「なんとなくマーケティング職に興味はあるけれど、実際どんな仕事なのかよく分からない」
「新卒、未経験からでも本当に目指せるの?」
こうした疑問を持つ就活生の方は多いのではないでしょうか。
マーケティング職は毎年人気の高い職種ですが、“なんとなくの理解”のまま選考に臨んでも、評価されにくい職種でもあります。なぜなら、マーケティングの仕事は売上や業績に直接影響を与える要素となっており、経験者や限られた人数で行っている企業も多いためです。
今回は、マーケティング職を目指す新卒の就活生に向けて、マーケティング職の採用市場の実際や、内定獲得のポイント、具体的な就活ルートについて解説します。就職活動の参考にしてください。
マーケティングとは?営業との違い
マネジメントの父と呼ばれるピーター・ドラッカーは、マーケティングの目標を「セリング(売り込み)を不要にすることだ」と述べています。
そこから、マーケティングとは商品やサービスが「売れる仕組みをつくること」だといわれるようになりました。
では、営業(セリング)とマーケティングは何が違うのでしょうか。
営業は目の前の顧客に直接働きかけ、売り込む活動であるのに対し、マーケティングは顧客が自然と「欲しい」と感じる状態を、調査や広告、SNSなど幅広い活動を通じてつくり出す仕事です。
「この商品いかがですか」と提案するのが営業、「SNSで話題だから気になる」という心理をつくるのがマーケティングとイメージすると分かりやすいでしょう。

どちらが上・下ということではなく、マーケティングが「売れる仕組み」をつくり、営業が「最後の意思決定」を後押しする、役割分担の関係にあります。
そのため、どちらも会社として重要な役割を担っており、連携がとても大切になります。
マーケティング職の仕事内容
マーケティング職とはどういった仕事を行っているのでしょうか。
売れる仕組みをつくるために、マーケティング職は「誰に」「何を(どんな価値を)」「どのように」届けるかを考えながら、市場や顧客の分析、商品・サービスの企画、広告やプロモーションの設計、データを見ながらの改善などに取り組みます。

広告や芸能人のイメージから華やかな仕事と思われがちですが、実際は「仮説→実行→検証→改善」を地道に繰り返す仕事です。アイデアやセンスだけでなく、「なぜその施策がうまくいくのか」を論理的に説明できる力や、データを読み解く力が求められます。
自社商品/サービスを買ってもらうための仕組みづくりであるため、企業が利益を上げていく上で重要な役割を担っているため、データに基づいた戦略が必要になるのです。
新卒でマーケティング職に就くのが難しいと言われる理由
マーケティング職は人気が高い一方で、マーケティング職に就くのが難しいと言われる理由として、主に以下の4つが挙げられます。

✓ 新卒はマーケティング職限定の求人自体が少ない
多くの企業では、新卒採用を「総合職」としてまとめて行い、配属先は入社後に決まるケースが一般的です。
マーケティング部門は営業部門などに比べて人数が少ない企業も多く、そもそも新卒の時点で「マーケティング職」としてポジションを限定した求人自体が限られています。
✓ 即戦力が求められやすい
自社商品・サービスのマーケティング担当は、戦略や意思決定が売上に直結する責任重大なポジションです。
そのため、自社の強みや市場を深く理解した社内人材や、他社での実務経験がある中途人材が優先されやすく、新卒がいきなり配属されるケースは多くありません。
✓ 専門知識やスキルの評価が難しい
マーケティングは、市場調査やデータ分析、SEOやWeb広告運用など専門的な知識・スキルが求められる仕事です。
面接だけでポテンシャルを正確に評価するのが難しく、企業側も採用に慎重になりがちです。
✓ 志望者が多く、倍率が高い
人気職種であるため、限られた求人枠に対して多くの学生の応募が集中します。
特にマーケティングに定評のある大手企業や有名ブランドほど採用人数が少なく、倍率も高くなる傾向があります。
選考を通過する人、そうでない人の特徴
それでも一部では新卒採用のタイミングでマーケティング職を採用している企業もあります。
限られた枠の中で採用を勝ち取るために、選考を通過する人とそうでない人の特徴をご紹介します。
選考を通過する人の特徴
内定を獲得する学生には共通点があり、以下などが共通として挙がります。

✓ 「なぜ」を言語化する癖がある
好きな商品やサービスについて「なぜ売れているのか」「どんな工夫があるのか」を自分なりに分析し、仮説として言葉にできる人は、面接官から高く評価される傾向があります。
単に「好き」で終わらせず、ターゲット層や訴求ポイント、他社との違いまで踏み込んで説明できると、思考の解像度の高さが伝わり、入社後の再現性も期待されやすくなります。
✓ 数字や論理で説明できる
アルバイトやサークル活動などの経験も、「どんな課題があり、何をして、どんな成果につながったか」を数字を交えて説明できると説得力が増します。
「頑張りました」で終わらせず「具体的にこういった施策を行い、参加率を20%改善した」のように定量的に語れる学生は、マーケティングに不可欠な論理的思考力とデータを見る姿勢を持っていると判断され、評価が高まります。
✓ 事前に学習している
知識ゼロの状態よりも、マーケティングの基礎を独学やインターンで学んでいる学生の方が、意欲や成長可能性を高く評価されやすくなります。
フレームワークや基本用語を理解した上で自分の意見を語れると、「入社後も自走して学び続けられる人材」という印象を与えることができます。
選考を通過しない人の特徴
一方で、選考を通過しにくい学生にも共通点があります。

