分類し、頭の中で類型化しています。マーケティングでは、それをブランド・カテゴライゼーションという枠組みで整理しています。ネオマーケティングは、その分類の 1 つである「想起集合(Evoked Set)」に注目し、様々なジャンルでブランド・カテゴライゼーションに基づくブランド調査を「エボークトセット調査」というスキームで実施しています。今回はせんべいについて、エボークトセット調査を実施しました。

<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式でエボークトセット調査を実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、せんべいを自分で購入して、2週に1回以上食べる人
有効回答数:1000名
調査実施日:2021年6月19日(土)~2021年6月20日(日)
回収構成 :事前調査でせんべいを自分で購入して、2週に1回以上食べる人の中で、性年代ごとの回答割合を加味した上で回収割付

調査データのダウンロードはこちら

「せんべい」カテゴリーにおけるエボークトセット調査結果

 

■ランキング
青グラフ:それぞれのブランドにおける回答総数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計。
黄グラフ:それぞれのブランドが第一想起された回答数を表示。知名集合・想起集合・推奨集合、それぞれにおいて集計。

 

 

 

 

■ブランドファネル

 



■散布図

 

「知名/想起/推奨集合」のいずれのグラフも「亀田」(亀田製菓社)がトップ、次点で「三幸製菓」「柿の種」という結果になりました。また、亀田製菓社は自社商品である「ハッピーターン」もランクインしています。
散布図に注目すると、「亀田」の想起率が非常に高いです。一方「もち吉」は、想起率は低いものの、推奨率は上位にあります。このことから、もち吉購入者の大半から支持を得ていることが伺えます。

せんべいの第一想起したブランドについて想起した理由を取得し、ユーザーローカルのテキストマイニングツールで分析したスコア順の結果を表示しています。
※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析


 

■「亀田」の想起理由(n=308)

 

 

■「三幸製菓」の想起理由(n=84)

 

■「柿の種」の想起理由(n=63)

 

「亀田」では「慣れ親しむ」「コマーシャル」「定番」というワードの出現がみられました。
数々のメーカーが販売している「柿の種」では「小分け」「小袋」などから、小分けされている商品を比較的好む人が多いことが考えられます。

「亀田」「三幸製菓」想起集合における第一想起者の属性比較

 

以下のグラフはエボークトセット調査のデータを基に「亀田」「三幸製菓」それぞれの想起集合において第一想起率(購入する商品/ブランドとして1番目に挙げた方の割合)を属性別に比較したグラフです。
想起集合だけでなく、知名/推奨集合グラフやテキストマイニングといった、これまでの調査結果を回答者属性別に把握することで、ブランド想起の実態をより詳細に把握することができます。

 

 

 

 

■この調査で使用した調査サービスはコチラ
エボークトセット調査:https://neo-m.jp/research-service/evoked_survey/

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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/

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