コンサルティングファームへの転職を考えているものの、
「どの転職エージェントを利用すればいいのかわからない」と悩んでいませんか?
コンサル業界は、戦略系、総合系、IT系、財務系などさまざまな分野があり、求められる経験やスキルも企業によって異なります。
また、コンサル業界への転職では、一般的な転職面接とは異なり、ケース面接やフェルミ推定などが選考に組み込まれることもあります。
そのため、コンサルティングファームへの転職を目指すのであれば、コンサル業界に詳しい転職エージェントを利用し、求人紹介だけでなく選考対策までサポートしてもらうのがおすすめです。
この記事では、コンサルタントへの転職を検討している方に向けて、転職エージェントの選び方や、コンサル業界の種類、代表的なコンサルティングファームなどをまとめて紹介します。
コンサル業界への転職はスカウト系サービスとエージェントを併用するのがおすすめ
コンサルティングファームへの転職活動では、1社の転職エージェントだけに絞るよりも、コンサル業界に強い専門エージェントと、大手の総合型転職エージェントを組み合わせて利用する方法がおすすめです。
それぞれ得意としている求人やサポート内容が異なるためです。

例えば、コンサル業界未経験の20代や第二新卒の場合は、コンサルティングファームの選考に向けた準備が重要になります。
特にケース面接やフェルミ推定は、一般的な転職面接とは少し性質が異なります。
「これまでの仕事で何を経験しましたか?」と聞かれて答えるだけではなく、限られた時間の中で課題を整理し、自分なりの考えを組み立てて説明する必要があります。
初めて受ける場合、何をどう練習すればいいのかわからないことも珍しくありません。
そのため、未経験からコンサル業界を目指すのであれば、求人を紹介してもらうだけではなく、ケース面接や面接全般の対策まで相談できるエージェントを選ぶと安心です。
一方、30代以降でマネジメント経験がある方や、年収アップを含めてハイクラス転職を目指している方は、ハイクラス向けの転職エージェントやスカウト型サービスを併用する方法もあります。
スカウト型サービスでは、自分から求人を探すだけでなく、これまでの経験やスキルを見た企業・ヘッドハンターから声がかかる可能性があります。
コンサルティングファームだけでなく、事業会社の経営企画やDX、M&A、事業開発など、これまでの経験を活かせる求人が見つかることもあります。
なぜ複数のサービスを利用するの?
転職エージェントによって、保有している求人や得意としている領域は異なります。
あるエージェントでは紹介されなかった求人が、別のエージェントでは紹介されるということもあります。

特にコンサル業界は、同じ「コンサルタント」という職種でも、企業によって仕事内容や採用ポジションが大きく異なります。
そのため、
・コンサル業界に特化したエージェント
・大手総合型の転職エージェント
・ハイクラス・スカウト型サービス
などを目的に応じて使い分けると、転職先の選択肢を広げやすくなります。
ただし、登録するサービスを増やしすぎると、面談や連絡の管理が大変になります。
まずは2~3社程度に登録して、担当者や求人の質を比較してみるのもよいでしょう。
第二新卒などコンサル業界未経験者はケース面接対策が重要
「コンサルティングファームは経験者しか転職できない」と考えている人もいるかもしれません。
実際には、未経験からコンサル業界を目指すことも可能です。
ただし、未経験者の場合は、これまでの経験やポテンシャルだけでなく、コンサルタントとして必要な論理的思考力や課題解決力などを選考で確認されることがあります。
その代表的なものがケース面接です。

ケース面接では、企業が抱えているような課題をテーマにして、短い時間で原因を考えたり、解決策を提案したりします。
例えば、
・ある商品の売上が短期間で半分になった。原因として何が考えられるか?
・コンビニの特定商品の売上を伸ばすにはどうすればいいか?
・ドライブレコーダーの市場規模を推定してください。
といった問題が出されることがあります。
もちろん、実際の面接では条件が追加されたり、面接官から質問を受けながら考えを深掘りされたりするため、単純に答えを覚えておけばいいというものではありません。
大切なのは、問題を整理し、仮説を立て、その理由をわかりやすく説明することです。
ケース面接は事前に練習しておこう
ケース面接は、初めて経験する人がいきなり本番で対応するのは難しい選考です。
特に第二新卒や業界未経験者の場合、「普通の面接だと思って受けたら、まったく違う質問をされて何も答えられなかった」ということにならないよう、事前に練習しておくことをおすすめします。

