市場調査レポート

現代女性のなりたいカラダに関する調査

作成者: 株式会社ネオマーケティング|2020/08/20 4:06:00

現代女性の理想は痩せた体型にあらず!
程よく引き締まった理想の体型に近い芸能人とは?

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は、学生のアカデミックリサーチを積極的に支援しています。今回、立教大学の「eビジネス&マーケティング」(担当:大嶋淳俊先生)を受講した学生と、2020年7月14日(火)~2020年7月15日(水)の2日間、全国の20~59歳の女性を対象に「現代の女性が憧れる体型」をテーマにしたインターネットリサーチを共同で実施いたしました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。

 

調査概要

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施

調査の対象:全国の20~59歳の女性を対象に実施

調査の対象:全国の20~59歳の女性を対象に実施

調査実施日:2020年7月14日(火)~2020年7月15日(水)

調査立案者:立教大学 社会学部 3年次1名

「現代女性のなりたいカラダに関する調査」学生からの感想

◆本企画の参加動機について

参加の動機は、自身が興味を持ったことについて実際に多くの人の意見をお聞きする事ができて、多くの人に発信する事ができる企画内容に魅力を感じた事です。ネオマーケティング様の調査力でアンケートを取ることができれば、女性の本音により近づけるのではないかと思いました。

 

◆結果を見ての所感

コロナ禍で自身のカラダと向き合う機会が多くなった事により、状況に合ったタイムリーな回答結果が得られた印象でした。また、プラスサイズモデルという価値観は日本にも浸透し始めている事がアンケート結果から分かりました。昨今、フィットネスブームが来ていることもあり、カラダに対する価値観が多様な社会になってきたのだなと感じました。

 

◆調査全体、本企画に参加したことに対する感想など

本企画に参加してみて、自分が疑問に思っていた事や興味を持った事を調べることができ、とても有意義な調査が行えたと思います。多くの女性の回答や意見を目にし、自分が思っているよりも考え方が多様であることが分かりました。

 

 

調査データのダウンロードはこちら

Q1. モデル(職業)についてお聞きします。モデルの体型として、プラスサイズモデル(体重超過または肥満のモデル)についてどう思いますか。(単数回答)【n=1000】



モデルの体型として、プラスサイズモデル(体重超過または肥満のモデル)をどう思うかについてお聞きしました。全体では「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方が49.5%でした。年代別に見ると、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方の中で20代が56.4%と最も多く、30代が49.6%、40代が45.6%、さらに50代が46.4%となりました。

【学生コメント】
プラスサイズモデルに好印象を抱く方が多いことに意外な印象を受けました。近年、アメリカ国内でプラスサイズモデルが活躍し始めている事に影響を受けているのではないかと思います。


Q2. 昔のモデルさんのように肉のついていない、痩せた細いカラダをどう思いますか。(単数回答)【n=1000】



続いて、昔のモデルさんのように肉のついていない、痩せた細いカラダをどう思うかについてお聞きしました。全体では「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方が29.3%でした。年代別に見ると、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方の中で20代が36.8%と最も多く、30代が29.2%、40代が26.8%、さらに50代が24.4%で、年代が上がるにつれて減少しました。前問の「プラスサイズモデル」と比較してみると、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方は全体で20.2ポイント減少しました。

【学生コメント】
年代によって、肉のついていないカラダへの印象が異なっていて、興味深いと思いました。年代が高い方ほど、痩せた細いカラダをいいと思う方の割合が低いことがわかりました。その理由の1つには、年代が上がるにつれ健康志向になる事が挙げられるのかなと思います。


Q3. 筋肉の鍛えられた女性をどう思いますか。(単数回答)【n=1000】



筋肉の鍛えられた女性をどう思うかについて、お聞きしました。全体では「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方が65.6%でした。年代別に見ると、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方の中で20代が73.6%と最も多く、30代が66.8%、40代が62.0%、さらに50代が60.0%で、前問同様年代が上がるにつれて減少しました。前問までの「プラスサイズモデル」「痩せた細いカラダ」と比較してみると、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した方は全体で増加しており、健康的な体型が好まれる傾向にあるようです。

