最近、データ通信量が「増えた」と7割以上が回答。スマホの通信速度制限の経験者は6割
総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)では、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。今回2016年8月26日(金)~2016年8月29日(月)の4日間、全国の15歳~39歳のスマートフォンユーザー1200名を対象に「スマホのデータ通信量」をテーマにしたインターネットリサーチを実施いたしました。
<調査背景>
スマホゲームやYoutubeなどの動画サービスの流行でスマホのデータ通信量を気にする方も多いのではないでしょうか。そこで今回は全国の15歳~39歳のスマホユーザーを対象に「使用しているサービス、アプリ」や「スマホの通信速度制限の有無」などの「スマホのデータ通信量」に関する調査を行ないました。報道の一資料として、ぜひご活用ください。
<調査概要>
調査の方法:株式会社ネオマーケティングの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の15歳~39歳のスマホユーザーを対象に実施
有効回答数:1200名(10代、20代、30代 男女:各200名)
調査実施日:2016年8月26日(金)~2016年8月29日(月)
「スマホのデータ通信量に関する調査」主な質問と回答
◆最近、スマホのデータ通信量は増えた?
「とても増えた」と答えた人が23.3%。「やや増えた」も合わせると76.6%が増えたと回答。
スマホの使用時間も合計80.2%が増えたと回答。「Youtube」59.0%、「ポケモンGO」26.8%などのデータ
通信量を多く使用するアプリやサービスの使用が要因か。
◆データ通信量を気にしてスマホを使用している?
「とても気にしている」と答えた人が25.8%、「やや気にしている」も合わせると65.1%。
10代の7割以上がデータ通信量を気にしていることが判明。
◆通信速度制限の経験は?
「 通信速度制限の経験がある」と回答した人は62.1%。中でも10代と動画サービス、アプリ利用者は、スマホの通信速度制限の経験が多い傾向。
「仕事中に制限がかかり調べ物が滞った」「動画を視聴する際に何度も動画が止まりイライラ」等の声。
1日あたりのスマホの使用時間をお聞きしたところ、全体で最も多い回答は「1時間~2時間未満」で20.8%が回答する結果となりました。年代別で比較をすると、20代、30代は「1時間~2時間未満」と回答した方が最も多い回答であるの対し、10代の最も多い回答は「6時間以上」20.5%となりました。20代30代と比較し、10代のスマホの使用時間が長いことがわかります。
1日あたりのスマホの使用時間が増えたと思うかとお聞きしたところ、「やや増えた」と回答した方が全体で53.3%となりました。「とても増えた」の26.9%を合計すると、80.2%となり、約8割の方のスマホ使用時間が増えているようです。年代別で比較をすると20代、30代も約8割と高い数値となりましたが、とくに10代に増えたと回答した方が多く、合計86.0%が増えたと回答する結果となっています。
スマホゲームやYoutubeなどデータ通信が必要なサービスやアプリが流行している近年、データ通信量に関してはどのように変化しているのでしょうか。スマホのデータ通信量は増えているかとお聞きしたところ、増えた計が76.6%となりました。約8割のデータ通信量が増加傾向にあることがわかりました。10代の女性は合計84.0%が増えたと回答し他の性年代より多い結果となっています。さらに「とても増えた」の回答も多い結果となっています。
使用しているスマホのサービス、アプリをお聞きしたところ、全体で第1位は「LINE」となり、73.1%が回答しました。次いで「Youtube」59.0%、「ポケモンGO」26.0%となりました。第1位の「LINE」、第2位の「Youtube」は他年代と比較し10代が多く回答しているのに対し、第4位の「facebook」は10代が少なく19.0%となりました。全体的に10代の回答が多く、様々なサービスやアプリを使用していることがわかります。そのためデータ通信量が増加傾向にあるのかもしれません。