転職エージェントによっては、過去の選考傾向を踏まえた面接対策やケース面接の練習を受けられる場合があります。
コンサル業界を初めて受ける方は、こうしたサポートの有無もエージェント選びのポイントにするとよいでしょう。
なお、選考回数やケース面接の有無、難易度はファームやポジションによって異なります。
「戦略系だから必ず何回もケース面接がある」「総合系だからケース面接はない」と一括りにはできません。
応募する企業ごとに、最新の選考内容を確認することが大切です。
IT・戦略・ファイナンスだけじゃない!コンサル業界の種類
「コンサルタント」と聞くと、戦略コンサルやITコンサルを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、実際のコンサル業界はかなり幅広く、企業によって支援する領域も仕事内容も異なります。
代表的なジャンルとしては、次のようなものがあります。
・総合系コンサルティング
・戦略系コンサルティング
・IT系コンサルティング
・シンクタンク系コンサルティング
・医療・ヘルスケア系コンサルティング
・組織人事・チェンジマネジメント系コンサルティング
・財務アドバイザリー系コンサルティング
・国内独立系コンサルティング
・業務・業界特化型コンサルティング
・監査法人系コンサルティング
・企業再生・事業再生系コンサルティング
同じコンサルタントでも、戦略立案を中心に行う人もいれば、ITシステムの導入や業務改善、M&A、組織改革などを専門にする人もいます。
そのため、「コンサルタントになりたい」というだけでなく、どのような課題を解決する仕事がしたいのかまで考えておくと、転職先を探しやすくなります。
また、これまでの経験によって相性の良い領域も変わってきます。

例えば、ITエンジニアとしての経験があるならITコンサル、人事経験があるなら組織・人事系、金融業界での経験があるなら金融・財務領域など、これまでのキャリアを活かせる可能性があります。
自分だけで求人を探すよりも、転職エージェントにこれまでの経験を伝え、どの領域が合っているのか相談してみるのもよいでしょう。
コンサルティングファームの大手・人気企業
ここでは、コンサル業界への転職を考える際に名前が挙がりやすい代表的な企業を紹介します。
戦略系コンサルティング
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・ボストン コンサルティング グループ
・ベイン・アンド・カンパニー
・A.T. カーニー
総合系コンサルティング
・デロイト トーマツ コンサルティング
・アクセンチュア
・PwCコンサルティング
・アビームコンサルティング
IT系コンサルティング
・ガートナージャパン
・フューチャー
・ウルシステムズ
シンクタンク系
・NTTデータ経営研究所
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング
・野村総合研究所
・日本総合研究所
国内独立系コンサルティング
・船井総合研究所
・タナベコンサルティング
・リブ・コンサルティング
監査法人系
・有限責任監査法人トーマツ
・PwC Japan有限責任監査法人
・EY新日本有限責任監査法人
・有限責任あずさ監査法人
上記はあくまで代表的な企業の一例です。
コンサルティングファームは非常に数が多く、同じカテゴリーでも仕事内容や企業文化、待遇、働き方などには違いがあります。
また、採用状況や募集ポジションは時期によって変わります。
気になる企業があれば、各社の採用情報や転職エージェントから最新の求人情報を確認しましょう。
転職エージェントとは?
そもそも「転職エージェントって何をしてくれるの?」という方もいるでしょう。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーなどが転職活動をサポートしてくれるサービスです。