【学生コメント】
最近のフィットネスブームの影響なのか、筋肉の鍛えられたカラダをいいと思う女性が多く、個人的に嬉しく思います。


Q4. あなたが理想とするカラダに最も近いものを選んでください。(単数回答)【n=1000】



自分が理想とするカラダについてお聞きしました。全体では「ほどよく鍛えられた引き締まったカラダ」が73.8%と最も多く、次いで「痩せた細いカラダ」が14.4%、さらに「ぽっちゃりとしたカラダ(BMI25程度)」が6.0%でした。1位の「ほどよく鍛えられた引き締まったカラダ」と2位の「痩せた細いカラダ」では59.4ポイントという大きな差が出る結果となりました。年代別に見ると、順位の変動は見られないものの、「ほどよく鍛えられた引き締まったカラダ」は年代が上がるにつれて増加しており、「痩せた細いカラダ」は年代が上がるにつれて減少しています。年代が上がるにつれてより健康的な体型を理想としており、年代が下がるにつれてより細い体型を理想としていると考えられます。

【学生コメント】
昔はほっそりとしたカラダが女性の憧れであったように思いますが、やはり最近になって鍛えられて引き締まったカラダへの憧れを抱く女性が増えているのだなと感じました。私の近所のジムでも、20代女性よりも40代や50代女性が多いため、調査結果にも納得しました。また、ぽっちゃりとしたカラダにも憧れを持つ女性がいるのは意外でした。


Q5. あなたの周りの女性(同僚・友人・知人など)が思う理想のカラダはどのようなカラダだと思いますか。(単数回答)【n=1000】



続いて、自分の周りの女性(同僚・友人・知人など)理想とするカラダについてお聞きしました。全体では「ほどよく鍛えられた引き締まったカラダ」が56.2%と最も多く、次いで「痩せた細いカラダ」が29.5%、さらに「ぽっちゃりとしたカラダ(BMI25程度)」が6.7%でした。前問の自分の思う理想のカラダと比較すると、1位の「ほどよく鍛えられた引き締まったカラダ」と2位の「痩せた細いカラダ」の差は26.7ポイントで、差が縮まりました。年代別に見ると、前問同様順位の変動は見られないものの、「ほどよく鍛えられた引き締まったカラダ」は年代が上がるにつれて増加しており、「痩せた細いカラダ」は若い年代のほうが好まれる傾向にありました。「痩せた細いカラダ」について20代では41.2%となっており、前問の2倍近い割合となりました。50代では18.4%という割合であったため、20代と50代では22.8ポイントの大きな差がありました。
自身が思う理想のカラダと、周りの女性が思う理想のカラダには、乖離があると考えている方が一定数いるようです。

【学生コメント】
私は20代なのですが、私の周りには痩せたほっそりとしたカラダに憧れをもつ友人が多く、アンケート結果と類似していると思いました。一方で、アンケート結果を見ると、引き締まったカラダに憧れをもつ方も周りに意外にも多くいるのだなという印象でした。


Q6. あなたは理想のカラダに近づくためにどんなことをしていますか。(複数回答)【n=1000】



自分が理想のカラダに近づくためにしていることについてお聞きしました。全体では「食事のバランスを整える」が37.1%と最も多く、次いで「筋トレ」が28.5%、さらに「食事制限」が23.6%でした。既婚・未婚で見ると、順位の変動は見られないものの、「食事のバランスを整える」は既婚者が42.9%、未婚者が30.7%となっており、既婚者のほうが未婚者よりも12.3ポイント多い結果となりました。配偶者や子供の食事のバランスも考えるため、既婚者のほうが食事での栄養のコントロールをしている方が多いのかもしれません。

【学生コメント】
アンケートを取る前は、理想のカラダに近づく手段として食事制限を行っている方が多いだろうと思っていたため、食事バランスを気にされている方が多くて意外でした。2番目に多かった筋トレについて、私自身、有酸素運動よりも筋トレの方が自宅で行ないやすいため、筋トレを重点的に行なっています。ステイホーム中、家の中で実施しやすい筋トレをしている方が少し多いのかもしれません。


Q7. あなたの周りの女性(同僚・友人・知人など)は理想のカラダのためにどのようなことをしていますか。(複数回答)【n=1000】



続いて、自分の周りの女性(同僚・友人・知人など)が理想のカラダのためにしていることについてお聞きしました。全体では「食事制限」が25.7%と最も多く、次いで「食事のバランスを整える」が23.2%、さらに「筋トレ」が18.4%でした。前問の「自分が理想のカラダに近づくためにしていること」と比較すると、前問で3位だった「食事制限」が1位となっています。一緒に食事をした際などに分かりやすいことから、他の項目と比べると把握しやすいのではないかと予想できます。
また、既婚・未婚で見ると、既婚者、未婚者ともに最も多かったのは「食事制限」で既婚者が24.4%、未婚者が27.1%となり、既婚者のほうが2.7ポイント分、やや多い結果となりました。