スマホの使用時間やデータ通信量が増加傾向にあることが調査から明らかになりましたが、データ通信量をユーザーは気にしているのでしょうか。データ通信量を気にしているかをお聞きしたところ、全体で25.8%の方が、「とても気にしている」、39.3%の方が「やや気にしている」、合計65.1%の方がデータ通信量を気にしていることがわかりました。年代で比較をすると、スマホの使用時間やデータ通信量が増えたと回答した方が多い10代が「とても気にしている」と回答した方が多く33.8%。合計73.5%がデータ通信量を気にしているようです。また、Q4.でYoutube、ニコニコ動画、AbemaTV、Hulu、Netflixのいずれかを利用している方を『動画サービス、アプリ利用者』とし、データ通信量を多く使用する『動画サービス、アプリ利用者』がデータ通信量を気にしているかを見てみました。その結果、72.0%と多くの方がデータ通信量を気にしていることがわかりました。
人に見られて最も気になる体の部分をお聞きしたところ、年代で違いがあることがわかりました。20代~40代の方が他人に見られて最も気になる体の部分は「脚(太もも・ふくらはぎ)」が1位、50代以上は「ウエスト」が1位という結果となりました。
データ通信量を気にしていても、各社規定のデータ通信量の上限を超えた場合、ユーザーに対し通信速度の制限を課しています。データ通信速度制限の経験をお聞きしたところ、62.1%が「経験がある」と回答しました。とくに10代は経験者が多く71.5%にデータ通信速度制限の経験があることがわかります。使用時間も長く、データ通信量が必要なサービスやアプリを使用する10代にとって、データ通信速度制限はイライラするものなのではないでしょうか。また、前問と同じく『動画サービス、アプリ利用者』を見てみると、スマホのデータ通信速度制限の経験が69.3%と高い数値となりました。
速度制限経験者に対し、その際のイライラ度をお聞きしました。最も多い回答は「とてもイライラした」となり半数以上の52.9%が回答しています。また、「ややイライラした」37.3%を合計すると、合計90.2%の方がイライラしたと回答しています。年代で比較をしても、10代89.5%、20代91.6%、30代89.6%と大きな差はなく、全ての年代で速度制限に対しイライラしていることがわかりました。
・仕事中に制限がかかり調べ物が滞った。(26歳男性)
・Youtube等で動画を視聴する際に何度も動画が止まりイライラした。(16歳男性)
・制限がかかると、休憩中にスマホを見て時間を潰せなくなることが悲しい。(30歳女性)
・出かけるために駅の時刻表を調べたいのに、制限がかかっていたので中々表示されなかった。そのせいで電車を逃してイライラした。(35歳男性)
・動画の読み込みなど趣味に関しての制限ならいいが、メールの読み込みが遅くなってしまうと大事な連絡が来ていたら、と思うと落ち着かない。(21歳女性)
・Twitterが読み込めず、プロフィールを見るだけでも30秒ほどかかった。新しいツイートも読み込めず非常にイライラした。(17歳男性)
・動画再生中に速度制限が来て、動画がいいところで見られなくなった!!(19歳男性)
実際に速度制限になった際にイライラしたシーンやエピソードをお聞きしました。動画や画像が読み込めない、外出中に調べものができないなどの「あるある」というイライラエピソードが性別、年代関係なく多く集まっています。
速度制限の経験がある方に対し、速度制限になった際にどのように対処しているかをお聞きしました。最も多い回答は「Wi-Fiを使用する」となり73.8%が回答しています。次いで「通信量をこまめにチェックする」29.9%、「スマホの利用を控える」27.1%となりました。「特に何もしていない」と回答したのはわずか9.4%のみで、年代で比較すると30代が12.7%で他年代より高い結果となっています。しかし、全年代で約9割の方が速度制限になった際には何かしらの対応をしていることがわかります。
■この調査で使用した調査サービスはコチラ
ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/
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<例>「生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果によると……」
■「ネオマーケティング」
URL:https://neo-m.jp/
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