✓ 志望動機が「なんとなく」で止まっている
「なんとなく面白そう」「かっこいいイメージがある」といった曖昧な動機のまま選考に臨んでしまうケースです。
企業側が知りたい「なぜマーケティングなのか」「数ある企業の中でなぜ自社なのか」という問いに答えられず、面接官の印象に残りにくくなります。
✓ 企業研究が浅い
その企業ならではの強みやマーケティング施策への理解が浅く、「どの企業にでも言えそうな志望動機」になってしまうケースです。競合他社との違いを聞かれた際に答えに詰まってしまい、志望度の低さを疑われてしまいます。
マーケティング職に近づく具体的な就職活動ルート
新卒でマーケティング職を目指す場合、主に2つのルートがあります。

一つは、事業会社のマーケティング部門への就職です。
事業会社とは自社で商品やサービスを保有している企業になります。
狭き門ではありますが、長期インターンなどを通じて実務経験を積み、実績をアピールできれば内定の可能性が高まります。
もう一つは、マーケティング支援会社(広告代理店やリサーチ会社、コンサルティング会社など)への就職です。
様々な企業のマーケティングに携われるため新卒でも間口が広く、ポテンシャル採用の求人も多い傾向にあります。
ここで知識と経験を積み、将来的に事業会社のマーケティング部門へキャリアアップするというルートも一般的です。
「なんとなく」で終わらせず、長期インターンや学生団体での活動、独学での基礎学習などを通じて、早いうちからマーケティングに触れておくことが、選考突破への近道と言えるでしょう。
マーケティング職を目指す方におすすめ就活エージェント4選
新卒からマーケティング職に挑戦する場合、正しい理解をしたうえで適切な対策をしていく必要があります。
そのため、自身で進める就職活動と並行して、一緒に伴走してくれる就活エージェントもうまく活用しながら進めていくことをおすすめします。
①entrys navi(エントリーズナビ)

entrys navi(エントリーズナビ)は、株式会社ネオパートナーズが運営する就活エージェントです。
広告・PR・IT(インターネット系サービスやSaaSなど)分野を中心に、就活生と企業をつなぐサービスとして2026年にスタートしました。
リサーチやマーケティング支援の分野で実績を持つ株式会社ネオマーケティングを親会社として持ち、親会社でマーケティング・コンサルタントとして従事していたメンバーがアドバイザーとして在籍しています。
その分、具体的な業務内容をリアルにお伝えすることが可能であり、キャリアパスを含めて就活の伴走が可能です。
また、どの業界・業種に就いたとしても必要とされるマーケティング思考を無料で学びながら就職活動ができるため、マーケティング領域で就職を目指している方にもおすすめのサービスになります。
運営会社:株式会社ネオパートナーズ
URL:https://en-trys.com/
対象地域:首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)
対象年齢:20代中心
②シンアド就活

シンアド就活は、株式会社イングリウッドが運営する、広告・IT/Web業界に特化した新卒向け就活支援サービスです。
創業以来15年以上にわたり広告・IT業界への採用支援を行っており、業界出身のアドバイザーが業界研究から選考対策までマンツーマンでサポートします。
シンアド就活限定のインターンや合同説明会も多数開催しており、電通グループや博報堂グループなど大手広告代理店から成長中のIT・ベンチャー企業まで、業界を絞って効率よく就活を進めたい学生におすすめです。
運営会社:株式会社イングリウッド
URL:https://syn-ad.com/
対象地域:明記なし(面談はオンライン対応可)
対象年齢:新卒(該当年度の就活生が中心)
③キャリアパーク就活エージェント

キャリアパーク就職エージェントはポート株式会社が運営する、新卒・既卒/第二新卒向けの就職エージェントです。
IT・広告・人材・コンサルなど幅広い業界の求人を扱いながら、専属アドバイザーが平均5回以上の面談を通じて自己分析・ES添削・面接対策を徹底サポートします。
特に広告業界志望者向けには大手代理店内定者のES回答集など選考対策コンテンツが充実しており、学歴に自信がない学生でも安心して相談できるのも特徴です。
運営会社:ポート株式会社
URL:https://careerpark-agent.jp/
対象地域:全国(オンライン面談対応可)
対象年齢:新卒/既卒・第二新卒(20代中心)
④Goodfind

Goodfindはスローガン株式会社が運営する、成長意欲の高い学生向けのキャリア支援プラットフォームです。
マーケティングやコンサル、広告など新産業領域で活躍する成長企業・ベンチャー企業とのマッチングに強みを持ち、業界出身の専任講師によるスキルアップセミナーや起業家・経営者が登壇するキャリアイベントを定期開催しています。
マーケティング職を軸にしながら、事業成長に深く携われる環境を探したい学生に向いているサービスです。
運営会社:スローガン株式会社
URL:https://www.goodfind.jp/
対象地域:明記なし(全国対応、オンラインイベントあり)
対象年齢:新卒(大学生・大学院生)
まとめ
今回は、新卒でマーケティング職を目指す方に向けて、仕事内容や採用の難易度、内定を獲得するためのポイントを紹介しました。
マーケティング職は専門性が求められる分、“なんとなく”の志望動機では評価されにくい職種です。
しかし、正しい理解と準備があれば、新卒からでも十分にチャンスがあります。
自分に合ったマーケティング職の探し方や、業界研究の進め方に悩んだ場合は、就活エージェントに相談するのも一つの方法です。
当社はマーケティングコンサルタントを経験したアドバイザーが在籍しており、具体的な業務内容やキャリアパスなどのサポートも可能です。
また、広告・PR・IT業界のマーケティング職に強く、グループ会社にマーケティング支援会社を持つからこそ、解像度高くキャリアをサポートすることができます。
正しい理解をもって、自分らしいキャリアを歩んでいけるよう、