【学生コメント】
周りの女性がしていることの予想は食事制限が多いようです。私の友人にも聞いてみたところ、食事制限ばかりしているのかと思いきや、この調査結果のように筋トレもたまにしているとのことでした。もしかしたら見えないところで頑張っている友人や同僚、知人がいるかもしれませんね。


Q8. あなたが思う理想の女性のカラダに近い芸能人は誰ですか。(自由回答)【n=1000】



理想の女性のカラダに近い芸能人について、お聞きしました。自由回答を集計し、全体と年代別の1位~10位までを表にしております。
全体では1位が「中村アン」さんで66票、2位が「菜々緒」さんで60票、3位が「米倉涼子」さんで35票、4位が「深田恭子」さんで29票、5位が「ローラ」さん、「綾瀬はるか」さん、「長澤まさみ」さんで27票でした。1位の「中村アン」さんと2位の「菜々緒」さんはどの年代でも上位にランクインする結果となりました。また、3位の「米倉涼子」さんが40~50代の方々に人気がある一方、5位の「ローラ」さんは20~30代の若い年代に人気があるようです。8位の「田中みな実」さんは特に20代に人気があるようです。
全体的に見ると、トレーニングなどによって引き締められた体型で、足が長く身長が高いスタイルの良い印象の方が多く好まれていると考えられます。

【学生コメント】
中村アンさんは引き締まったカラダ代表の女性ですね。どの年代でも3位以内にランクインされています。私の憧れも中村アンさんです。菜々緒さんも、年代問わずランクインしているため、引き締まったカラダに憧れる女性が多いのだなという印象を受けました。


Q9. 男性にとっての女性の理想の体型(ガリガリではなく太っていない体型)とあなたが思う女性の理想の体型は違うと思いますか。(単数回答)【n=1000】



男性にとっての女性の理想の体型(ガリガリではなく太っていない体型)とあなたが思う女性の理想の体型は違うと思うか、お聞きしました。「違うと思う」「やや違うと思う」と回答した方は53.0%でした。半数以上の女性が、男性が思う女性の理想の体型は、女性が思っている体型と違うと思っているようです。

【学生コメント】
男性が理想に思う女性の体型と、自分が思う理想の女性の体型が違うことを認識していても、自分の理想を変えないという事は、自分の為に生きるという女性の意思が伺えます。時代の流れなのかもしれません。


Q10. 以下のそれぞれの項目について、あなたご自身に当てはまるものをお答えください。(単数回答)【n=1000】



自分と他人での体型への考えと、他人の体型を気にするか、自分の体型について他人の目を気にするかについてお聞きしました。「自分が思う女性の理想の体型は、世間的にも理想の体型である」で「とてもそう思う」「そう思う」と回答した方は、46.3%、「男性が思う女性の理想の体型と、女性が思う女性の理想の体型は違っていてもいい」で「とてもそう思う」「そう思う」と回答した方は、63.8%でした。
他人の体型を気にしないかどうかについて「とてもそう思う」「そう思う」の中で最も多かったのは「友人」で52.6%、次いで「家族」で24.0%、「恋人」で17.1%、さらに「配偶者」で16.1%でした。友人と家族の間には28.6ポイントもの差があり、身近な存在だからこそ気にする心理が伺えます。
「自分の体型について他人の目は気にしない」で「とてもそう思う」「そう思う」と回答した方は15.1%で、「配偶者」「恋人」とほぼ同水準で気にしない人が少ないことがわかりました。

【学生コメント】
男性が思う理想の女性の体型と自分が思う理想の女性の体型の違いを気にされる方が少ないことがここでも読み取れます。また、家族や恋人などの特に身近な存在に対しては、体型について健康面でも心配になるのでしょうか、気にする方が多いことがわかりました。


■この調査のその他の質問
・現在の婚姻状況は何か(単数回答)
・あなたの理想の体型に対して、そう思うのはなぜか(自由回答)
・コロナの自粛期間で、理想の体型に近づくために何をしていたか(自由回答)
・あなたの職業は何か
・あなたは現在、同居しているお子様がいるか

 

■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/

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■「ネオマーケティング」
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