登録後にこれまでの経験や希望条件などを伝えると、条件に合った求人を紹介してもらえます。
一般的には、
・キャリア相談
・求人の紹介
・応募書類の添削
・面接対策
・面接日程の調整
・企業との連絡
・年収などの条件交渉
・入社日の調整
など、転職活動のさまざまな場面でサポートを受けられます。
転職エージェントの多くは、求職者側が無料で利用できます。
企業から紹介手数料を受け取るビジネスモデルが一般的なため、求職者が利用料を負担しないケースが多いからです。
コンサル業界への転職では、求人を探してもらうだけでなく、自分のキャリアに合ったファームを一緒に考えてもらえることにもメリットがあります。
「コンサルに行きたいけれど、戦略系と総合系のどちらが合っているかわからない」
「未経験だけど、どのポジションなら応募できる?」
「今の経験を活かして年収アップできる求人はある?」
といった疑問も、担当者に相談してみるとよいでしょう。
転職エージェントは年齢・経験・希望によって使い分けよう
転職エージェントなら、どこに登録しても同じというわけではありません。
これまでの経験や年齢、希望する年収、転職したい業界などによって、相性の良いサービスは変わります。
例えば、コンサル業界未経験の20代であれば、第二新卒や若手のキャリア支援に強いエージェントや、コンサル転職を専門に扱うエージェントが候補になります。
一方、30代以降で専門性やマネジメント経験がある場合は、ハイクラス求人を扱うエージェントやスカウトサービスを利用することで、これまでの経験を活かせる求人に出会える可能性があります。
また、IT、人事、金融、医療など特定の業界経験がある場合は、その経験をコンサルタントとしてどう活かせるのか相談してみるのもおすすめです。
大切なのは、「有名なエージェントだから登録する」のではなく、自分のキャリアと希望に合ったエージェントを選ぶことです。
コンサル転職におすすめの転職エージェント比較
ここからは、コンサルティングファームへの転職を検討している方が候補にしやすいサービスを紹介します。
アクシスコンサルティング

コンサルタントの転職支援に強いエージェントの一つです。
コンサルティングファームへの転職だけでなく、コンサル業界から事業会社への転職など、コンサルタントのキャリアチェンジについても相談しやすい点が特徴です。
「コンサルタントとして転職したい」という人だけでなく、今後のキャリアそのものを相談したい人にも向いています。
コトラ(KOTORA)

金融・コンサル・IT・経営幹部など、専門性の高い求人を扱う転職エージェントです。
コンサルティングファームだけでなく、金融やITなどの専門職も含めてキャリアを考えたい人は、選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。
ムービン・ストラテジック・キャリア

コンサル業界への転職支援に特化したサービスとして知られています。
コンサルティングファームへの転職を第一に考えている人は、候補の一つに入れておきたいエージェントです。
特に、コンサル業界特有の選考対策について相談したい場合は、専門エージェントならではのサポートを確認してみるとよいでしょう。
コンサル転職では「求人の数」だけでなく「選考対策」もチェック
コンサルティングファームへの転職でエージェントを選ぶときは、求人数だけを比較するのではなく、どこまで選考対策をしてくれるのかも確認しましょう。
特に未経験からコンサルタントを目指す場合は、ケース面接などの対策が転職活動のポイントになることがあります。
また、経験者の場合でも、これまでのキャリアをどのポジションで評価してもらえるのか、どの程度の年収を狙えるのかなどは、自分だけでは判断しにくい部分です。
複数のエージェントに相談してみると、紹介される求人やキャリアについてのアドバイスに違いが出ることもあります。
その中から、自分の希望をきちんと理解してくれる担当者を見つけていくとよいでしょう。
まとめ:コンサル業界への転職は自分に合ったエージェント選びが重要
コンサルティングファームへの転職では、一般的な転職活動とは異なる選考が行われることがあります。
特に未経験者の場合は、ケース面接やフェルミ推定などの対策を早めに始めておくと安心です。
また、コンサル業界には戦略系、総合系、IT系、財務系、組織人事系などさまざまなジャンルがあります。
「コンサルタントになりたい」という希望だけで求人を探すのではなく、これまでの経験をどの分野で活かしたいのか、どんな仕事をしたいのかまで考えておくと、転職先を選びやすくなります。
転職エージェントも一社に限定する必要はありません。
コンサル業界に特化したエージェント、大手総合型エージェント、ハイクラス・スカウト型サービスなどを上手に組み合わせながら、自分に合った求人と出会うことが転職成功への近道です。
まずは気になるエージェントに登録して、現在のキャリアでどのようなコンサル求人を狙えるのか相談してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。